40分間隔で更新します。
イブブ「それえぇーーーい! わしに向けられた昆布のブーメランごと、焼き尽くしてくれるわァァ!!」
ゴオオォォォォ!!
コブゴブリン達「「「ギ、グゲアァァァーーーー!!?」」」
コブゴブリン「ナ!? シマッタ! アノジジイ、マダブキヲカクシモッテイタノカ! エエイ! ナニヲシテイルンダオマエタチ! サッサトアノオブツショウドクマンヲトメロー!」
カイン「村長まだ汚物とか消毒とか言ってないけど、言われても仕方ない気がする……って、ツッコんでる場合じゃない! はあぁ! 今だぁ!」
コブゴブリン「ナニ!? クッ! オマエタチ、サキニコイツヲ!」
コブゴブリン「………ン? ダレモ、コナイ? マ、マサカ……」
カイン「そうだ! もう僕とジョンソン、ワルオ、サリーが残ったゴブリン達を倒した! もはや残ってるのはお前だけだ!!」
ジョンソン「はあ……! はあ……ッ! くうぅ……口が酸っぱい………。酢昆布のせいなのかぁ……と、俺は口を窄めて地面に這い蹲る……」
ワルオ「おう、こっちは俺一人で片付けたぞ。俺の周りに転がるのはゴブリン共の骸、そいつらを一瞥し、紙切れとなった折り紙剣を地面の炎で焼却処分したら、カインへ返事を飛ばすぜ」
カイン「この剣で切り伏せる! お前は袈裟斬りだ!」
サリー「ズズ……、あら? もうコブゴブリン残り一匹じゃない。しかも地面にはオレンジ色の火がついてる……、生えてる草が焼けたせいでハゲてるようね」
サリー「カインの直線上、あそこにいる村長さん、何故火炎放射器を持ってるのかしら? 大方アレを使ってコブゴブリン達を一掃したんだろうけど、ちゃんと加減しないと森まで焼けるわよ。ズズズー………。湯呑みに残る茶を啜りながら、わたしは疑問を抱くわ」
カイン「……いやアンタまだ飲んでたの!? もう決着ついちゃったんだけど!」
コブゴブリン「グヒィ………! ニ、ニゲルガカチダァ! コノバデタタカウニンゲンドモゴニンカラ、セヲムケテタイサンスル!」
カイン「逃すかぁ! はあぁー!」
ズバッ!!
コブゴブリン「ゲビャアァァ!!?」
コブゴブリン「ク、クッソォ………、セナカヲナナメニバッサリトキリツケラレタ……! オ、オレハシヌノカ……? メノマエノカイントカイウニンゲンガ、オレニケンノキッサキヲムケテイル………」
カイン「当然の報いだ! さあ、トドメを食らわせる!」
カイン「はあああぁぁ!!」
ゴオオォォォォォォォ!!
コブゴブリン「ゴビエェェェェェーーーー!!?」
カイン「……………、えっ?」
ジョンソン「おおぉ………、カインの前にいたコブゴブリンが、突然火炎に焼かれたぞっ……! うぐっ、酸っぱ! やはり口から吐きそうになってしまうゥ! おのれ酢昆布!!」
ワルオ「村長がやったみてえだな! なかなかやるじゃねぇか! ふははははははっ!! 村長の放った火炎放射器によりカインが倒そうとしたゴブリンが焼き尽くされたのを目にして、俺は思わず笑いが出てくる!」
イブブ「カイン、すまんの。じゃが、これで村への脅威は消え去った。悪は滅びるべし、じゃ。わしは返事のないただの屍と化したコブゴブリンを見下ろして、カインに歩み寄り言い聞かせるぞい。」
カイン「えっ? あ、あー………、うん。そ、そうだね」
カイン「………ねえ、ねえ? 僕ここに来た意味ってあった? ここで必死に戦った意味はあった?」
サリー「何はともあれ、これにてゴブリン達との戦いは終わったようね。さあ、ひとまず村へ戻るとしましょう。カイン。わたしは呆然としているカインの肩にポンと手を置き、その場からの移動を促すわ。」
カイン「……………………」
サリー「ちなみに、さっき飲んでたお茶なんだけど、村長さんカインの家から持ってきたとか言ってたわ。わたしはついでにカインへ教える」
カイン「あの老人覚えとけよおォォォォォォォォォ!!!」
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