橘 響姫side
明日から2日間学校が休みだ、セイちゃんは海釣りにいくらしく楽しそうに早めに帰っていった。明日に備えて早く寝るらしいべから、早く帰ってご飯作らないと。
さて、そんな私だが2日間の休日でやることは決まっている。いや、さっき決めた所だ。
久しぶりに映画でも見ようと思い私はレンタル店に来ていた。
いやぁ久しぶりに来たけど、やっぱり都会は店は違うなぁ……品揃えが大違いだべ。
何を見るべか……『劇場版機動戦艦ナデシコ』も見直したいべ……っ!?新作に『機動戦士ガンダム 水星の魔女』があるべ!凄いべ!こんなに早く見れると思わなかったべ!流石都会だべ!
他には『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と『宇宙戦艦ヤマト2199』に『ダンボール戦機』、『天元突破グレンラガン』や『SSSS,GRIDMAN』に『ゴジラ』、後は……『STAR DRIVER』?これも見てみるべ!後は最後にセイちゃんがおすすめだと言ってた『Fate/stay night』だべな。取り敢えずこのUBW?で良いんだべか?あとちょっとこの『雪花の誓い』?も見て見るべ。これだけあれば暫くは映画を見なくても良いべな。
そう思いながら会計へと向かう。
ん?なんか視線を感じたべ、早く家さ帰るべ。
そういえば選んだ作品を見て店員さんドン引きしてたけど、そんなに変な事をしてたべか?
風鳴 弦十郎side
いつものレンタル店に借りていたDVDを返しに来たオレはついでに新しいDVDを借りようとDVDの並ぶ棚を眺めていた。
別の棚を見ようとその場を離れたときだった。
「アレは、響くんか?」
マフラーを身に付けた響くんは手に持った籠に沢山のDVDを入れていた。
あの辺りの棚は確か、ロボット系のアニメが多く置かれている場所だったか?響くんはロボット系が好きなのか?
彼女が会計カウンターへと向かったのを見送り、彼女が見ていた場所の作品ケースを手に取る。
「ふむ、中々ビターな作品ばかりだな……」
ふむ、なでしこ、ヤマト、スタードライバー、グレンラガン、ファフナー……随分人が死ぬ……ん?いきなりUBWか……ヘブンズ・フィールよりマシとは言え初見はキツいのではないか?作品によっては響くんのメンタルカウンセリングを本気で考えた方が良いかもしれないな。
しかし響くん、ヤマトを選ぶとは素晴らしいセンスだ。
無論派手な波動砲だけではなく魚雷や機関砲などの兵装も良く充実している、特に音が素晴らしい。重厚感あるサウンドエフェクトは聞いていて心地が良いのだ。
大空 晴花side
「ふぅ、いやぁ大漁大漁。ヒビヒメ~これ晩御飯に」
セイちゃんこと大空 晴花は家に帰ってきてすぐに違和感を感じ、そういえばと思い出した。ヒビヒメ事、橘 響姫は昨日借りてきたアニメや映画を見まくっているのだ。
「ポップコーンにコーラも用意してたし、今日は楽しんだんだろうにゃ」
そう呟きながら手に釣果である魚の入った袋を持ったまま、響姫の使っている部屋を開いた。
「ヒビヒメただい──どうしたの!?」
目の前でヒビヒメは目を赤く張らし泣き崩れていた、その瞳から涙を流しずっと何かを呟いている。
「ア゛キ゛ド………ジロ゛ウゥゥウウウ……アニキぃぃい」
あぁ、もしかしてヒビヒメ………。
DVDプレイヤーの前に置かれていたケースを見て何を見ていたのか確認する。ふむふむ、ナデシコにグレンラガン。まさかのいきなりUBWって、勇気あるねヒビヒメ…。いや、無いか。
まさかの号泣ハッピーセットに思わずセイチャンはドン引きだよ。セイちゃんちょっと自室に戻りますね。
そう思いながら取り敢えず冷蔵庫に魚を保管するためヒビヒメの部屋から出るのだった。
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今後、ヒビヒメは?
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一般人のまま
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波紋が使える逸般人へと進化