都会って怖い………   作:クレナイハルハ

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橘 響姫side

 

奏さんが東北へ帰ってから数日、私はセイちゃんと共にスーパーへと買い物しに来ていた。先日は先生からの『クラスで二人組を作りなさい』という悪魔みたいな言葉にどうにか対応して、ヒビヒメもうメンタル限界です。

ふぅ、気分を切り替えて行かねば!それにしても今日の晩御飯はどうするべか?カツ丼、ラーメン、サーモン、うどん、そば、かっけ……取り敢えず野菜は必要になるから野菜コーナーから見ていこう。

 

「見てヒビヒメ」

 

「ん?」

 

肩をつつかれ、セイちゃんの方を向くとセイちゃんが手に持ったスマホの画面をこちらに向けていた。画面には、先日に隣町でノイズが発生したと言うニュース記事が映っている。

 

「怖いですなぁ、ヒビヒメ」

 

「だべなぁ」

 

本当に隣町の人には悪いけど、こっちに発生しなくて良かったべ。そう思いながら私は野菜を籠の中に入れる。

 

「そう言えば、今日のヒビヒメのご飯はなんでしょー?」

 

「うーん、取り敢えず簡単な豚のしょうが焼きだべか?あとはお豆腐とワカメのお味噌汁にご飯。取り敢えず残りは明日のお弁当行きだべな」

 

ここだけの話し、セイちゃんが学校で食べるお弁当も私が作ったものである。お弁当の容器は流石に別にしている。もし一緒にしてクラスの人にバレたら私のこの不良ファッションと今まで築きたげてきた話しかけちゃいけない人、と言うイメージが無くなってしまう。

そんな考えを浮かべながら歩いていると、向こう側に見覚えのある人がいた。

そう、上京したての際に何故か私の名前を知っていたリボンが特徴的な少女その1である。

即座にそっと目を凝らしながら近くの商品棚に隠れる。

まさか同じスーパーで出会うとか思い付かないべよ……。

 

「ねぇ、ヒビヒメ……凄く視線を感じましたと言うか……さっきのこっち見てたリボンのこに何かした?」

 

「じでねぇべざぁ……」

 

アニメなら目が棒線で涙を波線で大量に流しながら言うであろう言葉を話しながら溜め息をつく。

 

「いや、あれ絶対に何かあったでしょ。私にまで殺気が凄いんですけどヒビヒメ?」

 

疑うような目でこちらを見つめるセイちゃんだけども、本当に私には心当たりがないのだ。

 

「上京してすぐに絡まれだんだべぇこっちも何がなんだがわがんねんだ」

 

「えぇ……取りあえず後は会計だし早く帰りましょうよヒビヒメ」

 

ドン引きした様子でそう話しながら服をクイッと引っ張るセイちゃんに頷いて返す。てかセイちゃん、恐らくその行動は私じゃなくて彼氏にやるべきだとヒビヒメ思います。

二人で近くにあの少女がいないか確認し、早足で会計へと向かい、支払いをすませる。そして当然かのように腕を組んできたセイちゃんに若干の馴れを感じながらもほどいたり追求せずに店の外に出る。

そんな私たちを待っていたのかのように、リボンの少女が私たちの前に立っていた。思わず白目で気絶しそうになりそうなのを気合いで耐える、なにこの状況。先生、ヒビヒメはもう帰りたいです。

 

「私たちに何かようです?セイちゃん達は早く帰りたいんですけど」

 

「あなたは、ヒビキとどういう関係なの」

 

「いやいや、別に貴方には関係ないでしょ?」

 

「関係あるよ、だってヒビキは私にとって大切な友達なんだから……」

 

え"!?と声を出さなかった私を誉めたい。

こちらを横目で見るセイちゃんに小さく首を振って答える。流石に友達関係じゃありません、不審者と被害者です。

いや、流石にここまで来ると、本当に不審者絡まれやすいのだろうかと考えてしまう。今度、お祓いでもいった方がよいべか?

 

「人違いじゃありませんかね~?それに友達だとしても、私が彼女と一緒にいる事を攻めるなんて可笑しな話じゃありませんかね?」

 

「それは……」

 

顔をしかめる彼女に、セイちゃんは私の腕を引いて彼女の横を通りすぎる。

 

「悪いけど、彼女はあなたのじゃなくて()のだから。」

 

「ッ!?」

 

通りすぎ様にセイちゃんが何か囁いたような気がしたけど気のせいだべか?何故かショックを受けた様子で私を見つめるリボンが特徴的な少女に、疑問が尽きないヒビヒメであった。

 

 




しつこい不審者に独占欲を発揮したセイちゃんであった。

後日、訳が分からない質問責めが立花 響を襲う。

そして未だに羞恥心がクリスを襲っている。


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今後、ヒビヒメは?

  • 一般人のまま
  • 波紋が使える逸般人へと進化
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