ロキ・ファミリアの遠征始まるまでの期間2週間ではなく1週間くらいでした。すいません
ダンジョンに行く前に俺は青の薬舗によった。
ミアハ様とナァーザさんに今までの金と今後ファミリアを変える可能性があることを伝える。
ミアハ様は「そうか」といっただけだがナァーザさんは酷かった。
「そんな事言わないでまだいなよ?」
とか言ってきた…大方1日1万ヴァリスが無くなるのが痛いのだろう。
そのため手切れ金として100万ヴァリスを置いていったら、手ひら返しされたのが面白かった。
「さてと…この辺にいると思ったんだけど」
場所は変わってダンジョンの入口…バベルの前の広場。
深夜ということもあり、人は見える限り居ない。
「レイ」
背後から声をかけられる、後ろを振り向くと微かに気配を感じる。
「このままダンジョンに潜る。着いてきてくれ」
「了解」
(透明化していても足音や匂い…気配は消せないか)
第一級冒険者たちが透明化していても認識できるのはこういったものを見逃さないからだろう。
「ここなら大丈夫だろう。では下層に向かうぞ。」
1層の中間の辺りで
「その前に…私は魔術師なので後衛なのだが…前衛は君がやって貰えると思っていいだろうか?」
「それなんだが…前衛後衛云々の前に俺一人でやらせて貰えないか?あんたは最低限の自衛だけで」
ちょうどいい機会だ、最近ベル関連のことをしていて、作業を最近できていなかった。
やるなら俺一人のほうが効率がいい、これの前にステイタスを更新しておこう。
〖アマミヤ・レイ〗
所属 :なし
ホーム【なし】
種族:ヒューマン
職業(ジョブ):冒険者
ステイタス
Lv3
力D542→C685
耐久C628→B775
器用F311→E427
敏捷E427→C621
魔力G248→F328
発展アビリティ 精癒H、耐異常I
【ランクアップ可能】
《魔法》
【サンダー・ボルト】
詠唱 なし
・雷属性・付与魔法(エンチャント)
・感情の丈によって威力上昇
・超長距離。距離により威力減衰
【リライフ】
・死亡時のみ自動発動
・超回復
・
詠唱文
・忘れるな己の罪、果たしきれ己の願い
全てを守り、全てを救い、全てを果たせ
《スキル》
【神の偽能】
・ステイタス更新を自分で可能
・ステイタスを刻んでいる人間のステイタスを視認可能
【大賢者】
・地図、思考加速、身体操作補助、並列思考、思考補助
【
・成長速度をベル・クラネルと同じとなる。
・ベル・クラネルへの憧れが無くなった時効果を失う。
【闇の権能】
・《纏》時全能力大幅上昇、闇の分離不可、発動毎に体力及び精神力大幅減少
・闇の触れたものの感覚を共有可能
・自由に闇を形成可能
【
・五感強化
・第六感発現
(え?ランクアップできるの?俺…)
気づいていなかったが、どうやらランクアップ出来るらしい。しかし…
(ステイタスが上がりきってないのにランクアップするのは惜しい)
「それは…本当にいいのか?君の負担がかなり」
「大丈夫だ。」
下層までの道のりでallBまで行ければ上出来か?
まぁやってみるしかないだろう
「よし。行くぞ」
「…わかった」
「ほい!」
「なっ!!?」
急に背負ったことで
説明がだるい。
「行くぞ」
「レイ!この格好は少々…」
「別にいいだろ?どうせみえてない!」
「なっ!!?」
思考を一旦取りやめ、加速を始める。
数秒後
(は、速い!!これがLv3が出せる速度か? )
しかしレイの加速は終わらない。
(ここからは実験していく…《サンダー・ボルト》)
詠唱を唱え、体内に雷を纏い出す。
極限まで威力を下げ、体内の電気信号と同程度にしそれを制御する。
そうすることで本来実現不可能な速度で人体を操作…さらに加速する。
(細かい操作は全て【大賢者】に丸投げしろ、俺はやりたいことをやる。それに必要な操作を【大賢者】が判断して信号として送る。)
並の努力ではあの男を越えられない。
努力と才能、貰った力を全て使いこなす。
それがあいつを倒すための1番の方法だ。
雷を制御した瞬間の速度
その速度は本来の身体能力の倍を超える。
結果ーLv4の
「なっっ!!?」
声にならない悲鳴が
最高速度は上層のモンスターでは近くできない速度まで達し、予定の倍早くレイたちは中層までつく。
「はぁはぁはぁーーーー。」
中層の入口まで来て
「そんなキツかったか?あれ」
背中に背負って運ぶのがそんなにお気に召さなかっただろうか?
しかしあの状態は俺の目がギリギリ追いつけるレベルだからもっと目を慣らさなきゃダメだな。
速度は問題ないとしてあとは…火力かな
そんな考えをレイが巡させるが、
「…長年生きてきたがあんな雑な扱いは初めてだ…」
「…お姫様抱っことかの方が良かったか?」
背負う以外で運ぶ手段なんてそれくらいしか思いつかないが、それだと非常時に対応が遅れるしなーとレイが無駄な考えを思いつく。
「そういうことを言ってるんじゃない!?」
今まででいちばん大きな声を出され驚くレイ、対する
「お、おう。まぁここからはさすがにモンスターを相手しなきゃまずいから下ろしたわけだけど…いけるよな?」
話を戻そうとレイが確認をとる。
「ああ、言いつけ通り私は自己防衛しかしない。それでいいんだな?」
「ああ、問題無し。本気でまずいと思ったら手を出してもいいが、なるべくは出さないで欲しい。」
「…わかった。自己判断でやらせてもらう。」
「よし、じゃあいこうか」
2人はそのまま中層へと足を踏み入れ始めた。
ーーーー
《インペリアル》を振り抜き立て続けにモンスターを狩り尽くす
「ほっ!やっ!せい!」
空いた手を使って残りの周りのモンスターを殴り飛ばし殺す。
目の前のモンスターを狩り尽くし、周りを確認する。
すると耳煩い音が聞こえてきた。
(ん?ちと量が多いな…早めに処理しよう)
左から様々なモンスターが走ってくる。しかし処理できない量ではない。
「《サンダー・ボルト》」
威力は最大、射程は20M、それを腕振り抜きながら距離をから伸ばしていく。
ヴァァァァァ!!!!!
悲鳴とともに灰になっていくモンスターを確認する。
それと同時に周囲にも警戒…あれは…
(バグベアーにデッドリー・ホーネットが…10以上。
「《サンダー・ボルト》集約。」
伸ばしていた雷を一気に手に集約。
ここでひとつ思いついた…
(やってみるか)
以前は掌で放射していたが、それを掌ではなく指に集約。
安定性を考えまずは2本指。
イメージは…魔貫光殺砲やデスビームが近い。
腕を前に出し2本の指を立てる。
「
声ともに集約していた雷を2本の指から放射
レーザーが目の前のモンスターを貫く。
(ふむ、掌から放射した時より威力が少し高いかな?でも範囲は縮小と)
一体一の場合はこちらの方がいいか…
次は一本指で試すか
(凄まじいな…)
戦闘を続けながら実験を続けるレイを見ながら
そもそもの戦闘能力もそうだが、圧倒的に駆け引きが上手い。
既にその技量は第一級冒険者に少なからず通用するのでは無いか?
しかもそれは才能ではなく純粋な努力…基礎を極めたものだとも感じた。
「本人がこれに全く満足していないとは」
そのうえで彼は自分の出来ること、やりたいことを天秤にかけ最善を見つけ続けている。
それが彼の強さの根幹なのだろう。
しかしどれだけ努力しても満足しないというのは危うさもあるのでは…
長年生きてきたが彼のような戦い方…考え方をするのはあまり見ない。
「あ?なんか言ったか?」
「いいや、先に進もう。」
内心を悟られぬよう、
「了解」
レイもそれに気づきながらも気付かないふりをした。
次回