仮面ライダーステラ   作:すきぷら

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魅輝は、とある古物商を訪れた。

しかし! そこで妙な品物を二つも押し付けられることに…!

ーーー
すんません、まだ変身しません(汗


第二話 アルコルとミザール

古物商・(店名不詳)

 

「何か」もとい、パッケージに遭遇してからずいぶんと歩いた。

といっても、国境はまたいでいない。

 

一心不乱に歩いていたらある街に到着し、

折角なので宿を探すついでに探索してみようと思い立った。

 

 

 

 

…そして探索の末この店にたどり着いたという訳だ。

並べられている品の風合いから見て古物商だということはかろうじて解る。

 

だが、店名も店主も居ない。

 

値札もない。

 

そのくせして広い。

 

 

明らかに妖しい店である。

何となく身構える魅輝。

 

敵の気配を感じた訳でもなく、この店の妖しさにのみ警戒心が沸いた。

 

 

「物騒だな。最近の若いものは……」

 

彼女の真後ろ、背中から10cmも離れてないような所に男が現れた。

それもかなりでかい。

 

「っ!」

すぐさま飛び退き構え直す魅輝。

其の顔には明らかな動揺が見える。

 

「その殺気、勇気… 素晴らしい。

 この街の若者には無い。たいしたものだ」

 

男は嬉しそうに喋りだす。

 

「何を言ってる…?」

 

「祝福だ。 ようやくこの街にも、勇敢なモノが現れた…

 その祝福だ。 そして、これが祝いの品だ。 とっておけ」

 

余裕の表情で男は上記を言い放ち、魅輝に二つの包みを渡す。

そのなかには、…ベルト? …もう一つは… あの光球と同じ……!

 

魅輝はシリウス・オーブスをリュックから取り出し、男から貰ったものと見比べてみる。

基本的には材質・光量ともに大差ない。 ほんの少しシリウス・オーブスが勝っているようだ。

…よく見ると後者は前者とは違い赤い色をしている。この球にはいくつか色があるということか。

 

「…お前、既に一体倒したのか……!」

 

物思いに耽っている魅輝を、男が現実世界に引き戻す。

先ほどの態度とは打って変わって驚きと歓喜を隠せないようだ。

 

「やはり、私の目に狂いはなかった…… 勇気だけではなく、その身一つでパッケージを倒す力も持っているとは…!

 いやはや、恐れ入った!」

 

魅輝は、ついて行けなかった。

 

「来なさい。 もう少し御祝いさせてくれ」

そう言って、魅輝を別室に招く男。

明らかにテンションがあがっている…

 

「…私、宿探してるんですけど」

「此処を使いたまえ。 ベッドも食事もある。」

「…はぁ……」

 

名称不明の古物商・別室

 

ハイテンション店主(?)に招かれた部屋。

そこもかなり広い だが、明らかに雰囲気が違う。

 

ふっかふかのベッドもあれば着替えもある。

デカいソファもあれば燭台もある。

無論、机も暖炉もあった… ここ中東じゃなかったっけ

 

「…凄い」

 

思わず感嘆の声を漏らす魅輝。

 

「君のような人間がいつ来てもいいように、毎日掃除した甲斐があった…

 ようやくこの部屋の存在意義も証明されるというもの」

 

泣き出さんばかりの勢いで声を震わせる店主。

適当に宥められると、「話したいことがある。」と先ほどのテンションで語り始めた

 

(…この人の話、長いよ……)

 

同じことを何度も言っている為、全文は割愛させていただく。

要点は以下の通り

 

・光球の名前は「ステラオーブス」。魅輝が所持していたものは「シリウス・オーブス」と言われるもの

・魅輝が遭遇した「何か」の正式名称は「オーブス・パッケージ」。 天と地を紡ぐ力を内包した化物

・男の名前はスロウ。

・先ほどの品は「ステラドライバー」と「アンサー・オーブス」。オーブスを使いこなす為の先人の知恵らしい。

・この街は地脈が強力で、パッケージが生まれやすい土地柄らしい。

・其の為か、街自体にぎわってはいるものの、皆パッケージに怯えている。

・この状況を打開すべく、スロウは魅輝のような骨のある若者を探していた。

 

ということだそうだ。

 

 

「…という訳で、しばらく此処に住んでくれないか? 君はこの街の希望の光なのだ」

「………わかりました」

 

 

元々悪人でもない魅輝は、スロウの頼みを一刀両断する訳にも行かず

渋々承諾することにした。

 

 

今この時から彼女の

摩訶不思議な戦いの日々が始まったのである。

 

 

続く

 




如何でしたか? 第2話

本当なら今回変身させるつもりだったのですが
やはりダメでした…(汗

では、次回お会いいたしましょう

Tips!
・ステラオーブス
文字通り、星空のエネルギーが凝縮された球体。魅輝の握りこぶしより少し大きいくらいのサイズで、
揺り動かすと中の粒子がモヤモヤと動く。
しかしあまりに強大なエネルギーを内包しているため、地脈に影響を及ぼし怪物を生み出すこともある。

・地脈
地面の下を流れる不可視のエネルギー。非常に不安定なもので、
地震の原因となったり、噴火、干ばつの原因にもなりうる。先人たちはなんとかこれを制御しようとあらゆる策を講じたが、ことごとく失敗し今に至る。

・オーブスパッケージ
地脈とステラオーブスが反応して誕生した怪物。初期の段階では、地脈からしみだしたエネルギーがステラオーブスを内包し、不安定なエネルギー体として顕現する。しかし時間が経てば立つほど地脈とオーブスのエネルギーが強まり、より強固な身体と自由意志を獲得できるようだ。

・ステラドライバー
先人たちが作り上げたという謎のアイテム。人間側がステラオーブスの力を利用するための手段の一つで、
ベルト型をしている。また、任意の言葉を入力することで秘められた機能を開放できる仕掛けがあり
操作方法を覚えずとも簡単に使用できる安心設計。

・スロウ
古物商の店主。何故かステラオーブスとステラドライバーを所持していた謎の人物で、ドライバーを使いこなせる「骨のある若者」を待ち構えていたという。
非常にハイテンションできさくだが、現時点では謎が多く、注意すべき人物。
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