ダンまちの世界で生きてみた。   作:排他的経済水域

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なんか最近モチベがない。オリジナルストーリーって難しいね


第17話 酒場での一幕そして死亡

さて皆さん、これから僕はどこに向かうでしょうか?

ギルドでの換金を終え、お金がある程度ありダンジョン帰りでお腹が空いている。そんな僕が行くところは…そう。豊穣の女主人しかねぇよなぁ!

という訳で現在、食事のために豊穣の女主人に向かっております。

あの場所はベルがかなりの頻度で通うことになる場所だ。

ミアさんやほかの店員に顔を覚えてもらうことも出来る。そして何より…リューさんが居る!!それだけで週7はいく価値があると思う。

そんな馬鹿なことを考え、メインストリートを歩いていくと、豊穣の女主人の前まで着き、店の中に入る。

 

「いらっしゃいませだにゃ!何名様かにゃ?」

 

「あ、1人です」

 

店の中に入ると、茶髪の猫人に声をかけられる。

確か彼女は…アーニャだったよな?アホなのは覚えてるけど、原作だと結構可哀想なんだよな…優しくしておこう。

店の様子を見るとそこそこ混んでいるようだ。俺の座る席はまだ有りそうだが…

 

「わかったにゃ!」

 

アーニャから元気の良い返事を受け、アーニャが周りを見はじめる。

 

「じゃあ、あそこの席にお座り下さいだにゃ!」

 

そう言われながら、カウンターの席に案内された。別にどこでもいいのでとりあえず返事しておく。

 

「分かりました」

 

「あ、アーニャ?あそこはベルさんに座ってもらうから、その隣の席に案内してもらっていい?」

 

席に向かおうとしたら横のシルさんから声がかけられた。

ん?この日ってベルって来るっけ?確か来なかったはずなんだが…

まぁ‪気にするだけ無駄か、原作イベの無いこの日に酒場に来たところでそこまで大きくは改変されないだろ。結局はベルの行動全てを操るのは不可能な訳だし

 

「分かったにゃ!じゃああそこの席に変更させてもらうにゃ!」

 

アーニャから先程案内された2こ横のカウンター席に案内される。

例のごとく別に不満もないのでそこに向かう。

 

「はーい。じゃあそこに座らせてもらいますね」

 

案内された席に座るとカウンター席なので、目の前にミアさんがいた。

 

「おお、あんたかい。頻繁にここに通ってるじゃないかい、なんだい?常連にでもなりたいのかい?あんた?」

 

 

「んー、まぁここの料理美味しいですし、俺いまだに宿なんで飯作るのめんどいんですよね〜大した料理も作れませんし」

 

宿には寝具と小さめの机くらいしかない。しかも自慢じゃないが、料理は得意ではない。まぁこれから少しずつでも習得していきたいとは思うが、まずはファミリアのホームに住めるような立場を得なきゃという問題にぶち当たる。

 

「へー、珍しいね。ファミリアで暮らさないで宿暮らしなんて」

 

「まぁ…色々ありまして」

 

さすがにミアハファミリアのホームに居座るのは申し訳なさすぎるし、闇派閥関連で迷惑をなるべくかけたくない都合上、今は宿で住む場所をすぐ変えれる方が都合がいい。

 

「へーそうかい、まぁアタシとしちゃあ金をしっかり落としてくれりゃあ言うことは無いよ」

 

「まぁ、それはもちろん!」

 

「あ、でも昨日みたいな騒ぎを起こしたらタダじゃ置かないからね?」

 

昨日の騒ぎ…ロキ・ファミリア(ベート)に喧嘩を売った件か。まぁあれは酔ってたからってのもあるよな、初酒で感情の整理がつきづらかった気がする。まぁ後悔はないが

 

「アハハ…それに関しては【凶狼(ヴァナルガンド)】に言ってください」

 

「は!まぁアタシとしちゃあ、騒ぎを起こしたやつは全員たたき出すだけだよ!」

 

「お強い…ですね」

 

「それくらいじゃなきゃ、このオラリオで酒場なんて出来ないよ」

 

何ともない一言に少し俺は認識を改める。

オラリオの冒険者とその他の溝は俺が考えているよりずっと深いのかもしれない。

やっぱり市民の立場に立つことでいろいろわかることもあるのだろうか?まぁここは聞かない方がいいかな…こういう事に関しては俺の目で確かめていけばいいんだし。

 

そんなことを考えながら、メニューを見て、昨日食べなかった。魚のフライ?みたいなのを注文する。「酒は?」と聞かれたので、1番度数の低いものを頼み、食事を中心に楽しむことを伝える。

 

「はいよ」と注文した酒を渡されてそれを飲みながらフライを食べる。

思っていたより脂が乗っていてうめ〜となりつつ、《大賢者》を使用し、地図機能のベルの位置を探す。

 

目の前の地図が見えないミアさんが怪訝な目を向けてくるが見えない振りをしつつ、ベルの位置を見るとふむふむ、メインストリートを歩いて本当にここに向かってきてるみたいだな。

てかもう着くな…3…2…1…

心の中でカウントダウンしながら0のタイミングで入口を見ると白髪、深紅の瞳の少年が見えた。

その少年はシルと話しながら、店の中に入り俺の目の前の女将に謝罪をはじめた。

女将はしっかりと次はないと告げたあと、俺の2つ隣に座るよう促し、それに従い、来たベルが俺の存在に気づく。

 

 

「あ!レイさん。ご無沙汰してます!」

 

俺に向かってベルが礼儀正しい挨拶をしてくる。

 

「ん、どうもどうも。そんな畏まった挨拶しなくていいから座りな」

 

俺は別に恩人として扱われたい訳では無いので、軽めに流してベルを席に座らせる。

 

「は、はい!」

 

何も聞かないのもあれなので、ベルに今回の食事のわけを聞く。

 

「ベルは今日はここで食事なのか?」

 

「はい、実は前にここでお金を払わずに出ていってしまって…朝謝罪に来たら、シルさんから今度こそしっかり食べてお金を払ってくださいと言われまして…」

 

なるほどね、俺が金を払ったからその代わりにこの店に来ると…大きな原作改変になっていないことを確認し少しほっとする。

そんなことを考えながら話を続ける。

 

「あーそういえば食い逃げしてたな、まぁ良かったじゃん許してもらえて」

 

「はい、あ、そういえば、僕のお代を払ってくださったのはレイさんなんでしたよね?今お金返しますね」

 

「いやいいよ、俺が好きでやったことだし」

 

今の零細(ヘスティア)ファミリアのベルから金を貰うほど俺はお金に困ってない。それならばその金を使って少しでもダンジョン攻略に活かしてもらった方がいい。

 

「え?でも…さすがにそれは申し訳ないというか」

 

まぁそれはさすがにこのお人好し(ベル・クラネル)には通じないかな?

なら…

 

「いいからいいから、じゃあ。これから定期的に俺と飲もうよ?1人飲みって意外と寂しいんだ。」

 

これから定期的に2人で飲まないか?という提案を聞いてベルが顎に手を当てて考える。

 

「分かりました。僕でよければお付き合いします!」

 

そんな了承を受け、俺はベルと飲み友達になることに成功する。

 

「おう、よろしく」

 

そんな返事をして、ある程度の雑談をしながら酒を飲む。

 

2〜30分ほど経っただろうか?周りの客が少し先程より減ってきただろうか?お互いに少しづつ顔が赤くなっていたがまだ大丈夫だろう。一応深夜にはならないよう気をつけながら食事を続けようとすると

後ろから声が聞こえた。

 

 

「ベルさん、レイさん。楽しんでますか?」

 

後ろを振り返ると先程まで忙しそうにしていたシルとリューさんがいた。

どうやら仕事がある程度片付いて、こちらに来たらしい。

 

「ええ、お陰様で。シルさんとリューさんはもうお仕事はいいですか?」

 

「はい!」

 

「シル、嘘はいけません。私達は頭から入っていたので今は休憩です。30分ほどしたらまた仕事なのですが…」

 

シルから元気な返事が聞こえてきたが、隣のリューから訂正が入る。

後ろのミアさんから睨まれでもしたのか、はにかんだ笑顔で舌を出して笑っている。

 

「私がそれならベルさん達とおしゃべりしようって行ってきたんです!レイさんともお話してみたかったですし」

 

多分ベルと話したかっだんだろうな〜とは思うがそれはそれでいい。俺はリューさんと喋りたかったし。うんうん。

そう考えを前向きに改める

 

「なるほど、それならどうぞどうぞ。ベルも大丈夫だよな?」

 

「はい、レイさんが良ければ僕も大丈夫です」

 

ベルの了承もあり、俺はベルの横を譲る。

 

「じゃあ失礼しますね」

 

一言いい俺の隣にリューさん、その隣にはシルそしてシルの隣にはベルが座る形になった。

 

「ベルさんとレイさんはさっきどんなお話をしてたんですか?」

 

ミアさんからお茶を貰いながら、シルが俺たちに話を振る。

 

「まー普通の話ですよ?お互いが冒険者になった理由なりなんなりを話してましたかね」

 

「へーそうなんですか、ベルさんはなんで冒険者様になったんですか?」

 

「僕は少し前におじいちゃんがいなくなってしまって、悲しかったけどその時思い出したのがおじいちゃんの言葉だったんです。」

 

『他人に意志を委ねるな、誰の指図でもない。自分で決めろ。お前がしたいことをしろ。これはお前の物語(みち)だ。お前が紡ぐーお前だけの英雄譚(ものがたり)だ』

 

「その言葉を信じて僕はオラリオに来ました。」

 

話が終えたあと、シルが少し興奮した様子でベルに話しかける。

 

「…カッコイイですね!ベルさんもベルさんのおじいさんも!」

 

「貴方がその言葉を忘れない限り、きっとあなたの想いは届きますよ」

 

心無しかリューさんも穏やかそうにベルを褒める。さすが我らが主人公。

この一瞬で2人もの女性を手玉に!?でもまぁこれがベルだよな〜、これで一途なのも推せる

 

「ははは、ありがとうございます。あのレイさん?どうかしました?」

 

主人公の存在に感動?しているとベルから不思議そうな目で見られた。

どうやら俺の視線に気づいたらしい。

 

「いや、お前はやっぱりベル・クラネルだなって思っただけだよ」

 

「え?」

 

あーやべ、なんも考えず本心言ったけど、これだと意味がわからないよな…。うーんあの賭けの件を言うか?でもベルに言っても良かったっけ?

 

「あーえっとな、ん?」

 

何だ、あいつ?

 

ベルの後ろに黒フードの男が1人いた。

水以外飲んでなく、些か酒場では異質な気がする。

てか?ずっと俺の事見てないか?リューやシルを侍らせてるように見えてるからそれの嫉妬か?いや一応見とくか

 

そう考え、《神の偽能》でステイタスを確認する。

 

Lv2 ヨグ・ファミリア

 

ヨグ・ファミリア?聞いたことは多分ないな?

一応周りも確認しておく。周りには同じファミリアのやつは居ないかな?

闇派閥の件もあるしな、ちょっと怖いな。ベルに危険が及んでも困る…

 

「レイさん?」

 

「いやなんでもないや、急で悪いんだが俺そろそろ帰るな。急用が出来た」

 

「え?」

 

リューさんにお代を手渡しつつミアさんに「ご馳走様でしたー」と告げ

店の外に出る。

外に出てメインストリートに歩くと店から先程の男が出てきた。

 

そのままある程度歩いて色々な道を通るとその男も着いてくる。

これは…黒かな?

そう思い、裏路地に入り、男を待ち伏せする。

 

1分ほど待つと男が入ってきた。

 

「は?」

 

男が驚いている隙に顔に1発軽く入れて仰け反らせ、拘束する。

 

「グハァッ…」

 

「ほいっと、おいあんた何の用だ?」

 

拘束を続けながら、尋問を始める。

 

「こ、答えるか」

 

「そうかそうか、なら…」

 

拘束している腕を曲げ、骨を折る。

 

「ぐっ…!!」

 

「お前の目的を…ツッ!」

 

尋問を続けようとしたら後ろからいきなり後ろから衝撃が来て頭を殴られた。

その衝撃の後すぐに頭を捕まれ、壁に投げ飛ばされる。

 

「チッ!」

 

どうにか壁に着地し、投げられた方向を見る。先程の男がたおれている。そしてその横には外套を被っている男がたっていた。

 

「はぁはぁ、誰だ?あんた」

 

「ほう?意識を奪う気でやったのだが、やはり強いな」

 

話しながら《神の偽脳》を使いステイタスを確認する。

 

バグLv4 ヨグ・ファミリア

 

あ、これヤバいやつだ……

Lvを見てそう思いながら、頭がクラっとした、嫌な予感がしながら手で支えて見るとべチャリと嫌な音がした。手を頭から離すと掌が赤く染まっている。

 

「その傷では俺に勝てない。黙って俺らと共にこい。」

 

バグが俺が傷を確認するのを見てそう言ってくる。

 

「共にこい?何の話だ?」

 

「そうか、そこまでは聞いていなかったか……そうだな。」

 

バグは俺の言葉を聞いてから考えるような仕草をとり目を閉じる。

 

今だ!その隙に俺は全力で後方に跳躍。すぐ近くの屋根に飛び乗り逃走を試みる。こんなやつとこの状態で戦っても勝ち目は薄い。どうにかして傷を治してから戦闘をしなければ

そう考えての撤退だった。しかし…バグはそれを予想していた。

 

「はぁ」

 

そんなため息が聞こえた瞬間、屋根に登ろうとしてきたレイに炎が直撃する。

 

「あっつ!」

 

跳躍した屋根には男どもが短剣を構えて待っていた。

魔剣か!?そう判断するが遅い。

致命傷ではないが先程の頭の傷含めさらに深手をおうが…まだ動ける。どうにかにけ

動きが読まれてる?そう考えたがもう遅い、魔剣を構えていた男どもの後ろからドワーフたちが鎖をなげつけてきた。

 

「くそっ!」

 

どうにか避けようとするが空中のため回避のための足場がなく動くことが出来ない。

そのまま鎖に捕まり下へと落ちる。

うつ伏せになった俺の周りに20を超える男共が集まってきた。

 

男どもは下卑た笑み浮かべながら俺を見るがただ1人。バクだけは俺の事を冷酷な目で見てくる。

 

こりゃあさっきのは釣りだな…こうなったら。

 

このままでは死ぬ事が確定しているため、踏ん切りをつけ魔力を解放しようとする。

 

「サンダー・ボル、うっ!…」

 

魔力を練り上げ、放つ瞬間。胸に痛みが奔る。

視線を下に向けると俺の胸に剣が刺さっていた。剣の柄のほうを見るとバグが俺を仲間ごと突き刺していた。

 

「させない、貴様のそれは危険だ。」

 

おいおい、まじかよ文字通り最短を着いてきやがった。クソ…

最後にどうにか魔力放とうとするがその前に意識が飛んだ。

 

「おい!バグ!?お前何して?」

 

いっけん、バグの暴走に見えた光景に男たちが意義を唱える。

 

「貴様らこそ近くにいても気づかなかったのか?奴は今何らかの奥の手を使おうとしていた。それを防いだ迄だ。」

 

バグの正論に男共は反感していた気持ちを抑えられ呻き声をあげる。

 

「うっ」

 

 

「それより早く、そいつと負傷した者を担げ、ファミリアに帰還するぞ」

 

「わっわかったけど、こいつもう息がないんじゃねぇか?」

 

胸にバグの刺した剣が刺さっているレイは間違いなく致命傷だ。この様子ではたとえ万能薬(エリクサー)を使ったとして生きるかどうかと言ったところだろう。

 

「死体だけでも回収…」

 

 

そう指示を出そうとするが、瞬間レイの死体が光りに包まれた。

周りにいた男達も刺さっていたバグの剣もそしてバグ自身も軽く吹き飛ばされる。

 

「なんだ!」

 

忘れるな己の罪、果たしきれ己の願い

全てを守り、全てを救い、全てを果たせ

 

『リライフ』

 

周りに異物がなくなりレイの肉体は回復…いや修復される。

胸の傷はなくなり、魔剣の炎による火傷も頭の傷も消えた、その光景に周りのものは唖然とするが、バグだけは驚きに似た高揚をしていた。

 

「ふ、ふはは。おいこいつを早く担げ。これは凄いぞ!」

 

「わっわかったよ。オイおまえらヅラかるぞ」

 

バグと男たちは闇夜に消え、路地にはレイの血のみが残った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヨグ・ファミリアの行動ー
レイを見つけた⇒監視を始める。⇒監視にレイが気づく。⇒路地に入ったしバグもいるしこのまま襲っちゃお!

こんな感じ

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