ここは日本全国のウマ娘達の憧れトレセン学園。
その屋上で今、とあるバトルが繰り広げられていた。
「くっくっく…ジャス!!年貢の納め時だなぁ〜」
屋上に立つ両者の間には、なにやら謎の技術で実体化したモンスターが。
発言から察するに今はゴルシのターンなのだろう。
「ふふ…御託は結構。攻撃してごらんなさい…」
ジャスタウェイは手札で顔を半分ほど隠し、挑発するかのように不敵に笑う。
「そうかよ、それじゃあ…スイーツパラディンでダイレクトアタック!!これで終わりだぜ〜〜!!」
全身がフルーツで出来たような見た目のモンスターがジャスタウェイに突進する。
勝利を確信したトドメの一撃。
向かってくる敵に、ジャスタウェイはニヤリと笑う。
「リバースオープン!!増えないワカメ!!」
「なにぃ!?」
「更に、甘すぎた誘惑でコンボを発動!!シップのフィールド上のモンスターは何もできずに撃破ですよ!!」
バリィィィン!!と、ノリのいい音と共に破壊されるモンスター。
もうもうと立ち込める煙の向こうのゴルシは、しかし焦った様子などなく、むしろ……。
「ひゃははは!!ありがとよジャスぅぅ!!」
「…何がですか?」
怪訝な顔をするジャスタウェイにゴルシは続ける。
「ゴルシちゃんは待ってたのさ…オメェがそれを使うタイミングをなぁぁ!!」
そう言ってゴルシはリバースオープンを宣言。
「パクパクの儀式発動!!墓地のスイーツモンスターを生贄に…現れろ…スイーツ魔神!!マックチャン!!」
パクパクデスワ〜〜……!!
どこかの芦毛のお嬢様と、某くっちゃねポ○モンを合わせたような…本人に見せたら確実に怒るだろうデザインのモンスターが姿を現す。
「ククク…更に手札から思い出の体重計を発動!!マックチャンに装備するぜ!!」
その発言に目を見開くジャスタウェイ。
心なしか、モンスターは逃げようとしているように見える。
「…バカな!!それは自爆前提の破滅コンボ!!シップ…貴女まさかはじめから…」
今更気付いたのかと高笑いするゴルシ。
「おうともよ!!ゴルシちゃんはこれが…これだけが狙いだったのさジャスぅぅぅ〜〜…」
そんな二人を遠巻きに見守る二つの影。
「……何やってんだあの二人」
そう言うのはナカヤマフェスタ。
「負けた方が勝った方にプリン奢るんだって〜」
スマホをいじりながらそんなことを返すのはトーセンジョーダン。
しかし、その話を聞くや、ナカヤマフェスタはん?と首を傾げる。
「だが、自爆って…」
「そうね〜…」
トーセンジョーダンはスマホから顔を上げずにハァと一息つくなり
「友達と半分こしたいなら素直にそういえばいいのに…」
と、こぼしたのだった。
ほぼ勢いだけですはい。
モンスターのステータスはご想像にお任せします。はい。