ダンまちの世界で生きてみた。   作:排他的経済水域

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うん、オリキャラまた出しちゃた。


第32話 知らない人

 

男は黒のローブを被っているが体格は俺よりでかい。

2Mに届くだろう。

 

 

 

「もう一度聞く。お前は誰だ?」

 

 

は?なんで?てか速すぎだろ?

あの蹴り、間違いなく纏使用時の俺より強い。

Lv6?もしくはLv7?なのになんで俺はこいつを知らない?

現時点で1番可能性があるのはナイト・オブ・ナイト

やつはLv7のはず…でも…こんなところにいるはずがない。

本編に出てきていないキャラ?いやそれでもおかしいだろう。

なんでここに?

クソ、頭が回られねぇ、左腕もおられてやがる。

とにかくどうにかしないと…

 

「どうした?早く答えろ」

 

名前か、答えてもいい。でも知られない方がいい

 

「俺の名前は…名乗るほどのもんじゃねぇよ!」

 

(【纏】、《サンダー・ボルト》)

 

現状出せる最大火力。

【纏】による超強化×魔法による火力強化

 

「そうか」

 

気の抜けた返事。そんなの関係ない!

格上相手に手加減する余裕は今の俺にはない!

全力でこいつを仕留めろ!

 

相手は格上、無傷。

自分は既にボロくずのような姿。

先程の蹴りで左腕が折れている。

しかし負ける気などない。

 

閃光(ステロペス)!!!」

 

選択したのは新技。閃光(ステロペス)

 

雷を手に収縮。

全方位ではなく、掌の前のみに放射することでレーザーのように使う技

まともに喰らえば第一級冒険者でも傷がつくことは剣姫を経て検証済み。

渾身の一撃。そのはずだった…

 

「ふん」

 

男はそれを正面から掌でガード。そして消し飛ばす。

 

「…は?」

 

俺の渾身の一撃…Lv5の冒険者にすら通じた必殺技を掌でかき消した?

 

「悪くない…だが…」

 

 

「圧倒的に足りない」

 

男は俺を見下ろし、つまらなそうに呟いた。

 

「う、うそだろ?」

 

奢っていた?

自分なら今の自分なら第1級にも通用するそう考えていた俺が確かにいた。

だが目の前の相手には通用しない。まるで子供と大人だ。

地力が違いすぎる。

 

「そんなに不思議か?」

 

「俺がお前の閃光を消し飛ばした。それだけだ…目の前事象をさっさと既知へと変えろ。それが出来なければ死ね」

 

その言葉(セリフ)聞いたことがあったな…

 

「クッソがァァ!!!」

 

言葉ともに全身で跳躍。そのまま男に向かっていく。

折れていない右手で斧を作成。

力任せに振り下ろす。

 

「遅い…」

 

次の瞬間。斧は粉々に砕かれる

 

「くっっ!」

 

そして男はまたつぶやく。

 

「もうお前への興味は失せた」

 

男が手刀を作り、それを振る。

4回振られた?

知覚できない手刀が何回振られたか俺は自然とわかった。

 

「あぁぁぁぁぁあ!!!!!?」

 

気づいた瞬間、腕が脚が全て切り飛ばされたから

 

腕が!!!?

脚が!!?

 

 

ショックで叫び声が出る。

だが相手はそんなこと気にもとめない。

 

「最後に聞いておく。お前の名前は?」

 

「くっぁぁがぁ!!?はぁはぁはぁはぁ…」

 

男の前にいた人はもう人と呼べるか分からないほど疲弊していた。

確かにあった自信をボロボロに砕かれ、腕と脚の無くなった痛みでまともな思考回路はなかった。

 

「そうか…じゃあな」

 

男もそれを察し、トドメをさそうとする。

 

「リル・ラファーガ!!」「喰らえェェ!」

 

しかしそれを2人の第1級冒険者が阻止する。

 

炎と風。ふたつの魔法が男に襲いかかる。

 

「Lv5が2人?いやLv6とLv5か…随分とふざけている」

 

苛立ちを感じる声と同時に男は2人の渾身の一撃をぞんざいに腕に着けた篭手ではじき飛ばす。

 

「おい!生きてんだろうな!?白髪雑魚!!」

 

しかし2人にはそれで充分。

ベートは生まれた隙をレイを助ける事に使い、アイズはベートとレイを守るように男との間に立つ。

 

凶狼(ヴァナルガンド)?」

 

「離脱するぞ!アイズ!」

 

「はい!」

 

そのまま2人は入ってきた穴から離脱。

男は追撃も何もせず、ただ2人を眺める。

 

「レヴィスのやつか?ここを壊したのは…まぁいい。あれは回収できている。問題はなかろう。」

 

そんな声が聞こえた気がするが、もう何も分からない。

そのまま俺は凶狼(ヴァナルガンド)に背負われながら、食料庫(パントリー)を後にした。

 

 

ーーーーーー

 

 

「知らない天井パート2…てか」

 

起きた俺がいたのは病院のような白い部屋だった。

 

「起きましたか?」

 

声が聞こえた方を見ると天使がいた。

 

いや天使のような白衣を着た女性がいた。

 

「あなたは確か?」

 

「初めまして、私はアミッド・テアサナーレ。ここの治療院の治癒術師です。」

 

治療院?あぁ、あの男に…

そうだ!腕と脚は?

俺は視点を下げ、自分の寝ていたベットの上にある体を見る。

 

そこにあったのは腕も脚もなく、だるまになった体だった。

 

アミッドの方を見るととても申し訳なさそうな顔をしている。

 

「申し訳ありません…力が足りず。このような有様になってしまい…」

 

「あー、俺の腕と脚なくなっちゃたんですか?」

 

「…はい。切り飛ばされたと言われた腕と脚もダンジョンに放置されて繋げることも出来ず…」

 

まぁあの状況なら回収出来ないこともしょうがない。

命が助かっただけでも御の字だろう。

 

「…ですが!我がファミリアには義手や義足もありますから。ダンジョンは無理でも日常生活を送ることは可能です。」

 

「あ、はい。」

 

どうしよう…俺の事めちゃくちゃ元気づけようとしてるから言いづらいけど多分《リライフ》で治ると思うんだが…

 

「お若いのにこのようになってしまい、さぞ落ち込んでいると思います。ですが、あなたの人生はここからです…無理とは思いますがどうか気を落とさないでください…」

 

…この人まじで天使だな。

俺がもし治らない状況ならこのファミリアに入ってこの人に一生尽くすくらいしたくなったぞ。

 

「あの…すいません少し目を閉じて貰えます?5秒とかでいいので」

 

「え?…わかりました。では…」

 

よし、閉じてもらった

やるか!

 

俺は闇の権能に似て腕を作成。その腕を尖らせそのまま首を切りつける。

吹きだす血…そして発動する魔法。

 

 

 

忘れるな己の罪、果たしきれ己の願い

全てを守り、全てを救い、全てを果たせ

 

《リライフ》

 

全身から光が湧き上がり、腕と脚の形になっていく。

 

「もういいですよ」

 

「はい。え?えぇぇぇ!!?」

 

天使が大声を上げた。

 

「な、なんで治って?」

 

「えっと僕自分のみに治癒魔法を使えて…」

 

「……」

 

天使…いや聖女が絶句した。

 

そりゃあそうだ。部位欠損…エリクサーでも簡単には治らないであろう傷を即座に治す魔法など反則もいいところだろう。

 

実際は死なないと治らないし、効果がどこまで届くかも分からない。

しかも精神力(マインド)の消費が桁違いと色々と制約があるが…それでも破格の性能をしているだろう。

 

「…一応聞くのですが、効果が届くのは貴方のみなんですよね?」

 

「あ、はい。そうですね。治せるのは自分だけです。」

 

「そうですか…」

 

聖女は少し残念そうな顔をしながら、「もし他人も治せるならどうにかして当院に閉じ込める気でしたが…」

 

わーお、すごい言葉が聞こえる〜

聖女さん。悪いが僕は監禁趣味は無いんで遠慮しときます…

 

「えっと?僕治りましたんでお暇しても大丈夫ですか?」

 

治療費を払う必要があるだろうから、それは愚者(フェルズ)の方に請求してもらおう。

うん。許してくれるさ、四肢が無くなるくらい頑張ったし。

死傷者も多分ないはず?だし。目的は達成した。

 

「はい。ですが少々お待ちしていただいてもいいでしょうか?」

 

「えっとなぜ?」

 

「あなたから話を聞きたいと仰るお方がいるのでその方をお呼びします。」

 

俺から?誰だろ?

 

「えっと?どなたですか?」

 

聖女は綺麗な声でその名前を言う。

 

勇者(ブレイバー)フィン・ディムナ様です。」

 

今会いたくないランキング堂々の1位の名前が言われた。

 

 

 

 




オリキャラを好きなって貰えるようにしたい

更新日とか決めた方がいい?

  • 毎日書くに決まってんだろ、ボケ
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