レースの指揮者   作:チョコレートパルフェ

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私は理事長ほど二字熟語に詳しくないので理事長のセリフ考えるのに苦労しました


学園長からの提案

「着いたぞ」

 

家を出てから三時間位だろうか車はとあるホテルに到着した。

正直、困惑しているなぜならこのホテルはテレビのCMでよく流れている高級ホテルなのだから。しかし、父さんは気にすることなく入って行きフロントで受け付けを済ませる。

鍵を受け取った後エレベーターに乗り7階にある部屋に入るとそこはスイートクラスの部屋だった。

 

「やっぱり俺は売られるのか、ヒトとしての最後の人生をここで楽しめと」

 

落ち込んだ声で呟くと

 

「いや、違うからな!お前を売ったりしないからな!」

 

咄嗟に否定した父さんは面白かった

 

詳しい理由を聞くとどうやら昔、仕事をやっていた時の父さんの知り合いが経営しているらしい

 

「まぁとりあえず納得しとくよ。それで話って何?」

 

「それなんだが向こうで問題が起きたらしくてな話は明日なった。今日はくつろげばいい」

 

そういう訳で俺は言われた通り全力でくつろいだ。

 

 

次の日のお昼過ぎに話し相手が到着したそうなので一階のロビーに移動する。

そこには白い帽子を被り扇子を持った金髪の少女と緑の帽子を被った保護者らしき女性がいた。何でこんな所に少女が?と思っていたら父さんが二人に向かって挨拶する

 

「秋川理事長そして駿川さんお久しぶりです。春樹この方はウマ娘を育成する機関トレセン学園の理事長の秋川やよい理事長だ」

 

目の前にとある学園の理事長がいるとだけ理解した俺はとりあえず挨拶することにした

 

「はじめまして山岡和樹の息子の山岡春樹です」

 

「邂逅、久しぶりだな和樹マエストロ」

 

えっ理事長そっち!?

 

「今はもう引退した身です指揮者ではありませんよ」

 

指揮者?

少女に見える子が理事長だったり父さんが指揮者と呼ばれていたりさっきから驚くことばっかりだし父さんが駿川と呼んでいた女性はずっとニコニコしてるし困惑してきた。

 

「良かったらどうぞ」

 

机にオレンジジュースが置かれる。前を見るとどうやら駿川さんが頼んでくれたらしい。

 

「ありがとうございます」

 

心を落ち着けるためにありがたくいただく。おかげで少しは落ち着いた

 

「申し訳ない話が盛り上がってな。理事長そろそろ本題に入りましょう」

 

「うむ、そうだな。たづな例の書類を」

 

「はい」

 

先ほどジュースをくれた駿川さんが茶封筒から一枚の紙を取り出すと俺に渡す

そこには『トレーナー募集中!』と書いてあった

 

「春樹、トレセンで働いてみる気はないか?」

 

 

「俺は未成年だよ?それに俺に試験を合格する頭脳がないと思うけど」

 

 

「安心、トレセンではトレーナーになる年齢制限はないぞ」

 

秋川理事長が説明してくれたおかげで年齢問題は解決したけど試験に合格するという問題が解決できていない。どうやって合格するか考えていると俺はとある疑問を抱いた。

 

「父さん一つ質問していいか」

 

「なんだ?」

 

「俺にトレーナーなることを勧めるなら部屋でもできるよね?なのに今ここには学園の理事長と秘書?さんがいるよねって事は俺をどうにかしてトレセンっていう学園に入学させたいんじゃないの?と思ったんだけど」

 

そうなのだ。当たり前のように俺がトレーナーになる前提で話していたが目の前にいる人物は学園でトップであるはずの理事長とその秘書がいるのだ。何か裏があるんじゃないか?そう思ったのだ。

 

父さんは驚いた顔をするとため息をつく

 

 

「気づいてしまったか、仕方ない素直に全て話すとしよう。」

 

要約すると

母親もといクズは俺をなんとしても売るつもりらしい。だから父さんは俺をトレセンに入学させ学園やURAという機関に俺を保護してもらうつもりだったらしい。そしてこの説明をするためにトレセン学園の理事長が足を運んだらしい。

 

「なるほど理解はできた。でもなんで直接言わなかったの?」

 

「貴方のお父様は心配されていたんです。母親に自分が狙われていると知ったらショックを受けるのではないか、パニックにならないかなど」

 

「心配してくれてありがとね、でも大丈夫だよ。逆にあのババ(-д- 三 -д-)母さんが俺に優しくなった方がパニックになるから」

 

「今、ババァって言い欠けなかったか?」

 

「ん?なんのこと?それよりいいんですか?何の知識もない俺を学園に入学させて」

 

「問題ない、和樹マエストロにはこちらもお世話になったからな!これくらいのことは痛くもないむしろ頼ってくれたことにありがたく思う。」

 

「そうですか、これから宜しくお願いします」

 

俺は立ち上がり頭を下げる

 

「うむ、今日はもう遅いので明日の朝に学園に来てもらう。そこで君の役割を説明する予定だ」

 

理事長が説明してくれたがなんだろう物足りない感がある

 

最後に駿川さんからトレセンのパンフレットをもらった。目を通しておいて欲しいとのこと

 

秋川理事長と駿川さんをエントランスで見送った後部屋に戻るとベッドに倒れ込む。膨大な情報を処理し続けたので頭と精神が限界だった。

 

そんな俺を見て父さんは笑う

 

「まぁいきなりあんな出来事が起きたら疲れるよな。俺も久々に理事長に会ったから少し緊張したよ」

 

「とりあえず風呂入ってくるわー」

 

最後の気力を振り絞って俺は風呂に入ったがその後の記憶がない




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