ホロと幻の美形   作:ただのRyo

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ついに10話突入。

UA2000突破ありがとうございます!

お気に入りをしてくれる方も増えてきてとても嬉しい…

これからも応援していただけると幸いです。


星街姉街

すいせいを家まで送ることとなり、2人で話をしながら歩いていた。

 

「なるほどね…だからライ君は転校してきたんだね。」

 

「ああ、でもこの学園のみんなといる時は見た目を気にすることがほとんどないから気楽でいいよ。」

 

「確かにライ君はどちらかと言うと目立つ方だとは思うけど、学園のみんなもかなり特徴的な多いからあまり気にならないかもね。」

 

すいせいにまだ僕が転入した理由は話していなかったので伝えておいた。

だがすいせいの言う通り、この学園にやってきてからは人の目線がほとんど気にならなくなっていた。

 

「やっぱり転入初日で、学園やクラス内に事前に友達ができていたことが大きいかもしれない。心にも少し余裕ができていたから。」

 

「あはは、じゃあ私とみこちのおかげなのかな?」

 

「そうだな、あの時すいせいがお姉さんからもらったハンカチを落としてなければここまで関わることがなかったかもしれないしな。」

 

「そっか、じゃあ姉街にも感謝だね。」

 

すいせいと出会いの頃を思い出しながら話していると1つ気になることが思い浮かんだ。

 

「そういえば、すいせいのお姉さんはどんな人なんだ?」

 

「姉街?そうだなぁ…一言でいうと不思議ちゃん?」

 

「不思議ちゃん?」

 

「ぱっと見は普通の人に見えるんだけど、家でよくぬいぐるみと話しているのをよく見かけるよ。」

 

「ぬいぐるみと…」

 

なるほど…確かに不思議だ…

 

「まぁでも、私には優しいし、ご飯も毎日作ってくれるし、遊んでくれるし、たった1人のお姉ちゃんだから大好きだよ?」

 

「そうか…仲がいいんだな。」

 

「たまに喧嘩もするけどねー、そういえばライ君は兄弟とかいるの?」

 

「ああ、妹が1人いるよ。」

 

「あーやっぱり?ライ君は、ザお兄ちゃん!って感じしてるもん。」

 

「そうか?」

 

「ねえねえ、妹ちゃんの写真ないの?」

 

「写真か…そういえばキョウトからトウキョウに引っ越す前に一緒に写真を撮ったような…」

 

僕は携帯の写真フォルダの中から妹との写真を探した。

 

「あった。これだ。」

 

「どれどれー?うわ!めっちゃ可愛い!!」

 

すいせいに僕が妹と目線を合わせるように姿勢を下げ、カメラに向かって映り込んでいる写真を見せた。

 

「目元とかはライ君にそっくりだねー。妹ちゃんは黒髪なんだ?」

 

「ああ、妹は母親似だって周りからよく言われているよ。」

 

「そっかぁ…あれ?妹ちゃんちょっと目が赤くなってる?」

 

「僕がちょうどキョウトからトウキョウに向かうときに撮った写真で、それで妹が寂しくなっちゃったらしくて直前まで泣いてたんだ。」

 

「かわいいなぁ…いつか会わせてくれない??」

 

「近々僕の近況を知るためにトウキョウに行きたい、って言ってたからタイミングが良ければ会えると思うよ。」

 

「ほんと!?来る日決まったら教えてね!予定空けるから!」

 

お互いの家族について話をしていると、すいせいの家のマンションの入り口前まで着いた。

 

「あっという間に着いちゃった…ライ君わざわざ送ってくれてありがとうね?」

 

「いや、こっちも凄く楽しい話ができてよかったよ。じゃあ僕はこれで…」

 

「あっ、ライ君待って!」

 

僕が帰ろうとしたらすいせいに呼び止められた。

 

「ん?なんだい?」

 

「あっ…えっと…」

 

?…すいせいから呼び止められたが、顔を俯いて何かを言い淀んでいるようだった。

 

 

 

 

 

すいせいside

 

何で私ライ君を呼び止めちゃったんだろ…

特に言うことも無いはずなのに…

 

多分さっきみこちが帰り際に耳打ちしたことが原因だと思う…

 

 

(すいちゃん、アタックするならこれがチャンスだよ?)

 

 

あの時みこちが何であんなことを言ったのかがわからない…

別に私はライ君のこと嫌いじゃないし、でも…好きってわけじゃ…

 

「あれ?すいちゃん??」

 

「え?」

 

考え込んでいたら毎日聞き覚えがある声に声を掛けられた。

その声に反応して振り返ると、両手にスーパーの買い物袋を掲げた私と似た顔で、みこちのピンク色の髪よりも色が少し薄いサイドテールの髪型をした私のお姉ちゃんだった。

 

「お、お姉ちゃん?家にいるんじゃなかったの?」

 

「えー?今日はスーパーで買い物してくるから帰りがちょっと遅くなるって朝言ったじゃんー。」

 

…確かに言っていた気がする。

でもまさかライ君と一緒にいるところで鉢合わせするなんて…

 

「あれれ?あなたはー?」

 

「あ、初めまして。皇ライと言います。」

 

「あー!あなたがライ君?すいちゃんからライ君のことは話でよく聞いてるよー?」

 

「!?」

 

「そうなんですか?」

 

「うんうん、最近新しく学園に転入生が入ってきて、その子と仲良くなれたー!って喜んでたんだよー。」

 

「ちょっとお姉ちゃん!余計なこと話さないで!!」

 

お姉ちゃんが暴露を始め出したので急いで止めた。

これ以上余計なことを話させないようにお姉ちゃんをマンションの中に押し込もうとした。

 

「もうーすいちゃん痛いよー。」

 

「いいから家帰るよ!ライ君またね!!」

 

「あ、ああ、また学園で。」

 

「えー、もうライ君帰らせちゃうのー?」

 

お姉ちゃんは何故かライ君と別れるのが嫌みたいだった。

 

「あ!そうだ!」

 

お姉ちゃんは何か思いついたようで、私の元からするりと離れるとライ君の元へ向かった。

正直嫌な予感しかしない…

 

「ねぇライ君?せっかくだからうちで一緒にご飯食べないー?」

 

「「え…?」」

 

 

 

 

 

 

 

お姉ちゃんから爆弾を投下された。

 

 




次回ライ君が星街ハウスにお邪魔します。

姉街ほわほわしてるイメージあるけど喋り方これでいいかな…?

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