スマホゲームのイベントで執筆をサボっていた事を
反省いたします。
話は変わり今回から実在の組織、実在の人物をモデルにしたキャラを出す予定ですが、フィクションであることをご了承ください。
それでは3話をどうぞ。
「すみません警察の者です。ちょっと君、話を聞きたいんだけどいいかな?」
朝早くからインターホンが鳴ったので玄関のドアを開けると警察官がいた。
(なんで警察が....何もしてないのに....)
「構いませんが、どのような用件でしょうか?」
「君に1つ聞きたいことがあってね。」
とりあえず用件を伺うことにすると
「この動画に映ってるのって君だよね? 確かめてもらっていいかな?」
「動画....ですか?」
「そう。これなんだけど。」
そうして警察官が差し出したタブレットを見ると
『モクロー! かわしてこのは!』『モクゥ!』
『ヤァァン!』『モクロー! こっちもたいあたりだ!』
「いつの間に....マジか」
ヤングースとモクローのバトルがバッチリ映った動画だった。
「動画に映ってるのは君で間違いないかな?」
警察官が改めて確かめる様にそう聞くと、
「映ってるのは確かに僕で間違いないですが、1つ聞いてもいいですか? この動画いつネットに投稿されたんですか?」
そう聞くと警察官は質問に答えてくれた。
「初めてネット上に投稿されたのは昨日の午後夕方ぐらいだと思うよ。そこからはSNSや動画投稿サイトでどんどん広まって行って、今では日本中の話題になってるよ。」
「なるほど分かりました、ありがとうございます」
「それでここから本題なんだけど、この動画について詳しく話を聞きたいんだけど君、今時間あるかな?」
警察官はそう真剣な顔で聞いてきた。おそらくこれが僕の家に来た目的だろう。
(ポケモンの事がもうネットに出ている....なら警察とかにポケモンの事について説明ぐらいはしておかないと
まずい....それにこれは協力してくれる人を手に入れる千載一遇のチャンスかもしれない!)
「分かりました。今支度をするので待っていて下さい。」
少し考え行く事にした。ポケモンと人が争う事になるのを避けたいのがあったのと、何より先日森に出かけた時に想像以上にポケモンが多く、1人で使命を達成するのは不可能に近いと感じていたのだ。現に町の空にはひこうタイプのポケモンがたくさん飛んでいる。
「それで話は警察署でするんですか?」
支度を終え、ポケモンが現れその対応に走ってると思われる警官がたくさんいる町を走るパトカーの中でそう聞くと
「いやいや違うよ。私達は頼まれただけだよ。「今は余裕がないから代わりにつれてきてほしい」とね。」
「連れてきてって....僕に会いたい人がいるって事ですか?」
(これはますますチャンスだ! なんとしても事情を説明して協力関係を築かないと)
「そうだね。いろいろと未確認生物の対応で大変みたいだしね、彼ら。」
確かに言われてみれば、現代の兵器で強力な技を使うポケモンに対処するのは至難の技だろう。しかし1つ質問が出来たので聞くことにした。
「それなら尚更、警察署で話をした方がいいじゃないんですか?」
「確かに言う通りだね。でも警察よりも適任がいるんだよ。動物専門のプロがね。さて、どうやら話はここまでだね。」
警官は質問に答えた後、話を終わらせ。
「着いたよ。ここが日本ハンター協会東京支部だよ。」
目的の施設の名前を口にした。
日本ハンター協会とは政府公認のハンター達が集まる施設であり、全都道府県に建設されている。主な仕事は依頼されての害獣の駆除、鴨肉などのシビエの確保だが、時には森や洞窟などの調査の助っ人なども行っている。
日本ハンター協会パンフレットより。
「ここがハンター協会って....うわっ!」
あの後警官と別れた後、僕は協会の中にいた。早速受付を済ませようととすると、廊下を走る三人組とすれ違った。
「急げ! また未確認生物関係の仕事だ!」
「またかよ....もう数えきれねぇよ。」
「しかも今度の未確認生物は岩を操るんでしょ。炎に電気に勘弁してほしいですよ。」
「喋ってる暇はない! 大至急洞窟に向かうぞ!」
「なんか急いでる感じだったな....まあさっさと受付を済ませよう。すみませ~ん、今少しよろしいでしょうか?」
「はいこちら、日本ハンター協会です。今日はどのようなご用件でしょうか?」
「未確認生物と戦っている動画について聞きたいって警察官の方に言われてこちらに来たんですけど....」
そう用件を伝えると。
「.本当ですか!? 分かりました。すぐに担当の方を呼んで来ますので少々お待ち下さいませ。」
受付の女性は少し驚いた後、すぐに誰かに電話をかけ始めた。
そして10分ほどたった頃。
「大変お待たせいたしました。担当の方が来ましたので、後は彼が案内します。」
担当の方と思われる30代ほどの男性が受付に来た。
「すまない。案内をする前に君に見せてほしい物があるんだ。」
「それはなんですか?」
「証拠だよ。何でもいい。あの動画が合成じゃないと証明出来る物を見せてほしいんだよ。」
突然僕は担当の方からそんなことを言われた。一目で分かる物はあるが、ここでやって大丈夫なのか不安になったので質問してみると、
「本当に何をしてもいいんですか?」
「証拠になるものなら、何をしていいですよ」
「分かりました。では2人ともこのボールを良く見ていて下さいね。」
「うむ、このボールがどうかしたのかね?」
「いったいどうする気なの?」
どうやら何も問題ないみたいなのでカボンからモンスターボールを取り出し、
「なんとボールから未確認生物が現れました!」
(モクッ!)
「えええ!!!」」
「嘘だろ....」
中からモクローを出現させた。
「二人ともこれであの動画が本物って証拠になったでしょうか?」
「十分すぎる証拠ですよ!」
「今でも驚いているよ。だがこんなものを見せられては信じるしかないな。」
どうやら2人は目の前の光景に驚きながらも信じてくれたようだ。
「案内をする前に君の名前を教えてもらっていいかな?」
「僕は小森陽太です。」
「なるほど小森君だね。これは質問なのだが、君は未確認生物についてどのくらい知ってますか?」
「結構知ってますよ。」
「結構か...これは期待できそうか?」
自己紹介を終えると、担当の方はそんな事を僕に聞いて来た。どうやら相当情報がないようだ。だかしかし、
(言えない...ポケモンのために転生してるから、詳しいんです。なんて言えない...」
僕は内心そんな事を思っていた。
モクローを見せ、しばらく無言で歩いていると
「小森君着いたよ。ここが対策本部です。」
「未確認生物対策本部」と書かれた看板が置かれた場所に着いた。
「ハンター数人が未確認生物の対処に当たっていた所仲間を呼ばれ軽い怪我を負った様です。」
「洞窟の調査していたハンターから見たこともない鉱物が沢山あるとの事で専門家を呼んで詳しい調査を行う予定です。」
「海などの水辺にも未確認生物が現れています。大至急対策考える必要があるかと。」
「夜と昼とでは目撃される未確認生物の種類が違うとの推測が上がっております。」
「現在麻酔を使って対処してますが、麻酔の効果がない未確認生物の対策が必要と思われます。」
「これは....」
部屋に入ると皆が真剣な表情で会議をしていた。
「報告会だよ。未確認生物の情報を共有する大切な会議でね、でも今日はここまでかな。」
呆然としていると後ろから担当の男性が僕に声をかけてくれた。
「すまない。話の途中で悪いがこちらに注目してくれ。例の動画に映っていた小森君だ。」
男性は会議中の部屋全体に届くように大きな声で、そう言うと。
「それは本当ですか。隊長。」
「君。ウソはついていないよね。」
「どこかで見たことあるような....気のせいかな。」
僕の姿を見た人たちは様々な反応をしている。それより担当の方の事を隊長って言ってたような?
「そういえば、自己紹介が遅れたね。私の名前は宮本聡。この対策本部で隊長を努めている。」
「あなた隊長だったんですか!」
担当の男性が隊長だった事に驚いていると、
「もう一度繰り返すようで申し訳ないが、例のボールを皆に見せてやってほしい。」
「分かりました。皆さんすみません。 少しだけこちらに注目していただけませんでしょうか。
「どうしたんだよ。」
「なんでしょうか?」
「君、いったいどうしたの?」
「これを見てください!」
(モクッ!)
「「「....」」」
そして受付でやった時と同じモンスターボールからモクローを出現させた。
「これであの動画が本物だとわかったかね?それとこの少年への質問は代表して全て私がする。」
「これは信じざるを得ないね...」
「ああ、ネットならまだしも目の前だもんな...」
「では早速質問といきたいが私たちが今どんな状況かを聞いてほしい。」
宮本さんの話をまとめるとこうだ。
数日前に突然全国各地に穴のような物が出現し、そこから未確認生物・新種の植物などが出てきたと言う。
植物などは放っておいても問題なかったが、問題は好戦的な未確認生物で全国の様々な場所で暴れだした為、ハンター達が猟銃を持って出動したが歯が立たず、今は麻酔銃で対処出来る範囲で対処していたのだが麻酔の効果がない未確認生物まで現れたとの事だ。
「そんな時に僕の例の動画を見たって訳ですか...」
(新種の植物、鉱物は大体分かる。だが問題は好戦的な未確認生物の方...これはもしかしたら高レベルのポケモンも現れてるかもしれない...)
「そうだ。未確認生物に上手く指示をしている君なら、この切羽詰まったこの状況を打破出来るのではないかと思ってここに呼んだ訳だ。」
「なるほど。そういう事なら全力で力になります。」
しかしこれは想像以上に不味い状況だ。銃での未確認生物への対処が数日で出来なくなってるなら、今日中にでも協力関係を築く勢いで行かないといずれ大変な事になるだろう。それに懸念事項も出来たのでますます協力関係を築きたい。
「それはありがたい。では早速質問なのだか、あの未確認生物はなんなのだね?」
やはりと言うか宮本さんはあれがなんなのかを聞いて来た。
「あの未確認生物はポケモン。ポケットモンスターと言う生き物です。」
「ポケモン...ポケットモンスター...」
周りの録画や録音、メモをしている人達はその言葉を呟いている。
「それでは次の質問だ。そのポケモンと言うのはどんな特徴があるんだい?」
宮本さんは今度はポケモンについての具体的な説明を求めてきた。
その質問を効いて僕はモンスターボールからモクローを出した。
「それについては、このポケモンを使って説明しますがよろしいでしょうか。」
「構わないが、その前に聞いてもいいかい。そのポケモンの名前は何て言うのかな?」
「はい。このポケモンの名前はモクローって言います。
それと1つ付け加えなのですが、ポケモンと言う名前は未確認生物と呼ばれている生き物全てに当てはまる大雑把な呼び方で、1種類、1種類ごとの呼び方はまた別にあります。」
「なるほど。では本題の質問に答えてくれるかね。」
「......」
話をふられた僕は少し頭で話す事を整理し、そして一息ついて回答を始めた。
「まずポケモンの特徴の1つとしてわざがあります。
これはポケモン特有の能力でかなり簡単に説明すると炎や水などをはいたり、雷などを拳にまとう、自分自身を強化したり相手を弱体化させたりなどと様々なものがあります。」
まずは個人的に1番重要だと思ったわざから説明を始めた。その話を隊長は真剣に聞き、周りのハンター達もメモを取っている。
「すみません宮本さん少しよろしいでしょうか。」
「なんだね?」
「攻撃する技の一例をモクローで見せたいのですが、室内でも大丈夫ですか?」
説明より実際に見せた方が早いと思い、技を見せようと思ったがここは室内だ。技を出しても大丈夫なのかと考えていると。
「全然問題ないですよ。皆さん、録画はしっかりお願いいたします。」
「君、いつでもいいよ。」
「隊長準備できました。」
問題はないどころかもう撮影の準備を終えていた。
「行くぞモクロー。このは!」(モクゥッ!)
「これがポケモンのわざ...」
「これは草、いや葉っぱか?」
「あんなに小さいのにこんな事が出来るとは...」
僕の指示でモクローはこのはを出す。その様子をこの部屋にいた全員が目に焼き付けていた。
「今見てもらったのはこのはという技です。ですが重要なのはポケモンは全員が例外なくわざを使えると言うことです。そのためポケモンの戦闘能力はとても高いといえます。」
「では銃はおろか戦車でもポケモンには対処が難しいと?」
技について解説しているとこんな質問が飛んで来た。どうやら戦う事を考えているようだがそれは駄目である。
「正直、兵器で戦うのはおすすめできません。まず最初の理由として、強力なポケモンは戦車も破壊出来る程の戦闘能力を持っている事。次の理由がこれは推測ですが、そんなポケモンが350種類ほどこの国にいると思われるからです。」
ポケモン相手に戦ってはいけない事をいくつかの理由に分けて説明する。
「戦車を破壊する...嘘でしょ...」
「そんなのが350種類はいるのか......」
「どうすりゃいいんだよ...」
僕のここまでの話を聞いて皆深刻な顔になっている。そこで僕は最後かつ一番重要な理由を話す事にした。
「そしてこれが一番の理由なのですが、兵器を使わなくともポケモンに対抗出来る手段があるからです。」
「このモンスターボールと言う道具です。この道具を使えばポケモンを捕まえ、さらに捕まえたポケモンで他のポケモンと戦う事が出来るのです。ちなみに私もこの道具でモクローを捕まえました。」
予備のモンスターボールを取り出し、部屋にいる全員に聞こえる様にこの事を伝えると。
「ポケモンで戦う?」
「こんなボールで捕まえるって本当かよ。」
「でも彼が実際に捕まえてたって行ってたし。」
多くの人が困惑、疑わしいと言った感じだがそんな中、
「小森君、確かにモンスターボールというのは凄い物だ。しかしそれは我々ハンターにも手に入れられる物なのかね?」
宮本さんはこのような質問を聞いて来た。これは間違いなくこのモンスターボールを貴重な物だと思っている。
ならこの質問は今までよりも真剣に答えなければならない。
「......」
(素材はぼんぐりがあるなら多分他もあるはず。だけど彼らだけで森や鉱山にいるポケモンと戦えるのか?それにもしも集められたとしてもモンスターボールの作り方は僕しか知らない。なら!)
頭の中で考えを整理した後。
「まずこのモンスターボールは作る事が出来ます。ですが作るにはぼんぐり・たまいし・てつのかけらという3つの素材が必要です。この素材の内ぼんぐりは森に、たまいしとてつのかけらはおそらくですが鉱山に多くあると思われます。ですが、問題がありまして。」
「ポケモンですね。でもモンスターボールが量産出来ると知れただけでありがたいです。さっさく対策を...」
話を聞いた宮本さんはやはりポケモンの対策を考えていたので、
「宮本さん。これは相談なのですが、モンスターボールを集めてポケモンを捕まえるという仕事を僕とモクローにも手伝わせてもらえませんか?」
僕はここで今回の目的である人手を確保するための交渉をする事にした。
「小森君。確かに君の知識にはとても感謝している。だが、君がそこまでポケモンに関わろうとする理由はなんなのだね?ここからはもう我々ハンターに任せても問題はないはずなのに。」
早速交渉をすると宮本さんからこのような質問が来た。僕を危険な目に会わせたくはないのだろう。しかしその心配はこちらも同じである。
「宮本さん。僕はポケモンの知識にはそれなりに自信があります。だから分かるんです危険なポケモンや凶暴なポケモンもいると、あなた方が死んでしまうのではないか不安になるんです。だから僕は皆さんに力を貸したいんです。」
さすがにネクロズマに頼まれたからとは言えないが、ポケモンのせいで誰にも死んで欲しくないも確かな本音だ。
「それなら私から止める理由はないと言いたいんだが......すまないが今すぐは無理だ。政府に相談する必要がある。」
「ちょっと待ってください!なぜですか!」
これで解決かと思いきや宮本さんはとても申し訳なさそうに断りを出して来た。理由はこうらしい。
「ハンターの活動には政府のライセンスが必要だ。だが君はそれを持っていない。しかし今から取れると言った状況でもない。そこで政府に掛け合って特別に免除をしてもらおうと思ってね。」
こう言われてしまっては反論は出来ない。しかしその免除はいつ頃になるのかと聞こうとすると。
「...小森君、今日は本当にありがとう。もう質問は終わりだからポケモンに気をつけて家に帰りたまえ。私は用事ができたのでね、それでは。」
突然そんなことを行って質問を終わらせてしまった。
「ちょっと隊長!?」
「今日1日は情報を集めると行っていたのでは!?」
「どこに行くのですか!」
これには周りで見ていた人達も驚いていた。しかしその様子を見た隊長は
「すまないね君たち。質問より大事な用件が出来たんだ。元の持ち場に戻っていてくれ。」
「「分かりました!」」
たった一言で静かにした後、こちらに来ると。
「小森君。良い結果を待っていてくれ。」
「......はい!」
そういって隊長は外に出て言った。
現在午後2時30分頃。
「これで協力関係は築けそうなんだけど...」
今日1日で協力関係については進展があったが、それと同時に新たにやらなくてはいけない課題も出来た。
「戦力強化は必須だな。モクローだけじゃ全然ダメだ。」
今日の話で好戦的なポケモンもいると分かった以上モクローだけでは対処できなくなるので、大至急新しいポケモンを捕まえたいのだが...
「そうなるともう一度近くの森に行くか。」
そう新しい方針を固めて僕は自宅に帰って行った。
主人公が家に帰った日の午後7時頃。
「宮本君。いきなり会いたいと聞いたけど何の様かね?」
「忙しい中無理を言って申し訳ありません、ですがそれでも貴方に重要な頼みがあってここに来ました。」
とある部屋で2人の男性が対談をしている。そのうち一人は宮本智隊長だ。
「その頼みとは何かね?」
「未確認生物に関係する事です。まずはこの資料を見ていただきたい。」
そういって隊長はある少年がモクローをモンスターボールから出す動画を見せた。
「この動画はなんなのかね?」
動画を見た男性は隊長にそう問いただすが。
「最初に言いますがこの動画は本物です。現に私の部下も全員が見ていますし、動画の少年に会えば同じ事をしてくれると言えます。そしてここからが本題です。」
宮本隊長は話を一旦区切り、
「この少年へのハンターの試験を特別に免除してもらえませんでしょう?小林環境大臣。」
そう小林環境大臣に向かって言った。
次回は政府との話し合いを予定で余裕があれば主人公の特訓も描きたいかと。ちなみに本格的なポケモンの捕獲の始まりはこの話の後の予定です。
感想・評価をくれるとありがたいです。衝動カキでした。