【玄武の沢】
モブ河童1「こっちです!」
モブ河童1に案内されて、霊夢、魔理沙、文は玄武の沢へとやって来た。すると沢山のモブ河童達が1箇所の大きめの岩の周りを囲んでいてザワザワしているのが見えた
モブ河童1「にとりさん!」
モブ河童1が近づくと他のモブ河童達が道を開ける。そこには1つの岩に寝転がっているにとりがいた
にとり「…。」
モブ河童1に気づき、にとりは起き上がる。表情は文と同じく虚ろで瞳には光がない
霊夢「…。」
霊夢が近づくと、にとりは顔を上げた
にとり「…。」
にとりは無言で霊夢を見つめる
霊夢「自分が誰か分かる?」
にとり「…。」
にとりは無言で首を振る。良く見ると震えているのが分かった
霊夢「…怖いのね?」
霊夢はにとりから離れてモブ河童1に近づいた
霊夢「一体何があったの?」
モブ河童1「私達はにとりさんと出かけるところでした。それをこぎしに止められて…。」
霊夢「こぎし?」
霊夢は聞かない名前を聞いて首を傾げて
モブ河童1「はい。水鞠 こぎし(すいまり こぎし)。最近加わった河童です。にとりさんを慕っていて、姉様呼びしてました。」
霊夢「にとりが姉様ねぇ…。」
霊夢は苦笑して
霊夢「それで?そのこぎしがどうしたのよ?」
モブ河童1「それが…。」
〜少女説明中〜
霊夢「なるほどね…。その謎の本に触れたら記憶を無くしたのね?」
モブ河童1「はい…。」
モブ河童1は頷いて
霊夢「あれ?なら何であんたは記憶を無くしてないのよ?」
モブ河童1「それは…にとりさんが、本が光り出した途端に私を突き飛ばしてくれまして…。」
霊夢「…何か感じとったのね…。それで?こぎしは大丈夫だったの?本に触れてたんでしょ?」
モブ河童1「それなんですが…。こぎしは記憶を失わなかったんです。気を失ったにとりさんを心配してましたし。」
霊夢は首を傾げた
霊夢「どういうことかしら?本に触れてたら記憶を失わない…?いや、でも…。」
霊夢は腕を組んで悩んで
霊夢「とりあえず、こぎしは何処にいるの?話を聞きたいんだけど。」
霊夢は周りを見回して
モブ河童1「何処かに行きました…。本と共に…。」
霊夢「はぁああ!?Σ」
霊夢は叫んだ
モブ河童1「にとりさんの記憶が無いことを確認したら…本を持ったまま何処かに走って行ってしまいまして…。」
霊夢「どういうこと?こぎしが異変の元凶?小咲ちゃんではないのかしら?」
モブ河童1「小咲?」
霊夢「いや、こっちの話。そう言えば本は空から落ちて来たのよね?」
霊夢はモブ河童1に確認して
モブ河童1「はい。大きな突風が吹いて、その後にこぎしの所に落ちて来ました。」
霊夢「…なるほど…。」
霊夢は何かに気づいて
霊夢「にとりはあなた達に任せておけば大丈夫かしら?」
モブ河童1「あ、はい!」
霊夢「ならお願いするわ。魔理沙、また人間の里に行くわ。」
魔理沙「わ、分かりました。」
魔理沙は頷いて
文「私はどうしましょうか?」
霊夢「あなたは私達にこっそり着いて来て。私が呼ぶまで姿を現さないで。」
文「何かに気づいたんですか?」
霊夢「えぇ、この異変の解決は近いわ。」
霊夢は微笑んだ