問題児たちとチートが異世界で会うそうですよ? 作:しろい凛キチ
アドバイスくれると飛んで喜びます♪
耀とグリフォンのゲームが終わった後、
『さて、次は私とおんしの決闘なわけじゃが、ほんとうによいのか?』
『白ちゃんこそそんなこと言ってると足元すくわれるよ?』
『呵々、それだけ言えれば問題あるまい。よし、早速始めようかの』
そう言うと白夜叉は再び双女神の紋が入ったカードを取り出し、輝く羊皮紙を取り出す。
「ギフトゲーム名 "白夜王の戯れ"
・プレイヤー一覧 神凪 紅覇
・勝利条件 ホストマスターを倒すかホストマスターに降参と言わせる
・敗北条件 再起不能になるか降参する
・追記 今回のゲーム、プレイヤーが勝利の場合、ホストマスターはプレイヤーに隷属する
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、ギフトゲームを開催します
"白夜叉" 印」
『白ちゃん、この隷属ってのは?』
『そのままの意味じゃな、まぁ私に勝てた褒美みたいなものだ。さて、そろそろ始めるとするかの』
そういうと俺と白ちゃんは臨戦態勢をとった。
『先手は譲るよ』
『ふむ、では行かせてもらうかの!』
白ちゃんのスピードは凄まじかった。それこそ俺が一瞬見失うほどに。そしてこちらに攻撃の手を許すまいと猛烈な攻撃を仕掛けてくる。
『やっぱり、白夜叉様に勝てるはずがなかったのです。神凪さん、今すぐ降参してください!』
そんな声が聞こえてきた。どうやら黒ウサギには俺がギリギリのところで攻撃をいなしているように見えているらしい。
そんなことを数分続けた後………
『はぁ…なんかつまんないし、そろそろ終わりにしようか』
俺は早くもこの戦いに飽きていた。
『ほう、今まで防戦一方だったのによく言えるの』
『なら、ホントの戦いというものを見せてあげよう』
そういうと俺は力の一部を開放した。とたん、周囲の空気が重くなった。
『さて、俺たちの"
そう言うと今度は俺から白ちゃんに迫った。
『真正面からとは随分と舐められたものだ』
俺の突進に合わせて拳を出す白ちゃん。だが俺はそれに合わせてさらにカウンターを放つ
『"強きこと烈火の如し"』
俺はカウンターに合わせ、言霊による肉体強化をする。
『カハッ!』
その一撃の威力に耐えきれず、吐血しながら遠方に飛ばされてく。
『おんし、なかなかやるの。そしてこの闘いを誇りに思って良いぞ。次に見せるのは私の本気、"白き夜の魔王"としての真の力だ』
そう言うと白ちゃんの見た目が急激に変化し、周りに陽炎のようなものが立ち込めた。
『………どか』
『今何と言った?』
『だから、その程度かって言ったんだよ白ちゃん。正直、その程度で本気とか笑っちゃうよ』
俺を除いた皆は唖然としていた。それもそうだろう。白ちゃんの力は俺からすればその程度と言えるが、実際には太陽の運行を司る精霊の一人だ。驚くなという方が無理だろう。
『いつまで強がっているつもりだ!』
『ふむ、それもそうだね。ならその本気に免じて俺も少しだけ奥義を見せてあげよう』
そう言うと俺は無限創造を使い、何もない場所から弓を創り出した。
『いくよ白ちゃん、
この命をかける。轟け、鼓動。ブラストハート!
華麗にターゲットオン。クライシスレイン!』
その後、俺は武器を槍に変え、
『 来たれ、雷。裁きを受けよ。煌華月衝閃!
我に仇なす者。冥府に送りし、朧月の棺。覇王籠月槍!』
さらには武器を
『 万象を為しえる根源たる力、太古に刻まれしその記憶、我が呼び声に答え、今ここに蘇れ。エンシェントカタストロフィ!
天光満つる所に我はあり。黄泉の門開く所に汝あり。出でよ、神の雷。これで終わりだ。インディグネイション!
理の根源、具現せよ。峻烈の炎、非情なる疾風、猛り立つ怒涛、万感の思い、放たん。アルティメットエレメンツ!』
連撃は留まることを知らず、俺はさらに太刀に似た片手剣に変え、
『 これでおしまいにするよ。光竜滅牙槍!
炎よ、この剣に宿れ。焼き尽くす。炎覇鳳翼翔!
瞬け、明星の光。くらいやがれ。天翔光翼剣!
閃け、鮮烈なる刃。無辺の闇を鋭く切り裂き、仇なすものを微塵に砕く。漸毅狼影陣!!!』
怒涛の連撃は刹那のうちに終わった。誰もが目を見開いていた。
白ちゃんに至っては連撃を喰らって気絶していた。これでも結構手加減したんだけどね…
* * *
数分後、白ちゃんが目を覚ました後、
『ふむ、まさかおんしがこんなに強かったとはの。とは言えルールはルールじゃ、私はおんしに隷属することになるかの』
『これから宜しくね、白ちゃん』
『うむ。よろしく頼むぞ、我が主殿。して黒ウサギ、今日はどのような要件できたのだ?』
『はい。実は鑑定をお願いしたく来たのですが…』
『よ、よりにもよってギフト鑑定か。専門外どころか無関係もいいところなのだが』
白ちゃんはゲームの賞品として依頼を無償で引き受けるつもりだったのだろう。困ったように白髪を掻きあげ、着物の裾を引きずりながら四人の顔を両手で包んで見つめる。俺の時、少しだけ顔に朱が差していたのは気のせいだろう。
『どれどれ………ふむふむ………うむ、四人ともに素養が高いのは分かる。しかしこれではなんとも言えんな。おんしらは自分のギフトの力をどの程度に把握している?』
『企業秘密』
『右に同じ』
『以下同文』
『全て把握』
『うおおおおい?いやまぁ、仮にも対戦相手だったものにギフトを教えるのが怖いのは分かるが、それじゃ話が進まんだろうに』
『別に鑑定なんていr…『十六夜?ちょっと黙ろうか』お、おう』
俺は目で十六夜を牽制しつつ白ちゃんに続けてと合図を送る。
『ふむ、何にせよ"
そう言い、白ちゃんがパンパンと柏手を打つ。すると四人の眼前に光り輝く四枚のカードが現れる。
カードにはそれぞれの名前と、体に宿るギフトを表すネームが記されていた。
コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・ギフトネーム "
ワインレッドのカードに久遠飛鳥・ギフトネーム "威光"
パールエメラルドのカードに春日部耀・ギフトネーム "
スノーホワイトのカードに神凪紅覇・ギフトネーム "全知全能" "無限創造" "空翔術" "
『ギフトカード!』
『お中元?』
『お歳暮?』
『お年玉?』
『あははは……』
『ち、違います!というかなんで皆さんそんなに息が合ってるのです!?このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!』
『つまり素敵アイテムってことでオッケーか?』
『だからなんで適当に聞き流すんですか!あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!』
黒ウサギに叱られながら三人はそれぞれのカードを物珍しそうにみつめる。
『我らの双女神の紋のように、本来はコミュニティの名と旗印も記されるのだが、おんしらは"ノーネーム"だからの。少々味気ない絵になっているが、文句は黒ウサギに言ってくれ』
『そして、そのギフトカードは正式名称を"ラプラスの紙片"、即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂と繋がった"
『へぇ?じゃあ俺のはレアケースなわけだ?』
ん?と白ちゃんと俺が十六夜のギフトカードを覗きこむ。そこには確かに"
『………いや、そんな馬鹿な。"
十六夜と白ちゃんがそんなやりとりをしてると、横から飛鳥と耀が声をかけてきた。
『ねぇ神凪君、わたし達もギフトカードを見せあわない?』
『そうだね。お互いの"
そう言って俺が飛鳥にギフトカードを渡すと、
『『なっ?!?!』』
飛鳥と耀の声が綺麗にハモった。そして、それを聞きつけた黒ウサギと白ちゃんも同様に驚いていた。
『おんし、一体いくつのギフトを持っているのだ?』
『んーと、ここに書いてあるやつ全部だけど?』
『なんじゃと?!………まぁ後から聞くからよいか、して、下の3つは何なんじゃ?えらく個人的な内容のように思えるが』
『それはね、俺にこの力をくれた神様のことであり、俺の彼女のことに関するギフトだね』
『『『『か、神が彼女?!?!?!』』』』
またも十六夜を除いた全員の声が綺麗にハモった。
『そうだよ。っと、そろそろ会いたくなってきたし、呼び出そうか?』
『『『『是非!』』』』
みんなすごい食いつきようだね…
俺は苦笑いをしながらもギフトを持ちコール オブ ミズキを唱える。
すると何もなかったはずの場所からいきなり魔法陣が現れ、中からミズキが俺に向かってダイブしてきた。
『紅覇〜♪会いたかったですよ〜』
『俺もだよミズキ』
そう言うと、俺とミズキはどちらからともなくキスをした。
『え、えと、愛し合ってるところを何ですが、そちらが神様ですか?』
俺とミズキが愛し合ってると、黒ウサギが声をかけてきた。ふむ、どうやら後でO☆SHI☆O☆KI♪が必要なようだね。
『はい。私はお爺様より二代目ゼウスを襲名したミズキと申します。そして、ここにいる紅覇の恋人です♪』
そう言うとミズキは皆に向かってお辞儀をした。
『に、二代目ゼウス?!?!?!?!』
『その話、詳しく聞かせてもらえんかの?』
そんなこんなでみんなで色んなことを話し合った。
* * *
『さて、私はそろそろ神界に帰らなければならないのですが、紅覇、ちょっと一緒に来ていただけませんか?』
『ん?いいけど、どうかしたの?』
『実は、お爺様が紅覇とお話したいらしくて…』
『了解。んじゃ皆、ちょっと言ってくるね』
そう言ってみんなの方を振り向くと、皆はめいめいに返事を返してくれた。