ジョンソン「………、はっ!?」
ガバッ!!
ジョンソン「こっ、ここは!? とオレは慌てて辺りを見回す!!」
ジョンソン「ってオレ、木製の骨組みの上に薄い布が被さっただけの質素なベッドで今まで眠っていたのかァー!?」
???「おおぉ、お目覚めになられましたかの?」
ジョンソン「ん、んんッ!? オレのベッドの横にある椅子にいつの間にか座っていた爺さんが話しかけてきた!? とオレは大袈裟ながら驚いた!!」
???「まあまあ、そう驚きなさるな。……ところでお前さん方、この
ジョンソン「な!? オレたちは"魔物用の罠"にかかり、気絶してしまっていたという事だったのか!? なるほど! とオレは手をポンと叩いて納得したぞ!!」
???「……ああそう言えば言い忘れておったが、お前さん以外の他の三人も村の者たちの手で助け出しておる。」
ジョンソン「そうなのか! いやぁ本当にありがたいぜ! その三人は全員ともオレと同じ勇者候補なんだ!! と、ワルオとサリー、そしてカインが救出されていた事にオレは一安心!!」
ジョンソン「って少し待ってくれ! さっきから村村言っているが、ここは一体何という村なんだ!? とオレは白髪混じりで皺が寄っている爺さんにそう聞いてみた!」
イブブ「ここは"ディベル村"だぞい。それでわしはそのディベル村の村長をしておる"イブブ"と言う。勇者の青年よ。
ジョンソン「へぇーディベル村……、んん? ディベル村だと!? カインの言っていた村じゃないか!? それにこの村! 元勇者が住んでいるとは本当なのかイブブさん!? とオレは爺さんがカインの出身地であるディベル村の村長であった事に驚くが、それよりもかつて魔王と戦ったあの元勇者が村で暮らしているという事に一番衝撃を受けたっ!!」
………………………………………………………………………………………
カイン「んーー……、ここはっ?」
スッ!
ワルオ「!! 目が覚めたかよ、カイン。……と、オレはベッドの上で瞼を擦りながら起きたカインに声をかけた!」
カイン「あーはいはい……、ってかここ何処なんだワルオ?」
ワルオ「ああ、ここは"ディベル村"だってイブブとかいう爺さんが教えてくれたぞ。とカインに教えてやったぜ。」
カイン「へぇー、そうだったのか、イブ………ブッ!!?」
ガバッ!!
ワルオ「おいおい、突然血相を変えてベッドから降りてどうしたんだカイン?」
カイン「イ、"イブブ"って!? それにディベル村!? という事はここは……僕の村なのか!?」
ワルオ「……そういえばお前の出身地だったな。……とオレは勇者の試練時にカインが話していた事を思い返してそう言ったぜ!!」
カイン「あぁやっぱり! 僕はこの村からサイファスまで歩いてきたんだ! けど、まさか森の近くにあるなんて知らなかった……。」
ムクッ!
サリー「……ふわぁ〜眠っ、あら? 何なのこの貧乏くさいお部屋は?」
ワルオ「おお、サリー! お前も起きたか! まーたしかに汚れてるし薄暗ぇ部屋だがベッドの寝心地は悪くなかっただろ!」
カイン「さりげなく僕の村の事ディスるのやめてもらえるかな!?」
ワルオ「はっはっは! 悪いなカイン! そんなつもりはなかったんだが口が滑ってしまったぜ! だが本当にこの部屋……掃除機かルンバかけた方が良いんじゃねぇかオイ。」
カイン「いやそんな近代的な掃除道具なんて無いから!?」