問題児たちとチートが異世界で会うそうですよ? 作:しろい凛キチ
やっと二次創作が書けるようになったので、久しぶりの投稿です♪
今回のは少し短めですが、どうか楽しんでいただけたら幸いです。
それではどうぞ
よく晴れたとある日曜日、
『今日は天気もいいし、散歩でもしようかな』
今日は蓮太郎も延珠ちゃんも出掛けてしまい誰もいないため、暇で仕方ないのだ。
家を出て数分程歩くと、
『ん?あの人だかりは……』
街の一角で人だかりができていた。
人というのは人だかりができていれば自然とそちらに足が向くもの。俺も例に漏れず、人だかりに近づき何が行われているのか見に行った。
『オラ、とっとと立てよ』
『ッ!?』
そこで見たものは一人の女の子――おそらく、呪われた子供たちだろう。を集団で囲い、逃げ場を無くして女の子に危害を加えている光景だった。
『おい、アンタら何やってんだ』
すぐさま我に返った俺はそんな大人達をかき分け、女の子の元へ向かう。
『なんだお前は、そこをどけ!』
『俺は民警だ』
その場にいた大人達全員に見えるように民警のライセンスを見せる。
ライセンスを見た途端大人達は大人しくなり、やがて散り散りに散っていった。そして最後まで残っていた人も悪態をつきながら去っていった。
『おい、しっかりしろ。大丈夫か?』
俺は抱き抱えた女の子に問い掛けたが、女の子からの返答は無かった。呼吸を確認すると息はあったので、おそらく気絶しているだけだろう。
そのままにしておくとまたさっきみたいな輩が集まりかねないため、ひとまず俺は女の子を抱えて家へと向かった。
* * *
『…………ん』
『気が付いたかい?』
『ッ?!』
目を覚ました女の子は俺の顔を見て怯えた表情をしていた。無理もない。
先程まで大の大人たちに囲まれ暴行を受けていたんだから……
『大丈夫だよ。ここは俺の家だから、俺以外の人はいないよ』
それを聞いて安心したのか、女の子は少しずつ落ち着いていった。
その時、女の子のお腹からくぅ〜という可愛らしい音が聞こえた。
『そろそろお昼時だし、何か食べるかい?』
女の子は恥ずかしがりながらも、コクリと頷いた。
『さあ、どうぞ』
『…………おいし』
『まだあるからどんどん食べていいよ』
俺と女の子は一緒に昼食を済ませ、食事が終わる頃には女の子はだいぶ打ち解けてくれた。
『そう言えば、まだ君の名前聞いてなかったね。良かったら聞いてもいいかな?』
『
『翠ちゃんか、いい名前だね。俺は神凪紅覇だよ』
その後、色んなことを話し合った。
俺が転生者であること、翠ちゃんが呪われた子供たちだということ、そして俺たちのこれまでについて。
『それじゃあ、翠ちゃんはお金をなくしちゃって外周区に帰れなくなっちゃった。それでお金を稼ごうとしたところをあいつらに襲われた。ってことでいいのかな?』
『はい……』
『ならさ、ここにいればいいよ』
え?と驚いた顔になる翠ちゃん。俺はさらに言葉を続け、
『実はさ、俺にはイニシエーターがいないんだ。だから君さえよければ君に俺のイニシエーターになって欲しいんだけど、どうかな?』
俺は翠ちゃんに手を伸ばした。
『えと……私でいいんですか?』
俺は頷きながら、
『うん。俺は君にイニシエーターになって欲しい。君はなんだか雰囲気が俺の妹に似ているんだ。だからなのかな…君を守ってあげたいって思ったんだ。もちろん俺が守られることもあるかもしれない。だからこそ君と協力していきた言って思ったんだ。それに、君のそのネコミミも可愛いしね』
再度、翠ちゃんに手を伸ばした。
翠ちゃんはじっくり考え込んだ後、やがてゆっくりと顔を上げ決意を教えてくれた。
『私の力じゃどこまで神凪さんのお力になれるか分かりません。でも……神凪さんと一緒ならなんだってできる気がします。もし神凪さんがよろしければ、私からもよろしくお願いします』
こうして、俺と翠ちゃんは晴れてIP序列二五位のプロモーターとイニシエーターとして