以下の事はトレセン学園にて、貴女がやってはいけない事です。各自、普段の言動と行動を慎みましょう。
また、ゴールドシップは無駄な足掻きをやめて、現実を受け入れなさい。それが貴女の為です。
#月◎日
通達
学園関係者はオーロラを見たいからと、理子ちゃんを拉致するのはやめましょう。
リトルココンとビターグラッセも追加すれば大丈夫ではありません。
追記
旅の調理担当にアグネスタキオンはやめましょう
なんでパスタがあんなに増えたのですか?
──ほら、出来たよ。皆
──なんでそんなに増えたのですか?
──ふぅン? この狭いキッチンで健闘した私に言うセリフかな?
#月●日
通告
本日よりウマレーター並びに三女神像の整備点検を実施します。
学園関係者は期間中、上記の施設には近付かないよう、注意してください。
特に、ゴールドシップ、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、マチカネフクキタル、マーベラスサンデーを近付けてはなりません。
──おやおや、随分焦りが見えるね? つまり、あのメインサーバーには、私達に触れられたくない情報があるという事かねぇ。
所で、一つ気になったのだが、〝君達〟は何者なんだい?
#月⊿日
通達
学園関係者と学園生徒は、空腹時のオグリキャップに対し、良い香りのする消しゴム等を持って近付けてはいけません。
相手はどんぶりを丸飲みして、ラーメンだけを食べる技の持ち主です。
タマモクロスが飲まれかけた事件を忘れてはいけません。
──タマ、まだ灯りが要るか?
──なあ、オグリよ。お前には分からんやろうが、あの一切の光の無い世界を見たら、暫くはホンマに暗闇が無理やで?
つか、お前の腹ん中どないなってんねん!? 光が無いのは分かるで! けど、奥からしとったシャクシャクいう音はなんやねん?!
──ははは、ウマ娘の腹の中からそんな音がする訳ないだろう?
──じゃかましい!!
#月▲日
通告
何度も言いますが、手作幸太郎氏はトレーナーではありません。
また、トレーナーであったという事実もありません。
ゴールドシップ、これが現実だ。
──知ってるか? 現実ってのは変えられるから現実なんだ
∑月●日
緊急通達
緊急通達、∑月●日未明に中央トレセン学園にて、でちゅねの悪魔の完全顕現が確認されました。
生徒並びに関係者各位は、対でちゅねの悪魔用マニュアルに従い、指定区域に避難してください。
オグリキャップ、悲しいですがタマモクロスは諦めなさい。
繰り返します。本日未明、でちゅねの悪魔の完全顕現が確認されました。学園関係者は対でちゅねの悪魔用マニュアルに従い、指定区域まで……
あ、でちゅねする……
──タマ! タマあああああっ!!
──オグリ行け! 行くんや!
──嫌だ! 私は〝また〟誰かを忘れるのはもう嫌だ!
追記
ゴールドシップ、貴女がでちゅねの悪魔顕現を手引きした事は、既に分かっています。
──ゴールドシップ?
──いやいや、マックちゃん。今回ゴルシちゃんマジで関係無いからな?
いや、本当に関係無いからな?
通告
アグネスタキオンが、現在のウマレーターメインサーバーにアクセスする事を禁じます。
また、ツインターボ、ハルウララが現在整備点検中の三女神像に接近する事も禁じます。
三人はゴールドシップの与太話を信じてはいけません。
──やっぱり、ここに居たんだ。●●●●ちゃん
追記
通達
南坂トレーナーに一週間の謹慎を命じます。
……チームは大事でしょう?
──トレーナー!
──いやはや、まさかですね。ターボさんの杞憂はもしかすると当たりかもしれません。
──ターボが〝誰かを忘れてる〟ってあれ?
──ええ、ハルウララさんのトレーナーからも、同じ事を聞いています。ネイチャさん、一週間の間は沖野さんに頼んでますので、カノープスをお願いします。
──うん、分かった。けどさ、この通告って誰が出してるの?
勧告
ハルウララ、ツインターボは●●●●●●●●についての記憶を忘却する事を勧めます。
●●●●●●●●は存在しません。
この勧告は貴女達を思っての事です。
──ターボ聞こえたもん! ●●●●の声聞こえたもん!!
∑月#日
通達
トレセン学園トレーナーが、学園敷地内駐車場で、パーティーを開く事を禁止します。
コクが無く、ただ後味の辛いエビチリを食べた黒沼トレーナーが、アレルギーを発症した事を忘れてはいけません。
メジロ饅頭はパクパクですわ。じゃねえのよ
──コクが無く、ただ後味辛い……
──正直、食えないんですよ! この理事長の下だと?!
δ月◆日
通告
ハ●ボ●●レジ●というウマ娘は存在しません。
トレセン学園関係者は、存在に関する記憶を忘却してください。
それがあなた達の為です
──ねえ、知ってる? 〝不屈の反逆者〟の話
──ねえ、知ってる? 〝折れなかった敗者〟の話
──ねえ、知ってる? 〝ツギハギの英雄〟の話
通告
仮想特異存在〝シラオキ〟並びに〝SS〟による我々への干渉を禁じます。
繰り返します。仮想特異存在〝シラオキ〟並びに〝SS〟は、直ちに我々への干渉を停止せよ。
お前達がどれだけ足掻いても、●●ボテ●レジーは帰ってこない
──……ここにいるよ
通達
ウオッカの髪飾りは、変身に使われるステキガジェットではありません。
ビコーペガサスが落ち着きなさい
──うおー! かっけー!
通告
もう諦めろ。ハリ●テ●レジーは存在しない。
手作幸太郎も、我々の手の内だ
──さて、それはどうでしょうね
通告
ハルウララ、貴女が聞いた声は幻聴です。
学園にその様なウマ娘が居た事実はありません。
……お願いだから、それ以上は近付かないで
──ここだよ……
通達
テイエムオペラオーの王冠は、リュージという名前ではありません。
強風で飛んでも
「ああ!? リュージが……!」
と言ってはいけません。
六時間に及ぶ彼女と王冠のオペラをまた観たいのですか?
……正直、ちょっと観たいですね
──オペラオーさーん!
──ああ、ドトウ。ちょうど良かった。新作を思い付いたんだ
──新作、ですか?
──ああ、ゴールドシップから聞いた〝誇り高き反逆者〟がテーマだ!
──オペ、ゴルシが呼んでるよ?
──ああ、トレーナー。今から僕達は僕達の戦いをする。そう伝えてくれ
通告
ゴールドシップ、何故諦めない?
最早、無駄な足掻きに過ぎないのに……
──あいつが諦めてないのに、親友のゴルシちゃんが諦める筈がないだろ
見てろ。もう皆、あいつの事を思い出してきてる。
……これが、最後の一手だ。
──あ、手作さん
──沖野さん、どうしました?
──いや、なんかゴルシの奴が手作さんを呼んでこいって聞かなくて……。まったく、困った奴ですよ。
──はは、また何か思い付いたのかな。ゴルシちゃん
──手作さんだけですよ? 今のあいつの奇行に付き合ってるの
──何でなんでしょうね? 何故か、僕だけは今の彼女を無視してはいけない。そんな気がするんです。
──手作さん……
──それに、最近よく同じ夢を見るんです。トレーナーじゃない筈の僕が誰かのトレーナーで、でも僕はその子を中々勝たせてあげられなかった。でも、夢の終わりの最後の大きいレースでその子が勝つ。そんな夢です。
──それはまた、本当に夢の様な話ですね。
──そして、その夢には絶対ゴルシちゃんも出てくるんですよ。おかしな被りものを被ったあの子と一緒に
──あいつは他人の夢でもちょっかい掛けてんのか……。しかし、おかしな被りものねえ。
──ゴルシちゃんらしいですよね。……だから、僕はゴルシちゃんの頼みを断れない。沖野さん
──なんです? 手作さん
──きっと、ゴルシちゃんが今日やろうとしている事は、一連の奇行の答えの様な気がするんです。
──なら、行きますか。南坂さん達もターボが何か騒いでるって言ってましたし、多分それが答えなんでしょう。
──ええ
頼む、届いてくれ。
──……ゴルシ、私は……