凌辱エロゲ世界でハッピーエンドと復讐を同時に遂げる方法 作:けっぺん
それからリッカが話した、ナディアが聖都に入るための方法は、荒唐無稽ともいえる内容だった。
聖都に入れない要因である、強大な祝福は軽減することはできない。
なんらかの魔法で防ぐことができたのだとしても、それを維持するだけの魔力をいつまでも工面することは不可能だ。
ではどうするか。
「……そんなこと、可能なんですの?」
「やろうと思えば」
――ナディア自身を祝福に適応させる。
本来弱点となる力を無害とする……言葉にするだけならば簡単だが、それが容易に実現できるのであれば、この世界に弱点のある魔族などいなくなっている。
アンデッドの支配者たるオドマオズマでさえ、それは成し得ていないのだ。
リッカがこれまででその手段を確立させていたのだとすれば話は別だが、それもまた違う。
僕が知った限り、ナディアの弱点は決して切り離せないものであったし、その対策をリッカが練る暇など、ここまでの旅路にはなかった。
昨晩、クイールに伝えるまでの間にリッカはその可能性を導き出したのだ。
“今回”において助けることができたナディアに、平穏を与えるために。
「祝福の掛かった道具が必要な筈ですが、用意があると? ないならば――」
「ある」
それが可能であるか否かを判断するには、僕には高度すぎる技術だった。
しかし、ナディアを祝福に適応させるとして、必要となってくるのは相応に祝福が込められたサンプル。
その用意がなければ論外だと言い切ろうとしたナディアを遮って、リッカは鞄からそれを取り出した。
「……っ」
ナイトラクサで出会ったヴァンパイアの片方が身に着けていた首飾り。
聖剣を持ってくれば譲渡するという約束は無かったことになったが――あの後、僕たちは二人を倒すことになった。
ヴァージニアとの戦いが始まってからは……正直、あまり覚えていない。
だが、最後に彼女を置き去りにするとき、リッカはそれを奪ったのだろう。
――ズキリと痛んだ心を、“彼女たちはそれだけのことをした”と納得させる。
その腹を貫いた感覚が脳裏を過ぎって、思わず右手を押さえた。
「……机上論だというのに、準備は万全のようですわね」
「試しに着けてみる?」
「試しにわたくしを消し飛ばすつもりですか? ……わかりました。好きになさいな。どの道、望んでもいない死に還り。助けたあなたたちが気の済むように助けられて差し上げます」
既に、ナディアは自身の生に納得を付けている。
その心にあるのは強い諦観。今更、自分で何を動かそうともしていない。
リッカの策が上手くいこうがいくまいが、彼女にとってはどうでもいいことなのだろう。
どこまでいっても僕たちの自己満足。
しかし、だからといって、本人が求めていないからと手を止めるのはまた間違いだ。
僕だって、ナディアのことをこのまま有耶無耶にはしたくはないから。
「リッカちゃん、それってどのくらい掛かります?」
「知らない。聖都に着くまでに、段階的に仕込んでいく」
ここから聖都まで、短い距離ではない。
海を渡る必要もあるし、暫くは時間があるだろう。
リッカとしても簡単な工程ではないようだが、その間に少しずつ進めていくようだ。
「という訳で、そんな方針で」
「そうですか……待ちなさい、聖都までの移動手段はあるのですか?」
「え? 普通に歩いてですけど……」
「――――徒歩」
愕然と呟いたナディア。
……やはり、あまり外を出歩いたことはないのだろうか。
僕たちもこうして勇者としての旅に出るまで、外を歩くようなことはなかった訳だし、今でこそ慣れたものの魔族と遭遇する可能性はいつだって付き纏う。
彼女の時代は不明だが、今は人間が歩くならば危険と隣り合わせなのだ。
「大丈夫ですよ。どんな危険も僕たちが守ります」
「そういう問題では……いえ、いいです。人並みに体力があるとは思っていませんので、そのつもりで」
「もちろん配慮しますとも。勇者ですから」
「勇者関係ないのでは……」
体力のことを言えば、リッカもそう長い距離を歩ける訳ではない。
適度に休みつつ、安全に、確実に目的地に辿り着く。
クイールは分からないが、それが僕たちの旅だった。
「それじゃあ、ごはんを食べたら出発しましょうか――」
手を叩いて話を纏め上げたクイールは、ちら、とこちらに目を向ける。
何を言わんとしているかは分かる。クイールと出会ったその日に聞いた。
――お腹いっぱいになればいい、という効率を極めたような彼女の食事情。
どうやら、共に行動をしていたこの数日で、その価値観を塗り替えてしまったらしい。
「うん。少し待ってて――リッカ」
「……ん」
「えへへ、催促しちゃいました。ユーリくんのごはん美味しくって」
……まあ、悪い気はしない。
昨晩は全員の疲れもあって、簡単に済ませていた。
リッカと一緒に料理を作るのもずいぶんと久しぶりな気がする。
視線を交わし合って、すぐにリッカも状況を理解したようだ。
「ナディアちゃんも、ごはん食べますよね?」
「わたくしアンデッドなのですが」
「アンデッドって食事とかしないんです?」
「すると思いますか?」
……一応は、四人分。
アンデッドの性質からして、“生きるため”のあらゆることが必要ないのだろうが、不要であって不可能とは限らない。
カルラのように、食べることを必要としなくとも積極的に食事をする魔族もいる。
もしかするとアンデッドであるナディアもそれに当てはまるかもしれない。
食べなければクイールが片付けてくれるだろうし。
902:TS幼馴染系魔法使い
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903:転生領域の名無しさん
なんか飯テロも久しぶりだな
904:転生領域の名無しさん
先代ちゃんの満面の笑みは癌に効く。
905:転生領域の名無しさん
姫も普通に食ってて草
906:転生領域の名無しさん
さっきイッチが言ったところによると食べない宣言していたようだが
907:転生領域の名無しさん
一口食って陥落したのが目に見える。
908:転生領域の名無しさん
ちょろい
909:転生領域の名無しさん
ようやく日常が戻ってきた感
910:転生領域の名無しさん
まあ少しくらい息抜き気分でもええやろ
911:転生領域の名無しさん
ゲームの選択肢だったら死に直結しそう。
912:転生領域の名無しさん
メシも満足に食えないなんて
913:転生領域の名無しさん
イッチだけ無表情で食ってるのじわじわくる
914:転生領域の名無しさん
孤独のイッチ
915:転生領域の名無しさん
心の中でメッチャ喋ってんの?
916:転生領域の名無しさん
こういうのでいいんだよ
917:転生領域の名無しさん
そういうのもあるのか
918:転生領域の名無しさん
うん! これこれ!
919:転生領域の名無しさん
それ以上いけない
920:転生領域の名無しさん
俺はまるで人間苗床発電所だ
921:転生領域の名無しさん
まるでじゃないだろ
922:転生領域の名無しさん
飯時にする話じゃねえ
923:転生領域の名無しさん
いつも苗床の風景見ながら酒飲んでるだろお前ら
924:転生領域の名無しさん
それとこれとは話が違うわけで。
925:転生領域の名無しさん
なんも違わないんだよなぁ
926:転生領域の名無しさん
イッチと勇者くんの手料理なんだっけ
927:転生領域の名無しさん
メシウマ属性が一人いるだけで旅が華やかになるよな。
928:転生領域の名無しさん
二人いればもう無敵よ
929:転生領域の名無しさん
先代ちゃんをも堕とす魔性の料理
930:転生領域の名無しさん
素朴な田舎メシだがそれがいい
931:転生領域の名無しさん
そういや先代ちゃんどんな食生活だったんだろ
932:転生領域の名無しさん
そりゃもう孤独の先代ちゃんよ
933:転生領域の名無しさん
食事中普通に騒がしそう。
934:転生領域の名無しさん
そんな先代ちゃんをして絶賛な手料理よ。
935:転生領域の名無しさん
言うてあの子なんでも喜んで食べそうな気配もある。
936:転生領域の名無しさん
少なくとも味方に対して文句言わなさそうよね
937:転生領域の名無しさん
いい子すぎるんだが
938:転生領域の名無しさん
いるよな、強くて性格も良くて「もうお前ひとりでいいんじゃないかな」って感じの勇者
939:転生領域の名無しさん
本来転生者がやるべきポジションなんだけどなぁ
940:転生領域の名無しさん
転生者は性格良くないから。
941:転生領域の名無しさん
そこはちゃんと最後まで演じるに決まってるだろ
942:転生領域の名無しさん
どこまで良い子ぶれるかが転生者の腕の見せどころだからな
943:転生領域の名無しさん
イッチは?
944:転生領域の名無しさん
イッチはあれでいいんだよ
945:転生領域の名無しさん
勇者くんが受け入れてくれた時点で勝ちだろ
946:転生領域の名無しさん
前例がなくてよく分からんわ。
947:転生領域の名無しさん
まともな転生者っぽいことは先代ちゃんがやってくれるから
948:転生領域の名無しさん
なんでこれで現地民なんだよ先代ちゃん。
949:転生領域の名無しさん
ぶっちゃけこれまでの要素が人外染みてたからようやく人間っぽいところが見られた感
950:転生領域の名無しさん
人外が食を通して人間を学ぶ展開でしょ。
951:転生領域の名無しさん
定番だよな
952:転生領域の名無しさん
そんな邪悪な発想はいらないんよ
953:TS幼馴染系魔法使い
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954:転生領域の名無しさん
姫が堕ちるのが早すぎる
955:転生領域の名無しさん
これは魔性の料理
956:転生領域の名無しさん
もしかして勇者くんとイッチ、先代ちゃんパーティの料理係になる筈だったんじゃないの
957:転生領域の名無しさん
ありえる
958:転生領域の名無しさん
料理係が入るまで十年かかるのおかしいだろ
959:転生領域の名無しさん
姫いい生活してただろうにちょろいな
960:転生領域の名無しさん
田舎料理は新鮮なんでしょ
961:転生領域の名無しさん
姫呼び定着してんの草
962:転生領域の名無しさん
なんならスレ民がちゃんと名前で呼んでる主要人物、カルラちゃんとラフィーナちゃんくらいだからな。
963:転生領域の名無しさん
苗床姉妹
964:転生領域の名無しさん
なんつーデュエット組ませようとしてんだよ
965:転生領域の名無しさん
絵面に目を瞑れば美少女同士
966:転生領域の名無しさん
カルラちゃん×ラフィーナちゃんもここで上がってくるのか……
967:転生領域の名無しさん
長らく一緒にいるから何かが芽生えていてもおかしくない。
968:転生領域の名無しさん
そういやイッチ、カルラちゃんとラフィーナちゃんのツーショ貼ったことないな
969:転生領域の名無しさん
カルラちゃんと撮れるのはイッチだけなので……
970:転生領域の名無しさん
今後チャンスはありますか……?
971:転生領域の名無しさん
そこになければないですねー
972:転生領域の名無しさん
どこにだよ
973:転生領域の名無しさん
イッチの中にだろ
974:転生領域の名無しさん
「イッチの中」が思考なのか苗床空間のことなのかで話が変わってくる
975:転生領域の名無しさん
ラフィーナちゃん「カルラちゃんを私にください!」
976:転生領域の名無しさん
イッチ「駄目です」
977:転生領域の名無しさん
勇者くん「駄目です」
978:転生領域の名無しさん
管理人「駄目です」
979:勇者くんカワイイ
駄目です
980:転生領域の名無しさん
側近「駄目です」
981:転生領域の名無しさん
大女神「駄目です」
982:転生領域の名無しさん
無関係なのもわらわら湧いてきて草
983:転生領域の名無しさん
お前らはカルラちゃんのなんなんだよ
【ユーリ】
村流の田舎料理が得意。料理スキルは幼馴染三人の中で一番高い。
【リッカ】
不足がない程度には作れる。
昔はアレンジチャレンジ大惨事を地で行く冒険者気質だったらしい。
【クイール】
餌付けされた。
手料理の温かさに耐性がない。
【ナディア】
餌付けされた。
田舎料理の温かさに耐性がない。