TS娘と可愛い女の子達   作:レーズンモン

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友達

お昼過ぎ、休日。

今日はバイトが入っていなのでぶらぶらと街を徘徊中...はい、趣味は散歩兼お店冷やかしです。適当に洋服店に入ったり、ゲームセンターで時間を潰す。大学の友達は皆用事があるらしく一人さみしく歩く。

ナンパをかわしながら歩いていると前から既視感のある金髪の女の子が歩いてきた。向こうも俺に気づいたらしく、ポニーテールと立派な胸部装甲を揺らしながら走ってきた。

 

「日比さ~ん!」

 

「マキちゃ~ん!」

 

「「ひしっ」」

 

公共場だが関係なく俺は女の子と抱き合う。では、紹介しよう。この金髪ロングの快活そうな顔立ちにお胸が豊かな子、弦巻マキちゃんだ!ゆかりちゃんと高校の友達で軽音部に入っているらしい今もギターケースを背負っている。

馴れ初めはゆかりちゃんに紹介してもらってそっから意気投合、時々二人で遊んだりゆかりちゃんを入れて三人で遊んだりしてる。

 

「日比さんはまた徘徊ですか?」

 

「間違ってないけどその言い方、老後のおじいさんみたいじゃん」

 

まぁ確かに老人みたいな事してるけどさー、そんなはっきり言われたらちょっと傷つく。せめて散歩って言ってよ...

 

「それで?マキちゃんはギター背負ってるって事は?」

 

「はいその通りです!スタジオ借りて朝からガンガン弾いてきましたよ!」

 

予想通りにギターを弾いていたみたいだ、朝から。マキちゃんはギターの一回聞かしてもらったけどすごかった、ライブとか行ったことないから詳しくはわかんないけどとにかくすごかった。語彙力がない。

 

「じゃあこれから暇?暇ならデートと洒落こまない?」

 

「いいですよ!あ、でも一回家に帰っていいですか?ギター置きに行きたいですしお風呂にも入りたいです」

 

「スンスン...確かにいい匂いがするね」

 

「へ、変態だ...」

 

マキちゃんが自分の体を抱きしめながら一歩一歩ゆっくりと下がってゆく。確かにさっきの俺キモかったな、俺が女じゃなければ通報案件だ、いや女でも仲がよくなければ通報案件かも。ば、挽回しなけば。

 

「ご、ごめん!冗談のつもりだったけど流石に気持ち悪かったね」

 

「あははは!全然気にしてませんよ、私も冗談でオーバーに反応しただけなんで」

 

「も~焦ったよ~嫌われたらどうしようかと」

 

「私たちは友達です!そんなやわな関係じゃないんで大丈夫ですよ!」

 

いや~良かった、こんな可愛い子に嫌われたらどうしようかと。また女の子との距離感ミスったらどうしようかと思ったよ。

 

「じゃあマキちゃん家に行こうか」

 

「はい!」

 

マキちゃん家には何回かお邪魔したことがある。お父さんと二人暮らしらしい、らしいっていうのはお父さんを見たことがないから、忙しい方みたいだ。マキちゃんの部屋は防音室になっていて家で自主練ができる最高の環境だ。

二人で横並びで歩く、俺とマキちゃんの身長は二十センチ差があるから視界の端でチラチラと金髪の髪が見える。ぴょんぴょんとアホ毛が跳ねてるのが可愛い。ほんと周りの子たち可愛い子ばかりだ、てかこの世界顔面偏差値高くない?俺も含めて。

マキちゃんと雑談しながら家に向かう。平和だ、周りを見渡せば子連れにカップル老夫婦。ガヤガヤとうるさくない程度の話し声、上を見上げたら青い空に白い雲。平和だ、すごく心に染みわたる。

 

「日比さん?どうしました?」

 

急に俺が会話を中断したのが不思議に思ったのか俺の顔を覗き込んでくるマキちゃん。

 

「あぁ、ごめん感傷に浸ってたよ」

 

「...一人で抱え込まないでいつでも相談してくださいね?友達なんですから」

 

心配そうな顔でマキちゃんが言う。まったく俺は何しているんだ、年下の子に心配させて...精神年齢合わせると結構いくぞ?俺はだめだな、いつまで引っ張んてんだか。

 

「...ありがとうマキちゃん...てかそれゆかりちゃんにも言われたよ」

 

「ですよねー私がわかるんだからゆかりちゃんにわからないはずがないですよ」

 

「ん?それってどういう」

 

「はいはい鈍感さんには教えてあげませーん」

 

「???」

 

よくわからないがまぁゆかりちゃんとは家が隣同士だしよく一緒に遊ぶから俺の様子は分かりやすいのかも?

マキちゃんと雑談を再開し、家に到着。俺は家に上がらせてもらい居間で待ってマキちゃんはギターを部屋に置いて風呂に入っていった。女の子の風呂は長いので携帯をいじってのんびり待たせてもらおう。女の体になって実感したけど風呂に入ると必然的に長くなる。母親と後輩に徹底的に女のお風呂の入り方というものを叩きこまれた。あの時の恥辱は忘れもしないだろう...

と感傷に浸っていたら風呂のドアが開く音が聞こえてきた。早いな、汗を流しただけかもしれない。

 

「日比さーん髪乾かしてくださーい」

 

脱衣所のドア越しからくぐもったマキちゃんの声が聞こえてきた。

 

「はいはーい」

 

俺は返事をし、脱衣所に向かう。脱衣所のドアを開け、中に入るとドライヤーを持った下着姿のマキちゃんの姿が。紫色のレースのブラとブラウスを着た大人っぱい姿のマキちゃんが目に入る、だが俺は欲情しない。先に魅力的だと感想が出てくる、今世に転生してから性欲が薄いと感じている、何故かはわからない。だが目を惹かれるのは確か特に俺にはない豊かな体の一部が。だが女の子は視線に敏感だ彼女からにも言われたし身をもって体験している。だからあまり見ないようにしている。

 

「はい、ドライヤー貸して後ろ向いて」

 

「はーい」

 

可愛らしい返事とともにドライヤーを手渡し後ろを向くマキちゃん。前に泊まりにきた時にお節介で髪を乾かしてあげたら気持ちよかったらしくお風呂あがった時に俺がいたら頼んでくるようになった。俺も別に苦ではなくむしろサラサラの髪を合法的に触れるので役得である。

 

「では、お嬢様髪を梳かさせていただきます」

 

「うむ、苦しゅうない」

 

お許しをもらったので弱い風力でドライヤーを当てながらもう片方の手で髪を傷つけないようにゆっくりと梳かしてゆく。甘い匂いがし、バレないように髪を鼻に近づけて嗅ぐ。クンクン...なんていい匂いなんだ...っは!いかんいかん、また気持ち悪いことをしてしまっていた。あれもこれもマキちゃんが魅力的なのが悪い!

トリップから戻ってきて再度髪を乾かしてゆく。...マキちゃんにはバレていないようだ、鼻歌を歌いながら頭を小さく揺らしながら目を瞑っている。(鏡に反射してみえる)にしてもほんとサラサラだな~絹のようだ。マキちゃんは金髪だが地毛らしい、まぁゆかりちゃんも薄紫だし後輩も白よりの銀髪だしな、大学の人たちも茶髪多いしこの世界は黒が普通ではないらしい。この日本は統一化よりか自主性が重んじられてる節がある、前の世界よりかいい世界だな俺はそう感じた。

しばらくマキちゃんの髪を満喫しながら乾かし終え、マキちゃんが着替えに部屋に戻って俺は一足先に家を出て待つ。

ぼーっと空をみて待っているとドタドタとせわしない足音が聞こえてきた。そしたらバーン!とポニテのマキちゃんが勢いよく出てきた。

 

「お待たせしました!さぁ、行きましょう!」

 

「そんなに急がなくてよかったのに」

 

「時間がもったいないですから!さぁ!はやくはやく!」

 

元気いっぱいのマキちゃんに手を引かれながら小走りで行く俺。わんぱくな楽しそうなマキちゃんの笑顔に俺も釣られて薄く笑い隣に並んで歩いていく。

 

「ところで、どこに向かってるの?」

 

「あ...なんも考えませんでした...てへへ」

 

頭を掻きながら舌をだしておどけるマキちゃん。美人は何しても可愛い。

 

「まったく...だけど可愛いから許す!」

 

「やったーー!!」

 

軽く飛んで両手をあげるオーバーリアクションなマキちゃんをみて俺もニコニコだ。彼女はムードメーカーの一面もある、これは学校ではモテモテだろうな。

 

「じゃあ、ご飯でも食べに行く?奢るよ」

 

「やったー!奢りだー!ごちになります」

 

「御馳走します、じゃあ行こうか何食べたい?」

 

「えーとですね...マ〇ク行きましょう!テイクアウトしてゆかりちゃんも誘って家で遊びましょう!」

 

「...いいね、デートじゃなくなったけど三人で遊ぶか」

 

「そうですね、ゆかりちゃんも嫉妬しそうなんで」

 

「そう?そんな嫉妬深かったっけ?

 

「そうですよ...日比さん限定で」

 

「ん??」

 

最後声が小さくてよく聞こえなかったがゆかりちゃんって嫉妬深いのか...そんな感じしなかったけど今度から気を付けよう。

 

「じゃあ、マ〇ク行きますか」

 

「レッツゴー!」

 

元気よく出発の掛け声をかけ、二人並んで目的地へ歩いていく。マキちゃんと雑談しながら目的地に着き、無事テイクアウトを完了し、俺たちのアパートへと向かう。事前にゆかりちゃんに連絡してるから俺の部屋にいるだろう。

 

「ただいまー、お母さんいる~?」

 

「お邪魔しまーす、あっどうも日比さんのお母さんこんにちは」

 

「誰がお母さんですかーー!!」

 

激おこぷんぷん丸なゆかりちゃんが走って出迎えに来てくれた。あ、結構怖い顔してる。

 

「ごめんごめん、冗談。はいこれ、マ〇ク一緒に食べよ」

 

「もうっ、冗談はほどほどにしてください!マキさん、雨野さん」

 

「だってーいい反応するからついつい...ね?」

 

「ね?じゃないです。ほら、さっさと入る!」

 

呆れたように溜息を吐いて部屋に入ることを促すゆかりちゃん。確かにいい反応するからついついいじってしまう、マキちゃんがノってくるからさらに助長してしまう。

三人で入るには若干狭い部屋に入り、小っちゃいテーブルを囲んでマ〇クを食べる俺たち。マキちゃんは食べながら喋り、ゆかりちゃんは黙々と食べながら相槌をうち、俺はさっさと食べて話し相手になる。皆違うタイプだ。

一番食べるのが遅いゆかりちゃんが食べ終え、ゆかりちゃんを交えて雑談を再開。今日はなにがあったーとかなにやったーとかこのゲームやりたーいとか平凡で平和な会話。俺はこの時間が好きだ、何気ない日常が一番というのは社会人になったらよくわかるからね。俺もあまり時間が残されてないなー、働きたくなくねえなーと片隅で考えてこの日常を嚙みしめていく。

 

「ゲームしよ!ゲーム」

 

「また急ですね...まぁ賛成ですけど」

 

「おっじゃあやろっか何する?」

 

「そうですねー...」

 

今日もまた平和の日常を紡いでいく、俺と可愛い子たちに囲まれ今日も夜まで遊び尽くしていくのでした。

 

 




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