Mercenary Imperial Japan  〜幕府〜   作:丸亀導師

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家信の知世5

1728年 神道の神職の家計、秦義興によって〘生類加減の書〙①が出版され数年の間、学士の生類研究者達の間で物議を醸す。

 

日本海軍整備拡張計画第一号②が発布される。

 

スペイン艦隊と日本海軍第二艦隊との間で戦闘が起こり、これに日本が勝利する。ミンドロ海峡の戦いが起こる。

 

 

日本軍、スペイン・フィリピン総督の降伏を受諾。これに従い、スペイン総督の首並びに主犯格の首を連座にて晒す。

スペイン人宣教師達、急ぎ足でフィリピンからの脱出を行う。

フィリピン改めマハルリカ王国の建国が宣言され、大日本帝国加盟国がこれに列席する。

 

馬より天然痘に類似した症状、馬痘感染の馬より接種された物を人体に接種させる種痘始まる。

生物を構成する要素を仮想し、それの不足による病気こそ壊血病であると、日本医学士が仮定。長期航海する者たちに注意喚起を投げかけるとともに、船主にそれを命令する。

 

三井 住友 鴻池が出資する日本海上組合③が発足する。

 

 

1729年 家信より御一新の幕令④が発せられる。幕府、突然の表明に将軍の乱心を疑う。

 

江戸公方屋敷襲撃事件が発生、家信襲撃が起こるも実行犯である松平頼方が捕縛される。このとき、家信38歳。正妻であるカロリーヌを狙っての襲撃に果敢に自ら敵を斬り殺す。

反家信派の粛清が始まる。

 

謄写版⑤が開発される

謄写版で最初に印刷された本〘サナダムシの一生〙⑥という本が出版される。

 

家信5年後に将軍位を側室の子、信康へと譲位することを公言する。

 

 

1730年 日本へイタリア料理である様々なパスタが輸入されると、日本国内で各国の料理と融合し様々な料理がジャポニズムによって薄味へと変えられていく。また、このとき観賞用として流入していたトマトをベースとしたトマトソースも広まる。

 

本土での全国平均で80%の識字率に到達。植民地、外地での識字率は日本人のみで90%、現地民を入れると30%となる。

 

日本で実用的な蒸気機関が商業利用される。(タービン式)

鉱山への給気に用いられたそれは、人が数人係で行っていたその作業を1台で賄った。

 

農村一括精米所の建立が始まる。

 

 

1731年 ミジンコの解剖が貴族の間で流行る。

ミジンコの解剖中更に小さな生物がその周囲で蠢いているところを、藤原斉彬によって見つかる。

 

尾張徳川家、将軍家信の命を狙ったとして御家取り潰しを言い渡される。連座式に多くの家が潰される。

それと同時に下手人の捜索に尽力した長州、薩摩、土佐等の外様を重役へと取り立てる。

関ヶ原より続いた禍根を取り除くべく、公平な裁きを行う。しかしながら、昔ながらの家臣等からの反発が強くなる。

 

これらの出来事から『武家の終焉』という時代の始まりとも言う。

 

 

1732年  日本で最初の工場、製糸工場が群馬の富岡で始まる。

また、産業革命⑦というのがこの時期に始まる。タービンの応用により風力での揚水、水車での揚水や木材の加工。果ては鍛造ハンマーの機械化等が続々と開発が始まる。

 

各地に様々な似たようなものが、同時期に出現すると同時に似たようなものを売る場合、それが騒動の元となっていく。

 

大日本沿海輿地全図編纂北方測量隊、測量の結果大陸の東端であろう場所を発見しここを、東終岬と名付ける。

 

電気という呼称が学術書の中に見え始める。

 

 

 

1733年 専売特許法が制定される。これは、先のタービンの発明者が幕府への訴えとして、自らの手元には鐚銭一文入って来ず。次々と自らのそれが使われているのにも関わらず、礼すら無いことに対しての答として制定された。

 

ポーランド継承戦争に中立参戦。500人規模が停戦監視団として派遣され、戦闘の判定と略奪行為に対する所管を纏める。

 

徳川家信宣言通り、この年を最後に将軍職を辞職。その後、信康が将軍を引き継ぐ。家信このとき40歳、早すぎる隠居と呼ばれる。なお、隠居後は国外へと行ったようである。

 

 




① 生類加減の書 
魚類、両生類、鳥類、爬虫類、哺乳類等の骨骼動物の骨格から散見される類似点、骨格の相同を検証した書物。それから導き出せる、『生物は元々一つから変化したのではないか?』という仮説の論拠、を謳った。
適者生存理論の補強を行った。

② 日本海軍整備拡張計画第一号
この計画によって造船された船型の者たちは通称一号艦艇群と呼ばれる。
大型二層式フリゲートを中心に高速化した70門戦列艦
一層式50門フリゲート等を新基準とより抗堪性を併せ持つ船体とする事によって、広大な北太平洋の制海権を手中に収める。艦船整備計画

③ 日本海上組合
連合の長距離海上輸送路に対する保険を取り扱う保険会社。


④御一新の幕令
藩主の無期限の期限を最大20年とすることにする旨、後継者の選定を急ぎ行うべし。という条文。
家信と家臣たちの間での意見の隔たり、時代感覚の齟齬がこれを生み出したと言われる。


⑤ 謄写版 所謂ガリ版印刷機。日本のような漢字を扱う国にとって活版印刷機は非常に扱いづらいため、より民衆が簡単に書物を書けるようにと、つくりだされる。


⑥サナダムシの一生 その名の通りサナダムシが何処からどういうふうに体内に入り、成長し排卵し死滅するのかをわかりやすく図解で説明した書物。


⑦産業革命 要するに作業の機械化が始まった。と言っても、効率の良いものはまだまだない。



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