レースの指揮者   作:チョコレートパルフェ

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前回の投稿から期間が大きく離れてしまい申し訳ありません。
失踪する予定はないので気長に待っていただけると嬉しいです。

どうぞお楽しみください




養親となる人物の下に

前回のあらすじ

人身売買から身を守るためにトレセンのトレーナー見習いとして働きながら別人として生きることを勧められた俺は突如養親となる家に訪問することになった。    本当にいきなりすぎない?

 

 

 

中央のトレセンを出発してからしばらく乗っているとタクシーは高級住宅街と思われる場所の中に入った

なぜかこういう場所は緊張するのは俺だけだろうか

 

 

 

そろそろ高級住宅街の雰囲気に慣れてきた頃、タクシーが停車した。

 

「目的地に到着しました。只今中に入る許可を取っておりますので少々お待ちください。」

 

「分かりました。ありがとうございます。」

 

どうやら目的地に到着したらしい

俺は目的地と思われる場所の方を窓から覗いた。そこには

 

「マジか……」

 

広大な敷地にそびえ立つ巨大な館があった。

 

この館を知らない人が見れば違うトレセン学園に来たと言われたら信じるだろう。なにせこの敷地内には本館の他に別館が存在し、さらに芝とダート両方のレース場が当たり前のように完備されており、最新の器具が揃っているトレーニングルームに遊泳用のプール、多種多様な本が置かれている図書室、やたら広いダンスホールそういえば温室もあったな

先ほどまでいた中央のトレセン学園にあるものはこの敷地内にもあると言っても過言ではないくらいなんでも揃っているのだから

 

 

 

(これにまだ他の場所にも別荘があるとか規格外にも程があるよ、流石大富豪の名家だ。それにしても……)

 

 

「本当に大きいよなこの館。何度見ても慣れないよ」

 

俺は父さんに声で意識が戻された

どうやら放心していたらしい

 

 

「父さんは来たことあるの?」

 

 

「あぁ何度か仕事でな。中央トレセンもなかなか広いがこの館も広いぞ!何度迷子になったことか」

 

 

「そんなに広いの?」

 

 

「あぁ気をつけろ。それにしても良かったな春樹」

 

 

「何で良かったの?」

 

 

「この館はな、あの有名な大富豪の名家「お待たせしました。許可が下りたようなので出発いたします。」

 

 

父さんが主の名前を言っていたが運悪く運転手の声と被ってしまい肝心な部分が聞こえなかった。だけど俺は聞き返すことはしなかった。

タクシーは門を通り抜け噴水を横切り館の入り口に向かった

タクシーを降りると俺は自然と背筋を伸ばした

 

 

 

 

 

聞かなくても知ってるよ父さん

だってこの館に来たことあるもん

 

 

 

 

 

***

 

 

 

華美な装飾が施されいる静かな部屋の中

執事は紅茶を入れ主に出すと客人の到着を伝えた

 

 

「皆様がご到着されたそうです。」

 

 

館の主は紅茶を一口飲むと優しく笑う

 

 

「再び会うことは長くなると思っていましたがまさかこんな早く再開できるとは」

 

 

「ドーベル様たちもお喜びになられていましたね」

 

 

「えぇ私も嬉しいかぎりです。あなたはどうですかハル」

 

 




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