EP11〜EP12「作者の失態と森の罠」
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ジョンソン「……という事で! カースさんから勇者の資格を得たジョンソンたち四人は遂に! 勇者として旅に出たであった!! ーーと俺は代わりにナレーションしてみるぞッ!!」
ワルオ「おーおー、めっちゃわかりにくいあらすじだなー。」
サリー「そうねぇ、もう次からカインにあらすじ言ってもらおうかしら?」
ワルオ「そりゃ良いな。今オレ様の前を呑気に歩いてるカインの野郎にこれからあらすじの方を任せるとするかー。」
カイン「ちょっ!? ……何で僕ゥ!? さっきのあらすじのどこが不満だったんだよ!?」
ジョンソン「おいお前たち!! 言い争ってないで早くこのサイファスの南方にある森へ向かうぞ!! 森の中を通り抜け、そのまま西へと行けば次の街に着けるんだからなっ!! ……と言った後 俺はカインたちより先に森へ全力疾走して行くのであったー!!」
ダダダダダダダーーーッ!!!
カイン「あっ!? ちょ、ちょっと待ってよジョンソン!!」
ダダダダダッ!!
ワルオ「やれやれ、カインの野郎もジョンソンの後を追って行きやがったか……。」
サリー「仕方ないわね。汚れるのは嫌だけどわたしたちも二人を追いかけましょう。」
ワルオ「おう、そうだな。……ていうかサリーお前、そう言えば"綺麗好き"って設定のキャラだったな。全然そんなシーンが無かったからてっきり作者が忘れていたのかと思ったぜ。」
サリー「ええ、認めたくはないけどワルオ、あなたの言う通り完っ全に作者が頭から忘れ去ってたようなの。……ねえ作者、聞いてたわよね? 今すぐ燃やしてやりたいところだけど、この小説のストーリーが優先だから今回は後回しにしてあげるわ。」
作者「ひ、ひいぃどうか、お許しをォォォッ!」
ワルオ「この作者、サリーに向かって土下座しながら謝ってきたぞ。……別にそこまでしなくてもよくねえか? お前この小説書いてる張本人なんだろ?」
サリー「はあ、全く。じゃあわたしはそろそろ森へ行くわ。ワルオ、あなたはそこの忘れん坊さんを三次元に帰してあげて。」
ダッダッダッダッ!!
ワルオ「サリーがスカートの裾をたくし上げながら軽やかに走って行ったな。……よし、それじゃ作者、オレ様権限で自分の家へ帰って良いぞ。」
作者「あ、ありがとうございますっ!! ……って今更だけど何おれ自分の作った小説のキャラクターに謝ってんだ!?」
ワルオ「……とかなんとか言いつつ、作者は無事に現実世界へ帰る事ができたようだぜ。……うおっと、もうジョンソンとカイン、サリーの三人が見えなくなったか! 急がねぇと追いつかねぇなこれは!! と全速力でオレ様は森へと突っ走って行くぜ!!」
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ジョンソン「森の奥へいざ進むぞーカイン!! とオレは獣道をカインと共に歩いていく!!」
ザッザッザッ!
カイン「あっ! ジョンソン! その方向じゃないって! 東に向かうと次の街に行けるんじゃないの!?」
ジョンソン「んん!! おお、たしかにそうだった! よし、カイン! 案内してくれ!! 今頃になって俺は自分が大の方向音痴だった事を思い出したんだぜ!!」
カイン「ええぇ!? そうなの!? 早く言ってくれよー!!」
ジョンソン「はっはっはー!! すまんな忘れていた! ……んっ? 俺たちがやってきた獣道の奥の方から人影が見えてきたぞ?」
カイン「!! あれはワルオとサリー!! そうだジョンソン、僕らは早く行きすぎたんだよ!」
ジョンソン「そ、……そうだったのか!? あの二人の事など全く考えてなかったぞ!! とオレはしまったといった顔で後悔する!!」
カイン「待ってあげなきゃ駄目だ! ……って、僕なんでジョンソンを責めてるんだろう。……わからない! こんなぶっ飛んでるヤツらを擁護する自分の事がよくわからなくなってきた!!」
ジョンソン「カインは自分の顔に手を当てて"あああぁぁー"と唸っているな!! 仕方ない! これも魔王の呪いによるものなんだろう!!」
カイン「いや呪いは関係ねぇーーー!!」
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ワルオ「漸く追いついたぜ。お前ら! このオレ様を置いて行くとはいい度胸をしているなっ!! とジョンソンとカインに言い放つぜ!!」
サリー「はぁ、疲れた。走るのならもう少しゆっくり行ってよ。ほら、おかげでわたしの服の足元に汚れが付いたじゃない。」
ジョンソン「くうぅっ!! ワルオとサリーが追い着くのを待った結果、二人に責められてしまうとはっ!!」
カイン「ふ、二人とも本当ゴメン! 置いてったつもりはないんだ!!」
ワルオ「フン! そうか、まぁ心の広いオレ様はお前ら二人の失態を今回だけは許してやるぜ! と腕を組みながら偉そうな表情でジョンソンとカインに話す!」
サリー「仕方ないわね。……あら、ジョンソン、何かここら辺ちょっと煙たくない?」
ジョンソン「んっ!? お、確かにこの辺り一帯にガスのようなものがたちこめているぞ!? 何か色々とヤバそうな感じだ! とオレは感想を口にするぜ!!」
ワルオ「ん、そうか? 火事って訳でもないのにお前ら大袈裟だな! といやに警戒しているジョンソンやカイン、そしてサリーの様子を見てオレ様はそう話す!!」
カイン「いや、でも……これは! みんな今すぐここから離れ………て……ーーー」
バタッ!
ジョンソン「!!? カ、カインが急に地面に力なく倒れ伏せたぞっ!? 一体どうし……た……、ね……む………ーーー」
バタッ!
ワルオ・サリー「ジョ……ジョンソンも倒れ……ーーー」
バタッ!!