マギアレコード インキュベーター殲滅ルート 因果継承チャート   作:七不思議/ナナフシ

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 「おやすみなさい母様」
 「おやすみ、まこと。薬飲むの忘れるんじゃないよ」
 「はいっ!」

 夜も更けてきた頃、母様はあたしを撫でてくれた。まだ三十路を過ぎたばかりなのにしわだらけで表面はさらさらとした綺麗な手。

 鍛治師だけでなく神浜の統治者として忙しいはずなのに、そんな事はおくびにも出さずにあたしと切り結んでくれる。今日も負けてしまったけれど、少しずつ、少しずつあたしの剣はこの人の喉元に届きつつある。
 4歳から挑み始めてまだ一度も勝てていないけれど、母様に撫でてもらうと自分の成長を実感する事が出来て嬉しくなった。
 最近はひい爺様からも、若い頃の母様に似てきていると褒めていただいた。ここ数日は良いことづくめだ。

『アイツを殺して』

『私の腕を返して!こんなところで立ち止まっていられないの!お願い!』

『私、魔法少女じゃないのに!?なんでこんな目に合わなきゃいけないのよ!?』

『この店を、いつまでも愛される名店にしてほしい!』

『なんだよこの化け物は!?誰か!誰か助けてくれぇぇぇぇ!!』

 深夜床に就いた後に待ち受けているのは、取り込んだ人たちの記憶。珍しく魔女に捕食された人間の記憶も混ざっていた。
 この後はいつも通り、魔法少女が魔女になる寸前の記憶をのぞき込むのだが───

あ…、す こ …

 ふいに、食べた覚えのない人の声が聞こえた。
 魔法少女でも魔女でもない誰かの声。あたしにわかるのは、キュウべぇではない何かがこの神浜(まち)を覗き込んでるという事だけ。
 この頃から、名前も場所もわからない人の視線を感じるようになった。


パート③-1 鏡屋敷は生まれない プレイヤー視点

 

 

第3話 鏡屋敷は生まれない

 

ターニングポイントその1なパートはっじまっるよー。

 

 前回の時点で瀬奈みことの好感度、八雲みたまの魔法少女ストーリーのフラグが確認できた為、3話の内容が少し変化します。

 本来八雲みたまが事故を起こした次の話は、みたまさんが願いを叶えた時の影響を瀬奈みことが魔女化した際に受けてしまい、本編一年前に起きる散花愁章や呼び水として綻びに繋がっていくわけですね。

 

 当然このチャートでもそれらのイベントは発生させます。

 その上で、八雲みたま・更紗帆奈・瀬奈みことの三人の生存ルートを進んでいきます。動いてなくてもソウルジェムが存在してたら生きてることになりますから。うん、イケるイケる!

 

そんな訳で数行でわかるモノローグ

 

 『水名女学院を追われた八雲みたまは大東学院に転入。

 みたまが大東学院内で誹謗中傷を受けている現場に和泉十七夜が乱入。まことちゃんは水名女学園とと大東学院に詰問していた』ということですね。

 

 みたまとの好感度や主人公ちゃんの家の規模によって、今後のみたまの影響力が変化します。

 調整屋で神浜随一の8〇3がバックについてるなんてすごいなー、かっこいいなー。

 

 「ごめんなさい、まことちゃん。私とは距離を置いてほしいの」

 「貴女が助けてくれたのは本当にうれしいの、でもしばらく一人にしてちょうだい」

 「本当にごめんなさい」

 

 みたまさんの好感度を上げられなくなりました。好感度が高く水名女学園の事件に介入していた場合に起きるイベントですね。この状態は本編一年前に調整屋を開くまで続きますが、みたまさんに用事が出来る訳でもないので問題ないでしょう。

 出番があるのも暫く後ですのでそれまでは待機してもらいます。

 ほんへ前から十分好感度は溜まってますし、このイベントが解消されたら、止まっていた分の好感度が一気に上昇するので心配はありません。

 あるとしたらまことちゃんのメンタルにダメージが入るくらいです。

 アッ、マコトチャンガナキベソカイテル。アッ、ナイチャッタ。

 大技をバカスカ打っても汚れないソウルジェムが汚れてますよ。クソ雑魚メンタルやめてくだしあ……。

 

 マップ移動が可能になったら、着々と会話イベントを解消していきましょう。

 

中央区:[天国家]天国当主(SUB EVENT)・[天国家]リヴィア・メディロス(SUB EVENT)・魔女(FREE BATTELE)

 

参京区:志伸あきら・夏目かこ・魔女(FREE BTTELE)

 

 以上ですね。

 リヴィアが自宅にいて、イベントマークが出ている為「調整」を取得が可能になっているようです。

 彼女や壮月くんが二部以前に顔を出すことはほぼ無いのですが、ストーリー進行に関わってくるあたりキャラクリ中になんかやったな?まことちゃん。

 参京区には志伸あきらと夏目かこも出ていますし、前回出た常盤ななか率いるななか組との繋がりが着々と明かされていきますね。

 

 フリーバトルも発生しているようですし周回してグリーフシードを稼いだら、サブイベント会話を回収してほんへの攻略に進みましょう。

 今後のイベントを考えると10個程度持っていたら安心できるはずです。

 魔女の結界に入ったら使い魔を倒しつつ、ホーミングレーザーを操って地形の把握。魔法少女がいないことを確認したら高威力のレーザーを放って魔女を撃破。グリーフシードを回収します。数分で済みますが倍速してお届けします。

 

 今の周回で10個貯まりましたので進めましょう。

 大東にあるまことちゃんの拠点から、実家へ凸ります。オッスオッス、リヴィアさん!

 

 「久しぶりやんなぁ、まこと」

 「調整を教えてほしい?やめときぃ、『調整』はあくまで戦う力のない魔法少女のための技術や。あんたには縁のないものやろ。……もうすぐ、必要になる?」

 「はぁ……わかった、わかった。準備しとくわ。こんな形で借りを返すのは癪なんやけど…仕方ないか」

 「当主さーん?そんな訳やから、もうしばらく泊めてや〜〜」

 

 よしよし『調整』技術の獲得フラグが立っていますね。

 これで、みたまだけでなくまことちゃんも『調整』を使えるようになるはずですので、悪用しながら進めていきましょう。

 次回にはコネクトや調整に関するチュートリアルを受けられます。まことちゃんは調整屋に頼れないわけですから自分で調整をしていくわけですね。

 

 次は母親を訪ねましょう。オッスおかん!ご自慢の奥義教えてくれや!

 

 「よく来たねまこと。そこにお座り」

 「今から教えるのは時女の奥義の終着点、その一つダ。心して覚えていきナ」

 「……そう、自分の感情を眼力にのせて相手に叩きつけるんダ」

 「うむ。よく己を縛って見せタ。それが時女一心流・伝心瞳合わせダ」

 「だが注意するように、同等以上の眼力をのせればこの技は返せるんだからね。ほらこのように」

 

  → 天国まことは伝心瞳合わせを習得した。

 

 今の状態だと大体の技は返されるか、無効化されそうですねクォレハ……。

 グリーフシードを取り込んでステータスを上げるしかないってはっきりわかんだね。

 

 したらば参京区へ、オッスオッスあきらくん!

 

 「あれ、まことちゃん久しぶりだね」

 「もう魔法少女になってたんだ。そっかぁ、再来年だもんね。継承式」

 「僕?…魔法少女になるほどの願いなんて無いからなぁ。でも君に挑むのは宿命というか役目みたいなものだし」

 「僕が願うなら君を倒せる程強大な力を望むより、周りの人たちを助ける為の力を望むよ」

 「本当に?って……本当だよ。嘘なんてつかないさ」

 

 魔法少女になってから力をセーブしなきゃいけなくなる子は大変っすね(他人事)

 まま、まことちゃんもおかん倒すまで物語上は力をセーブする描写がこの先ありますので他人事じゃないな?

 次は夏目書房へ行きましょう。

 

 「あっ、まことさん。いらっしゃいませ。本日はどのような御用件ですか?」

 「それは……!?以前お願いしていた歴史書の写本!やっと許可が頂けたんですね!」

 「本当にありがとうございます!どうしても、読みたかったんです!」

 「お礼にこれをどうぞ。料理本なんて、まことさんにしては珍しい本を欲しがりますね?」

 

 かこちゃんからはプレゼント用のアイテムをもらいました。たまに会話イベントでこういったものが手に入りますが、貰い物を横流しするのは気が引けますね…

 それはそれとして、特定のキャラクターに渡せば好感度アップを狙えます。手に入れたら積極的に使うべきですね間違いない。

 

 このゲームは魔法少女になる時期が前後するとマギアレコードほんへよりも弱くなる可能性がありますので、ほんへ通り帆奈ちゃんに生きてもらって散花愁章ルートへと進んでいただきましょう。

 散花愁章ルートに進む事で魔法少女になる時期を固定化する事が出来ます。常盤ななか・志伸あきら・夏目かこの契約時期は来年であるため、それまでは好感度を稼ぐなりしておくのが無難でしょうね。

 特に常盤ななかこと組長は必ず上げておきましょう。 

 

 全ての会話を回収したのちに、最後のイベントマークが出現します。基本的には、大東団地に出るだけですが果たして今回は…

 

 大東区:和泉壮月(EVENT)

 

 和泉壮月くんですね。第二部のイベントストーリーに出てくる少年です。姉であるなぎたんとの付き合いが長い場合に知り合いとして出てくることがあるのです。

 

 「……よ、久しぶりだな」

 「上がってけよ、どうせ嫌な事あったのに行けるとこ無くて来ちまったんだろ」

 「以前進めたとこで止めてるから、さっさとゲームやろうぜ」

 

 思ったより好感度高めですね?彼には原作のイベストで恋仲になる相手がいる為、ルートに入る事はまずありません。

 しかし、インキュベーター殲滅チャートで神浜を統治しているルートにしては親密な関係のキャラクターが多いですね。交友関係が多い程終盤でまことちゃんと戦う人物が多くなるため、一部キャラクターの参戦条件を満たしやすくなるため非常に助かります。

 

 「────っ!?」

 

 まことちゃんがみたまさんの魔法少女化に気づきましたね。これと同時にみことちゃんの魔女化が始まります。

 ここまでの間に八雲みたま、更紗帆奈と瀬奈みことそれぞれとの好感度が一定以上あるとイベントの現場に突入することが出来るのです。

 

 大東区:八雲みたま(EVENT)・更紗帆奈(EVENT)

 

 出たわねEVENTマーク。みたまさんの元に向かうのがAルート、帆奈ちゃんたちの元に向かうのがBルートとなるわけですね。しかしみたまさんに関してはともかく、魔法少女図鑑を見ると帆奈ちゃんとみことちゃんの好感度の合計はギリギリな模様。

 ですがこのインキュベーター殲滅ルートではBルートへ向かいます。Bルートのイベントをこなすと帆奈ちゃんをほぼ確定で仲間に出来る為です。

 シナリオの都合上味方に出来る子も限られるし、帆奈ちゃんは単独でシナリオボスを務められる程のポテンシャルを持っています。加入してくれる時期に限りがあるのですが、その時までは存分に力を振るってもらいましょう。

 

 それでは帆奈ちゃんのアイコンをクリック。建物の屋根を全速力で走ってきた様子のまことちゃんがみことちゃんのソウルジェムをパクリ。取り込んでしまいました。

 

 「あんた、何をやって…」

 

→ 『……ブラックベリーかな…おいしいかも』 

 

 「あんたっ、いきなり何をッ、吐き出せよ!!」

 

 突然のサイコ発言に帆奈ちゃんは大ギレですね。何故みことちゃんのソウルジェムを取り込んだのか、何が目的なのかを追求してきます。

 まことちゃんがソウルジェムやグリーフシードを取り込むことによって、固有魔法の奪取やステータス強化の為のポイントを入手できる事までをパート1で説明しました。

 それともう一つ、まことちゃんは取り込んだソウルジェムの穢れを吸収することが出来るのです。元よりグリーフシードといった穢れの塊を取り込んで自身の強化に充てることが出来る存在がソウルジェムの穢れを吸収する程度で魔女化したりなんてしません。

 

 時間が掛かるのが傷ですが、みことちゃんを助けるには十分です。ここから本編と乖離していきますが、結末だけは決まっています。問題ありません。

 

 「グリーフシードやソウルジェムから抽出した因果を使って、キュウべぇを殲滅する……?本気で言ってんのあんた」

 「────ッ!あたしら神浜の人間は、あんた達天国と戦う宿命を背負う事を了承して魔法少女になる。それさえも誘導してた癖に何をぬけぬけと!?」

 「やっぱりあんたとは友達になれないよ!ここであんたを倒して全部終わらせてやる!」

 

 戦闘開始です。しかしこのまま帆奈ちゃんとと戦うわけにはいきません。まことちゃんの攻撃をぶっぱしたら街が壊滅してしまいますからね。

 ですので~、神浜の皆様の為にぃ、このような舞台をご用意しました。

 

 →「初代様(・・・)、結界をお願い」

 

 

 画面が暗転して背景が切り替わりました。街中がそのまま夜になった感じですが、しっかり結界の中であるという判定が出ていますね。

 これはまことちゃんを始めとした天国家の魔法少女が使用できる、魔女の結界のようなものです。 

 おいおい初代様にも言及いたしますが、まことちゃんたちの背後になんかいるという認識でオッケーです。

 この結界はイベント戦でしか使用されませんが、魔女の結界と同様にこの中でしたら被害を考えずに攻撃する事が可能です。その為かまことちゃんが好戦的な様子。

 環境の変化に驚いていた帆奈ちゃんもすぐに順応して襲い掛かってきます。簡単に倒せますが、この先帆奈ちゃんにも強くなってもらう必要がありますので、応戦した際にグリーフシードを帆奈ちゃんの懐に忍ばせておきます。

 こちらから接近して投げ飛ばした際にこっそり入れておけばよいのです。

 グリーフシードを半分PON☆っとくれてやるぜ。

 

 →『グリーフシードを5つ更紗帆奈に譲渡しました』 

 

 ここから本格的に戦闘開始ですね。

 おや、スチルが入りました。主人公ごとのスチルの自動生成まで出来る辺り時代の進歩……感じるんですよね。

 

 戦闘準備に入るところで今回はここまで。

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

大弓を引き絞る。魔力を収束させて発射の準備を始めた。

 

「今死ね」

 

 場所は……あのマンションの後ろ。この神浜(まち)であたしから逃れられる人間なんていないのに、隠れているつもりなんだろうか。

 

「すぐ死ね」

 

 彼女たちの首元にある魔女の口づけ。魔女にマーキングされた証拠であるそれは本来の性質を捻じ曲げた結果、後継者であるあたしに人々の位置を余さず教えてくれる機能を持った。

 

「骨まで砕けろ」

 

 ホーミングレーザーに回す魔力もこの一撃に込める。元よりこの空間はあたしたちのテリトリーだ。他所の魔女の結界のようにレーザーを射出して地形の確認をする必要なんてない。

 魔法少女に成って一年。未だマギアを持たないあたしだけど、どんなものにするかはほぼ決めている。これはその試金石といったところ。世界の被害を考慮しなくていい今だけは、存分に力を振るわせてもらおう。

 

「──ジェノサイドブレイバー」

 

 紫紺色の極光が放たれる。自分の背丈よりも数尺大きいレーザーを放ち、魔力の消費量を確かめた。この程度なら何千発でも撃てそうだ。どれだけ収束させて放てるかが次の課題になってくるだろう。

 

「………なんてね」

 

 車線上の建物を根元から消し飛ばしたが、帆奈ちゃんは無事だろうか。……なんて考える必要なかったらしい。『暗示』でリミッターを外したのか急速に接近しようとするのを感じて、もう一度弓を引き絞る。

 次からはホーミングレーザーも使おう。彼女の怒りと殺意を感じながらも口角を挙げずにはいられなかった。

 今日の戦いで彼女は大きく実力を向上させるだろう。今ならきっと美雨さんたちよりも強いはずだ。

 

 ────早くあたしの元までたどり着いて。あたしの絶頂期を彩るその時が、待ち遠しくて仕方ないから。

 

 





 パート3は、3-1がプレイヤー視点。3-2がキャラクター視点 3-3がキャラクター、プレイヤー視点の順番の予定です。

 投稿が遅くなり申し訳ございません。
 書く中で一部設定変更しました。

 天国まこと:属性強化付与後、全体攻撃→マギアなし。

 題名変更の変更→第〇話表記からパート〇に変更しました。

 3-2はほぼ完成しているので、修正後別日の18:00頃投稿予定です。
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