地の文勇者 -説明口調な勇者譚-   作:K.R.

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はい、これでディベル村編は終了です。
ここまでお付き合い下さり、どうもありがとうございました。


EP24.「村を発つ者たち」

…………………………………………………………

 

 

ジョンソン「………という訳で、俺たちはイブブ村長から勇者の靴下を有り難く貰う事になり、いよいよ村を出発する日が来たぞ! 俺はゴブリン討伐の礼と、今の状況について振り返る!」

 

サリー「ええ。村の入り口までわたし達は向かっているところ、村民達からはゴブリン討伐に対する感謝をされて少しこそばゆいわね。」

 

ワルオ「結局あの村長から魔眼はもらえなかったが、伝説のアイテムは手に入ったんだ、結果オーライってヤツだぜ。」

 

カイン「うう、あの靴下、なんできっかり四人分用意してあるんだよぅ……」

 

カイン「足が蒸れるし、あとなんかベタベタしてるんだけど……!」

 

ジョンソン「そ、それについては同感だな……! だがこれもれっきとした勇者の装備の一つだ、我慢して履くしか道は残っていないんだァ! と俺はカインを一喝するぞ!」

 

カイン「そ、その道一つしか無いのか………」

 

ワルオ「それに、村長の爺さんこんなことも言ってたな。俺は宿を出る時の事を軽く振り返る」

 

ワルオ「その靴下は履いておけば、あまりの激臭で魔物達を寄せ付けなくする効果を発揮する……って言ってやがったか?」

 

カイン「へえー………いや地味に便利な効果?!」

 

カイン「な、慣れないけど、魔物と余計な戦いをしなくて済むなら……! 僕は乗り越えてみせるぞ……!」

 

ジョンソン「おし、その意気だぞカイン! うおおおお! じゃあ出発だお前ら! ディベル村とはお別れだ! と俺はカインと同調して気合いの入った声を上げ出発の号令をかける!」

 

ワルオ「フン、雰囲気の良い村だったな。またいつか来る日もあるかもしれねェ。村入り口の門を眺めて俺は感想を溢す」

 

サリー「ええ。また村の男に奢ってもらおうかしら。わたしはニヤッと笑みを浮かべる」

 

カイン「み、皆からナンパされてたのか………ってそんな事よりも……」

 

カイン「………………」

 

ジョンソン「んっ? どうしたカイン? 俺は後ろをついて来ていたカインが、門を前にして急に立ち止まったので前方から声をかける。」

 

カイン「…………ちょっと待ってくれ」

 

カイン(………村のみんな。僕は行ってくるよ)

 

カイン(そして必ず、魔王は僕らが倒す! だから、村から応援しててくれ!)

 

カイン「僕は強くなる。今よりずっと、勇者に相応しい存在になってやるんだ……!」

 

ジョンソン「………うんうん! 良い宣言だ! それでこそ勇者になり得る男だぞ! カインの言葉に俺は感嘆する!」

 

ジョンソン「よし、目指すは森を抜け、その先の街だ!」

 

カイン・ワルオ・サリー「おおー!」

 

カイン(この四人での旅も、案外充実したものになりそうだ。見ていてよ村長、母さん、父さん! 僕が村へ戻ってくるその日には………)

 

 

カイン(立派な勇者として……帰還する!!)

 

 

ジョンソン「カインは並々ならぬ決意を胸に秘め、ディベル村を俺たちと共に後にしていくのだった……!」

 

カイン「いやあの……、サラッと心の中の声読むのやめてくれない? 感動とかそういうのが………うん、もう突っ込むのも意味ないか……」

 




今回の更新はここまでとします。
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