……困った事になった。
現在私――Dr.ことライム――はロドスアイランドの
管制室にて航路の指示をしていたところ、
航路上にあった天災に巻き込まれ、
テラの大地においてイベリアの…
特にアビサルハンターたちが近づかない方が
良いと口を揃えて行った
〖海〗
にいたのだ。
理論は分からない。
航路の状態。
ロドスの加速度。
天災の移動速度いずれをとっても問題はなかった。
それに炉がオーバーヒートを起こしたとの報告も
なかったし、
パイプラインに対しても必要エネルギーの
供給は果たせていた……
事実として起こってしまったのなら
対処せねばならない。
先ずは周囲の確認から始めよう。
(…ん?...なんだあの塔は...いや?風車か?)
「-...う...ん...--あ…れ?…ここは?...」
(ん?もしかしてオペレーター達は気絶していたのか?
いかんな...状況に思考が追いついていないせいかオペレーター達の安全確認を忘れていた...)
「怪我はないか?――アーミヤ」
「ドクター...私は大丈夫です...それよりここは何処なんですか?他の方は大丈夫なんですか!?」
「OKアーミヤまずは...落ち着こう」
数刻後
「…すみませんドクター、少し...冷静さが足りていませんでした...」
そう言ってコータスの特徴的な耳をしんなりとさせている。
(ここは平時以上にしっかりしないとな...)
困った時のケルシーへの内線である。
《―――ジジッ――
...なんだドクター...もしや
今現在ロドス本艦艦外に見えている謎の都市に関しては
私ですら知りえない
だが
推論を立てること自体は可能だ。
ASH達が我々の世界に来たように、
我々も彼らと同じように別の世界へと来てしまった可能性は
あるのだが彼らと同じ世界に来たという可能性は低い、
彼らの話を聞いた限りでは彼らの世界は鉄と硝煙の香りの方が多かったそうだが今我々の目の前にあるこの都市の空気は澄んでいるし
この街の〖風〗は我々の世界ですら得られないような何かを秘めている可能性がある。
また、この世界に舟ごと来てしまった原因に
関しても未だ不明だ、
よって艦船ごと来てしまったのも原因のひとつとして考えても良いだろう、
だが現状必要なのは言わなくてもわかるな?》
「〖情報〗だろ?」
《その通りだ、そして何が起こるかわからない以上現地で指揮を執ってもらう。
少数のオペレーターと共に現地へと向かい情報を集めてくれ。それと...人選は君に任せるがくれぐれも血の気が多いオペレーターには気を払ってくれ...。》
「了解」
ケルシーですら知りえないことか...やはり天災は侮れないな...
―――――――――――――――――――――――――
オペレーターの人選を終えた後
(イフリータが同行したいと喚いたり。
その結果案の定炎が発生からの大事そうにアイスを頬張っていたスルトのアイスが温度上昇によって溶け乱闘騒ぎになりかけた)
早速街に上陸するため人気のなさそうな位置をドローンで捜索した。幸いなことに人気のない港があったのでそこに停泊することにした。
そして、この街のなまえは〖風都〗というらしい。
(ドローンでの捜索中何度か標識を見かけることがあったのだが言語は共通のようだ)
停泊し同行するメンバーこと
クーリエ
ヴィグナ
????(⚠️権限レベルが足りません⚠️)
?????(⚠️権限レベルが足りません⚠️)
ジェシカ
と共に廃れた港の倉庫を探索することにした。
(停泊したところは囲いと屋根のある大きめの倉庫だった
ので暫くは騒ぎにはならないだろう)
するとふと男の声が聞こえてきた。
(ファーストコンタクトの相手がどんな人物か気になるところだ...)
「...は持ってきた...例のブツを」
「確かに...じゃあ取引成立だ...」
(早速裏取引の現場か...)
(ドクター、どうしますか...)
クーリエが指示を仰ぐ。
この場でわざわざ交戦する意味は無いが...。
ここが犯罪の温床になられるのも面倒だな...。
(この現場に人が寄り付かなくなれば舟を隠しておくことが出来る。
幸いなことに相手は2人こちらは5人だそれに彼らは武装をしている可能性はほぼない。各個撃破であたれ)
(分かりました) (了解)
―――――――――――――――――――――――――
???「―――裏取引か...十中八九ガイアメモリだろうな。」
???《ああ、こちらは公には動けないからな...そちらに任せたい。》
???「わかったすぐ向かう」
???《場所は―――》
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ロドスアイランド~某所~
「――…ふむ…座標としては今まで介入した世界のものだが…
この世界の技術水準あるいは僕の世界の技術を用いたとしても、このようなものは作ることが出来ないだろう…
これほどの技術がありながらここのデータベースにあるのは主動力や医学、
薬学に関するものが多いな…
―――――彼らも対抗策なり得るのか?―――――――
なる可能性があるのなら彼らに託してみても良いのだろう。だが人としてのスケールが僕らとはまた異なっているな…このDr.という人物しか今のこれを使いこなすことは出来ないが…データベースにある彼が記憶喪失であること、彼が仲間と信頼関係を築いているということを考慮すればこれを十分に使いこなせるだろう別世界に奴の手が及ぶことがないようにことが進むことを祈るばかりだが…。」
そうまとめると風でも鉱石でもない来訪者はデータベースに自らのUSBを挿し何かの図面と小型の瓶の設計図を送り込んだ。
「君が〖仮面ライダー〗となることを願っているよ」
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図らずして生まれたロドスと風都の出会いは今始まりを迎えた。しかして未だ観ぬ街へと確かに歩みを進めて行った。
その裏で独りの科学者とその介入を知らないDr.の会合は
終わった。
だがそれが何を意味するかは今のDr.は知りえない。