ダンまちの世界で生きてみた。   作:排他的経済水域

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誤字指摘、感想よろしくお願いします。


2章
第8話 生還


目が覚めるとそこはダンジョンの床などではなく、暖かいベットの上だった、窓からは日差しが差し込みここが外だということが分かる。

 

「知らない天井だ」

 

とりあえず言ってみたいセリフを言ってみる。

さて現状確認だ、ベットから起き、周りを見る、ここの場所は分からないが、寝台と小さな棚、少し奥に扉があって水回りはないけど、部屋としてワンルームと言ったところか?てか俺の体に両腕がある!?なんでだ?あの緑色の人物の治癒魔法か?でもそのレベルの回復力ならダンジョンで目が覚めてもいいだろうし

この部屋なんか見覚えがあるんだけど、なんでだろ?そう思考を整理して現状確認をしていると奥の扉が開く。

 

扉から出てきたのは薄鈍色の髪をしたヒューマン女性だった。

 

「あ?起きたんですね?良かった」

 

あっやばい、会いたいけど、会いたくないランキング上位に来るシル・フローヴァさん…だと?じゃあここは豊穣の女主人かな?これ俺助けもらった担保に店員になるの?

その未来は良さそうだけど、もうちょっと冒険したいな〜…いやここからの対応次第で変わるはず!!

そう頭を切りかえ目の前のシルとの会話をはじめる。

 

「あのあなたが僕を助けてくれたんですか?」

 

こいつに小細工は無駄なので敬語で普通に話す

 

「いえ、私の同僚が助けて連れてきたんです」

 

「そうなんですか?では、お礼が言いたいのでその同僚の方に会わせて貰えませんか?」

 

話を聞く限りだと俺を助けてくれたのは豊穣の女主人の店員らしい、そして俺の見た緑色の影、ってことはー…ふぅ落ち着けまだ慌てるような時間じゃない

 

「いいですよ!今呼んできますね。」

 

そう言いシルはたったと早足で部屋の外へと出ていく。

 

「ふぅ〜正体わかってるとちょい緊張するな…まぁ気を抜かないでおこう」

 

 

そう彼女(シル)への対応を考ていると人が入ってきた。俺を超えそうな長身な上に俺を超える横幅の女性、この辺でそんな体格をしているのは一人しかいない。

 

「やっと、起きたいのかい、寝坊助、一日中寝てたから死んだのかと思ったよ」

 

過去は元フレイヤ・ファミリア団長、今は豊穣の女主人の女将、ミア・グランドだ、それにしてもでかい、俺も180だが、それでも大きく感じる。女性でこの身長は彼女くらいだろう、てか死んだは失礼だな、死にかけたのは事実だけど、ここは初対面感出しとくために、誤解をしておこうか

 

「あなたが俺を助けてくれたんですか?」

 

「あ?アタシじゃないよ、なんでそう思ったんだい?」

 

まぁそうだろうとは思ってたけど、ミアさんがダンジョンに潜る理由もないし、毎日お店で忙しいだろうしな〜、つまり俺を助けてくれたのは…

 

「いえ、さっきほどのシルさんと違って、立ち姿が恩恵を持ってそうな感じがしたので、そうなのかな?と」

 

「へぇ〜、見ただけでわかるのかい、あんたそんな上級冒険者でもないのにすごいね」

 

「あはは、ほぼ見た目で判断してますけどねー笑」

 

「ははは、しばくよクソガキ」

 

「さーせんしたー!!」

 

土下座した。床に頭を擦り付ける!

 

「まぁいいけどね、もうすぐあんたの恩人が来るから、立って起きな。」

 

ふぅ、ミアさんが優しくて良かったー。さぁ俺の推しが来るぞ……

 

「ミア母さん、彼が起きたとシルに聞いたのですが?」

 

「おおきたね、リュー、おい坊主、挨拶しな」

 

綺麗な碧色の瞳に綺麗な緑色の髪、そしてエルフの証である細長い耳、そして整っている顔立ち、ああ、可愛い。

 

「あの、この度は助けていただいてありがとうございます。」

 

ミアさんありがとう!話しかけるチャンスをくれてありがとう!!

おお!神!今回だけは感謝するぜ!

 

「いえ、通りがかりを助けてただけですので」

 

うーん、この塩対応さすがリューさん、初対面だと結構塩だよねこの人。

まぁこの先頑張って仲良くなろう、機会はあるだろうし

 

「何か、僕にできることはありませんか?恩返しをしたいのですが」

 

「いえ、本当に大丈夫です。私が助けなくても、あなたはダンジョンから帰還出来たと思いますよ、怪我も自力で治していましたし」

 

ん?怪我を治した?俺が?どうやって?

 

「あなたが治してくれたのではないんですか?」

 

「いえ、見つけた時は両腕がなくて焦りました、魔法を使い治療しましたが、私では治しきれない怪我でした。ですがいきなりあなたが光出して傷を一瞬で修復してしまったので驚きました、あなたのスキルか何かだと、予想していたのですが?」

 

ん?まじで?とりあえずステイタス見てみよう

 

ステイタス

Lv3

力I0

耐久I0

器用I0

敏捷I0

魔力I0

 

 発展アビリティ 精癒H、耐異常I

 

《魔法》

【サンダー・ボルト】

詠唱 なし

・付与魔法(エンチャント)

・感情の丈によって威力上昇

 

【リライフ】

・死亡時のみ自動発動

・超回復

精神力(マインド)がある限り発動可能

 

詠唱文・忘れるな己の罪、忘れるな己の願い、全てを守り、全てを救い、全てを果たせ

 

 

《スキル》

【神の偽能】・ステイタス更新を自分で可能

・ステイタスを刻んでいる人間のステイタスを視認可能

 

【大賢者】

・地図、思考加速、身体操作補助、並列思考、思考補助

 

英雄追想(ベル・クラネル)

・成長速度をベル・クラネルと同じとなる。

・ベル・クラネルへの憧れが無くなった時効果を失う。

 

【闇の権能】

・『纏』時全能力大幅上昇

・闇の触れたものの感覚を共有可能

・自由に闇を形成可能

 

超感覚(ハイパーセンス)

・五感強化

・第六感発現

 

ん?レベルが上がってるな、戦闘時に使っていた《神の偽能》の能力で自動的に上がったのか?それにスキル(英雄追想)の名前が変わってる?あとスキルが増えてるな、そしてこの魔法(リライフ)、恐らくこれが俺が生きれた理由だろう、死ねない魔法か、俺らしいな…とりあえず誤魔化そう。

 

「あー、実は内容が不鮮明なスキルがあって、それが発動したのかもしれません。」

 

さぁ、ごまかせるか?

 

「そうなのですか?不思議なものですね?」

 

「なんにせよ、生き残れて良かったじゃないか、ダンジョンなんて生き残れたもん勝ちだよ。」

 

ミアさんがフォローしてくれた?のかな、まぁこれで俺が大派閥所属で厄介事になったらめんどくさいだろうからな…これはありがたい。

 

「それじゃ、坊主、恩返ししたいって言うならあたしの店で1杯飲んできな」

 

ほぅこれはいいかもしれない、一日中寝てたってことは、原作通りなら今日がベル・クラネルがこの酒場に来てあの出来事が起きるはず

 

「わかりました。じゃあ軍資金を作るために魔石を換金してますね」

 

今の俺はそんなに金を持ってないはずだし、お金を作ってこないとな、今は夕方だからまだベルが来るのは時間がかかるから、あの現場を見逃す心配はないだろう

 

「それなんですが、シルに頼まれて換金しておきました。では下の酒場にどうぞ」

 

絶対これ助けて貰った時から、店で食わせる気だったな…

そんなことを思ったが口に出さず、下の酒場に案内されたレイであった。

 

 




レイはリュー推しです。
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