ダンまちの世界で生きてみた。   作:排他的経済水域

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テスト終わったー自由だー


第29話 潜入

加速。加速。加速し続ける。

 

ここはダンジョン21階層

 

《大樹の迷宮》

 

「ふっ!!」

 

銀色の長剣を使い、モンスターの急所を的確に切り裂いていく。

 

(止まるな、止まるな。次の動作を意識しろ。)

 

頭の中では多岐に渡る思考を並列に考えその中で一番良い選択肢を取り続ける。

それにより、疾走を続けながら、モンスターを狩り続ける事が出来ていた。

 

(俺の思考はまだ甘かった)

 

精神世界での訓練。約100時間もの時間を経てレイの思考は以前とは全く別のものになっていた。

 

ベルに対して言ったこと「どんなスキル、魔法にしてもそれ活かすためには基本的なステイタス、技と駆け引きが重要」これを俺は実践できているか?

 

今までの俺は魔法やスキルに頼りすぎていたのではないか?

 

そう考えたあとの行動は早かった。

 

まず、ヘファイストス・ファミリアのテナントに向かい、前回買いに行った時とは違い、上級鍛冶師(ハイ・スミス)のテナントで剣を購入した。

 

背中に備えた剣の名は【インペリアル】

 

素材は魔力の伝導率が高い精錬金属(ミスリル)

 

切れ味、耐久性共に今まで使っていた武器や《闇の権能》を用いた武器とも一線を画する剣、第二等級武装。値段は1000万ヴァリス…

 

ちなみに金に関しては愚者(フェルズ)のポケットマネーから買ってもらった。もちろん返すよ、うん。絶対絶対

 

基本はこの剣をベースに戦う。

そのうえで状況を見て魔法やスキルを使う。

それを意識して訓練を行った。

そのおかげで片手剣の扱いに関してはLv3の冒険者と遜色ないはずだ。

 

(次に《サンダー・ボルト》)

 

目の前にバク・ベアーの群れが見える。

ちょうどいい、試しだ。

魔法は使わなければいい訳では無い。

然るべき時、然るべき使い方をするのが正解。今は時間が無い、使うべき時だろう。

 

「《サンダー・ボルト》」

 

Lv1の時点では何度か使うと精神力(マインド)をごっそり持っていかれほとんど使いきれずにいた。

Lv2、3でようやく付与魔法(エンチャント)として武器に付与することが出来た。

しかし精神力(マインド)の消費量は変わらず、多用は避けてきた。

 

おかしいと思わないか?同じ付与魔法(エンチャント)でもアイズ・ヴァレンシュタインのエアリエルなら?

 

アリーゼ・ローヴェルのアガリス・アルヴェシンズなら?

 

作中で知っているキャラで付与魔法(エンチャント)を使うキャラたちは

戦闘開始と同時に使い、最後まで維持できる精神力(マインド)があった。ならどうして俺の《サンダー・ボルト》は維持できない?

 

精神世界での訓練中、剣姫のエアリエルを見て気づいた。

俺の魔法(サンダー・ボルト)、その特徴は範囲

Lv3の現在その射程は30Mある。

この有効射程は付与魔法(エンチャント)としては破格もいい所だろう。

俺が発射できると考えていた《サンダー・ボルト》は発射できたわけじゃない。単純に広範囲なだけということだ。

だからこそ精神力(マインド)の消費も大きくなる。

 

つまり…

 

「これを活かすなら、こういう使い方だろ!!」

 

バグ・ベアーにインペリアルを振り抜く。

それと同時に《サンダー・ボルト》の範囲拡大。

攻撃射程を延長。後ろにいたバグ・ベアーまで焼き切る。

振り抜く時のみ火力と範囲を上げてなるべく精神力(マインド)の消費を抑える。

当たり前に思いつくことだが、それを迅速にやることで精神力(マインド)の消費を抑える。

 

そして最後に《闇の権能》

 

これに関してはそこまで変わらない。

ただ武具を予め決めておくことはやめた。あれの利点は形を決めておくことで早く武器を用意できる点だが、その分自由度が下がる。それなら全ての武器を素早く作れるようにすればいい。

100時間の訓練でそれも可能にした。

 

さてと…なるべく早く、食料庫(パントリー)まで行かなければ…

 

魔石を回収し、移動を再開する。

 

 

 

ーー24階層ーー

 

「あれが入口か…」

 

訓練の成果か

想像よりも食料庫(パントリー)まで来ることが出来た。

食料庫(パントリー)入口には原作あったような入口を塞ぐ肉壁は無い。

今なら入れるが…どうするーん?

あれは…闇派閥(イヴィルス)の連中か?ちょうどいいアイツらと一緒に入れば疑われることは無いだろ。

 

方針を決め、奴らに話しかけに行く。

今の俺は以前ベルを襲った闇派閥(イヴィルス)の白装束を着ている。

傍目から見ても闇派閥(イヴィルス)の連中に見えるだろう。

 

「お、おいあんたら!」

 

「あ?なんだ貴様何処のものだ?」

 

「済まない、かなり前にここを出た者なんだが、一緒にいた連中がモンスターにやられちまいやがった。ついて行ってもいいか?」

 

リーダーらしき男が俺をじろりと見てくる。

疑われている?他に出た部隊はいなかった?

いやここは賭けるべき場面のはず…

 

「そうか…わかった一緒に来い。」

 

「ああ、悪いな」

 

よし、なんとか疑われずに潜り込めそうだな。

そのまま、後ろについていく。

 

しばらく歩いていき、大きな広間にきた。

 

「ここまででいいだろう」

 

「ああ、ありがとう」

 

ここまでつれてきてもらった礼をいいつつ、そいつらと別れる。

 

(さてさて、ヘルメス・ファミリアが来るまで情報収集だな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




文章量少なくて、すいません。
次回はもう少し書くつもりです。

更新日とか決めた方がいい?

  • 毎日書くに決まってんだろ、ボケ
  • 週一くらいでいいよ?
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