問題児たちとチートが異世界で会うそうですよ?   作:しろい凛キチ

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再び神界へ

『着きましたよ〜』

 

そんな声とともに俺は目を開ける。やっぱり、時空間移動の際の浮遊感にはまだ慣れないね…

 

『ところでミズキ』

 

『はい、なんでしょう?』

 

俺の声に反応して振り返ってくれるミズキ。振り返る姿も可愛いこと。

 

『呼び出されたのはいいんだけど、これからどうするの?』

 

『はい。そのことなんですが、呼び出したのはお爺様ですし、お爺様の元へ行こうと思います。』

 

『了解』

 

そう言って、歩いたりタクシーのようなものに乗って数十分。というか、神界にもタクシーみたいなのがあるんだね。

 

『お爺様、紅覇をお連れしました』

 

『うむ、入れ』

 

ミズキの声に反応し、中の多分お爺さんが入室許可をだす。

 

『失礼します』

 

『し、失礼します』

 

ミズキは堂々と入っていく。それに対して俺はというと、今更ながらに緊張してきた。

 

だってを転生させてくれた、そして恋人になってくれた娘の爺さんだぜ?緊張するなという方が無理だ。

 

『よく来たの、紅覇。お前の話はミズキから聞いておる』

 

で、でけぇ…

目視5mはあろうかという巨漢もとい筋肉質な巨爺がそこにいた。

 

『こ、光栄です』

 

俺が礼儀正しくお辞儀をすると、いつもの口調で良いと言われたので俺は少し躊躇いがちにいつもの口調に戻した。

 

『それで、ミズキの爺さんが何の用なの?』

 

『ふむ。実はの、神界の中でもお前を神にと言う声が出てきておるのだよ』

 

『俺が、神に?!』

 

俺は体に電流が流れたように動けなくなった。

 

『そうじゃ。普通、神になるためには何人かの神に同意を得て、その上で適性試験を受けてもらうのじゃが、今神界は神の座に空きが出来てる状態なんじゃ』

 

『だったら、俺じゃなくても他にもいるんじゃない?』

 

『神になるための適正とは"神力(じんりき)"、すなわち神足り得る力が必要じゃ。そしてその神力には二つの宿り方がある。ミズキよ、説明してやってくれ』

 

『はい。良いですか、紅覇。さっきお爺様が言ってた通り、二つの宿り方があります。一つは生まれながらに宿っている宿り方。そして一つは神によって与えられる宿り方。一般的には前者が多数ですが、現在の神の中には数名後者の者もいます。ちなみに私は前者で、お爺様の神力を受け継いでます♪』

 

そう言ってミズキは得意げに胸を張る。胸を張ったミズキも可愛いね

 

『なるほど。それで、どうしてそれが俺に?』

 

『前者の場合は両親またはその親族の神力が宿ります。ですが、後者は現在神と深い関わり合いを持つことによって宿ります。つまり紅覇の場合、私と恋人になったため私の神力が宿ったということになります』

 

『ありがとうのミズキ。して、神になるためには適性試験を受けてもらう訳だが、さっきも言った通り現在神界には神が少ないのじゃ。そこで紅覇、お前に最高神の名の下にとある試験をしてもらいたいのじゃ』

 

そう言うと俺の意見を聞くためかミズキも爺さんも黙った。そして数分の沈黙の後、俺は口を開いた。

 

『話はわかりました。それで、二つほど質問をよろしいですか?』

 

爺さんの方を見やると、質問を許してくれたのか頷いていた。

 

『まず一つ、爺さんは俺を神に推した神がいるって言ってたが、一体誰なの?』

 

『ふむ、そのことか。まぁ名前を聞けばどんな神かは二つ目分かるだろうが、"伊弉諾(イザナギ)"と"伊弉冉(イザナミ)"、"天照大神(アマテラス)"、"月夜見(ツクヨミ)"、"素戔嗚(スサノオ)"じゃ』

 

それを聞いて俺は驚くことしか出来なかった。皆も知っているだろうが、今聞いた名はどれも日本神話に出てくる者なのだから………

 

『おいおい、まじかよ………。日本神話に出てくるような神がなぜ俺を押したのかは正直気になるが、質問もう一つを済ませよう。もう一つ、それはどんな試験かだ』

 

『ふむ、それも簡単。お前にやってもらう試験はわしの眷属と戦ってもらうことだ』

 

『なるほど、自分の眷属と戦わせて強さを証明しろ、とそう言う事だろ?』

 

『話が早くて助かるな。して、試験を受けるかな?』

 

『上等!』

 

俺は神の眷属と戦うことに正直ワクワクしていた。

 

『では早速、我が名の下に現れよ、フランドール・スカーレット、レミリア・スカーレット』

 

ん、待てよ。どっかできいたことある名前なんですけど………

 

そこに現れたのは完全に東○のキャラだった。

 

『それではこれより、"フランドール・スカーレットとレミリア・スカーレット" VS "神凪 紅覇"の試験を開始する。尚、相手を死に至らしめる行為は禁止とする。では始め!!』

 

『ちょっと待てぇぇぇ〜〜!!!!』

 

こうして俺とスカーレット姉妹の戦いは幕を切った。

 

* * *

 

数時間後

 

『はぁ……はぁ……なんと、か…勝、てた…………』

 

初めは、開始直後から猛攻を仕掛けてくるスカーレット姉妹に為す術もなく逃げ回っていただけだった俺だが、徐々に隙を見つけては攻撃を繰り返し何とか勝てた。

 

『しっかし、レミリアを倒した後のフランの豹変ぶりは凄かったな……最後の斬空刃無塵衝がなければ危なかった…………』

 

そんなことを呟いていると、

 

『貴方、なかなかやるわね』

 

唐突にフランが話しかけてきた。

 

『前世でもそれなりに鍛えてたからな。それで爺さん、スカーレット姉妹に勝ったことだし、神にしてくれるのか?』

 

『ふむ、そうじゃな。だがお主は"神力"を宿してまだ日も浅い。そこで、箱庭の世界で修行を積んでくると良い』

 

『了解』

 

そう言って踵を返そうとしたら、不意にスカーレット姉妹が声をかけてきた。

 

『ねぇ、私達も一緒に行っていいかしら?』

 

『まぁ、従者として行ってくるがよい。あぁそれから紅覇よ、お前にまだ神の名を与えてなかったな。お前の神名は、"創造神ブラフマー"、そして"破壊神シヴァ"じゃ』

 

『な?!いきなり二つとか…荷が重いよね?!』

 

『それもそうなんじゃが、破壊と創造は本来、表裏一体の存在なのじゃ。見たところお主は自制も効くようじゃし、頼まれてくれんかの?』

 

『はぁ………分かったよ』

 

そんな事をしていると不意にあることを思い出し、ミズキに聞いてみた。

 

『そういえばミズキ、箱庭の世界では今どうなってるの?』

 

『そうですね、今の時間ですと、ちょうどフォレス・ガロとの戦いが終わった頃でしょうか?』

 

『となると、すぐ戻らないと耀が危ないな』

 

『では、急ぎましょう』

 

そう言って俺はミズキの作り出した魔法陣に乗り、神界を後にした。




これ以降は執筆中ですので更新速度が大幅に遅れることが予想されますが、どうか最後まで見てもらえれば幸いです
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