教室に入ってきたのは−13組に在籍しちょっとヤンデレ気質な女の子江迎 怒江だった。この少女の過負荷は「荒廃した腐花」ラフラフレシラは江迎が触ったものを全て腐ってしまうという過負荷だ。オンオフの切り替えもできないため制御が効かない。そんな彼女が教室に入って気づいたのが見慣れない生徒がいたということだ。そして、江迎は雰囲気で理解した。(彼もこっち側の人間)というのをそして江迎はとあることをしようとした。
「初めまして。私は一年−13組所属の江迎 怒江よ。あなたの名前は?」
「あー初めまして。あなたと同じ一年−13組に来ました。夜風 無楽です。よろしくお願いします。」
その少年は礼儀正しくそう返事した。
「夜風君ね名前は覚えたわ。それじゃあ仲良くなった記念に握手しましょう。」
そう言って江迎が手を出すと
「あーそうですね。」
そう言って自分も手を出した。そしてなんともない握手をした。そういたって普通の握手をしかし、その場にいた夜風以外の全員が驚く。その理由は(荒廃した腐花)が発動しないからだ。あの過負荷はオンオフが出来ず無差別に発動するはずなのにこの男に対しては発動しないからだ。しかし、その理由を答えたのは紛れもないこの少年だった。
「あー言い忘れてたけど握手しても僕の手は腐らないよ」
そう少年は言い放つ。そう少年は江迎の過負荷を知っていたが握手した。それは自分にはその過負荷が効かないと知っていたから。
「なんで手が腐らないの?私の過負荷は無差別に発動するのに」
江迎が質問すると
「『わーそれが君の過負荷?』」
球磨川が言った。少年は観念したかのようにそのトリックについて語った。
「えーそうですよ。これが僕の過負荷で「現実逃避」ノットリアリティです。全ての状態・現在・事実・意識・因果律などを全てを遮断させる過負荷です。」
そう言うと夜風以外の全員がその能力の恐ろしさを理解した。その能力は世界そのものも影響を与える可能性がある過負荷だからだ。球磨川が持つ過負荷「大嘘つき」オールフィクションと同じくらい使った後が怖くなる過負荷だからだ。しかし球磨川だけは思った。
(彼の過負荷は自身の不運を膨張させる過負荷だと思ってたけど知ったら不運なんて関係ない能力だけどなんでだ?)
そう彼の不幸体質を知る球磨川だからこその疑問だった。球磨川は少し考えてもう一つのことに気づく
(なぜ彼は自分の不幸体質に「現実逃避」を使わないんだ。)
深まる謎がまた新たな謎を起こしていく球磨川は今は考えないことにした。
「『まーこうして−13組が多くなったから今日はどこかに行こう』」
そう球磨川が提案してみんな賛成みたいだったのでみんなで遊びに行くことにした。そしてその1週間後球磨川が生徒会にリコールを宣言するとはまだ知らない時期だった。
はい。主人公の過負荷がついに解禁ですので詳しい設定はこっちで書きます。
「現実逃避」ノットリアリティー
夜風が持つ過負荷で全てを否定する能力。使い方としては「〇〇を遮断する」という使い方。江迎の「荒廃した腐花」の時「全てのスキルによる自分の影響を遮断する」として使った。