〜魔法の森・上空〜
文「そう言えば、来たはいいですが、私達、魔理沙さんが魔法の森の何処で記憶を失ったか聞いてないんですよね…。」
うずり「あ…。」
うずりはハッとなる
文「まぁ、とりあえず中央にでも降りますか。」
うずり「はい!」
2人は魔法の森の中央に降り立った
文「適当に捜索して、何も見つかりませんでしたって言いますかね?」
うずり「それじゃ意味無いですよ、文先輩。真面目に探しましょう?」
文「うずりは本当に優しいですねぇ!本当に可愛いです!」
うずりを抱きしめて
うずり「うわっ!あ、文先輩っ!//////」
突然抱きしめられて、うずりは赤くなる
文「さてと…とりあえず何か手がかりがないか探しますか。」
うずり「ですね…。」
文はうずりを抱きしめたままで
うずり「あの?文先輩?放してください。」
文「私はこのままでも…」
うずり「歩きづらいです。」
文はしゅんとなりながら、うずりを放して
うずり「あれ?」
うずりが何かに反応して
文「何かあった?」
うずり「いえ…今あの木の陰に人影があった気がして…。」
うずりが近づこうとすると文が手を握り止めて
うずり「なんですか?」
文「もしこれが異変だったなら、まだ犯人がいるかもしれないのよ?無闇に近づくのは危険だわ。」
うずり「あ…。た、確かに。」
うずりは不安な顔になる
文「まぁ、その時は私がうずりを守るからね。」
うずり「うわっ!ま、また…/////」
再び文に抱きしめられて、うずりが赤くなっていると何処からかカシャッと音がした
うずり「…?」
うずりが音のした方へ顔を向けるとそこには木の太い枝に座り、ガラケーで写真を撮る姫海棠 はたてがいた
はたて「あんた達、さっきから何をしてるわけ?」
文「なんだ、はたてですか…。可愛い後輩との時間を邪魔しないでくれる?」
文は溜息をついて
はたて「うずりはあんたの物じゃないのよ?私の後輩でもあるのよねー。」
はたては木から降りて
はたて「ねぇ?うずり。こんな奴ほっといて今から私と一緒に何処か行かない?」
うずり「え…えっと…。」
文「は?あんたは妖怪の山に引きこもってなさいよ?」
はたて「はぁ?あんたには聞いてないんですけどー?」
文とはたては睨み合って
うずり「あ、あのっ 今はそれどころじゃ…」
うずりが止めようとするが文とはたての口喧嘩は止まらない
文「だいたい、はたての新聞ですが…何でしたっけ?花果子念報(かかしねんぽう)でしたか?あれの何処が面白いんですか?この間の内容も面白くなかったですよ?」
はたて「はぁ?それを言うならあんたの文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)だっけ?ほとんど自作自演じゃん?ウケるんですけどー?」
うずりは深い溜息をついた
文「ん?どうしました?うずり。」
はたて「?」
2人はうずりを見て
うずり「…話を聞いてますと、2人ともお互いの新聞をちゃんと全て読んでるんですね?」
文「えっ?//////」
はたて「なっ!/////」
2人とも赤くなって
うずり「それよりも私達は魔法の森の捜索を頼まれて来たんですよ?文先輩?」
うずりは呆れた顔をしている
文「う…。」
文は後退る
うずり「はたて先輩もです。邪魔しないでくれませんか?」
はたてを見て話す
はたて「ご…ごめん…。」
はたては思わず謝って
うずり「とりあえず何かないか探してみましょう。」
うずりは2人を背にして歩き始めた
文「うずりに呆れられてしまったじゃないですか?どうしてくれるんですか?」
はたて「あんたのせいでもあるでしょ?」
2人はコソコソと小声で話しながら、うずりの後ろをついて行く
うずり「あ!」
すると、うずりが立ち止まり、何かを拾った
文「何かありました?」
うずりが振り返ると手には1冊の本が握られていた
はたて「本?変なマークね?」
文「魔理沙さんのでしょうか?魔導書?みたいですし。」
文とはたてが同時に本に手を伸ばした時だった
文&はたて「「え…?」」
本が光り出した…