ホロと幻の美形   作:ただのRyo

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11話目。

昨晩投稿しようと思ったら寝落ちしてました…




食事会

すいせいside

 

私は今家でシャワーを浴びている…結局あの後…

 

 

 

 

(材料いっぱい買ったし一緒にご飯食べようよ?ね!)

 

(は、はい、ご迷惑でなければ…)

 

(決まりー!さ、いこいこ!)

 

(ちょ、ちょっとお姉ちゃん!)

 

お姉ちゃんはライ君の背中を押しながらマンションに押し込んでいった。

 

 

 

 

 

(ライ君も嫌がってはなかったけど、迷惑じゃなかったかな…というか男の子を家に呼ぶなんて初めてだからどう過ごせばいいか分かんない…)

 

私はシャワーを浴び終えて、髪をドライヤーで乾かして部屋着を着てリビングに向かった。

 

リビングに入るといい匂いがしてきた。お姉ちゃんが作った料理を並べていて、キッチンではライ君が料理をしていた。

 

「いやー、ライ君手際がすごくいいねー。」

 

「普段料理をよくしているからかもしれませんね。でもお姉さんも流石の手際です。」

 

「あはは、何だか男の子にお姉さんって言われると弟が出来た気分になるよ。」

 

ライ君とお姉ちゃんが談笑しながら食事の準備を進めていた。何だかお姉ちゃんが羨ましい…

 

「あ、すいちゃんお風呂終わったー?」

 

「すまないすいせい、準備がもうすぐ終わるからもう少しだけ待ってくれるか?」

 

「あ、うん。何か私も手伝うよ。」

 

「じゃあ食器の準備をお願いしてもいいかい?」

 

私は頷き、ライ君がフライパンで調理をしていたオムライスを乗せる用のお皿を探した。

 

食器がキッチンの後ろの戸棚にあるのでライ君と背中合わせになる形となった。

 

普段学園でしか会わないライ君が家に、しかもすぐ後ろにいることに違和感を感じてしまう。

 

オムライスを盛付ける用のお皿を見つけて、ライ君に手渡したときに手と手が当たってしまった。

 

「っ!!」

 

なんとか表情には出さなかったが、内心驚いてしまった。

いつもと違う状況だからか、普段意識しないところでも意識してしまう…

 

「よし、盛り付けも終わったし、リビングに行こうか。」

 

「う、うん、私お腹空いちゃったよ!」

 

ライ君から声を掛けられてなんとか我に返り、お皿を持ってリビングに向かった。

 

 

 

 

 

ライside

 

すいせい達と食事の準備を終えて、リビングのテーブルの椅子に座った。

テーブルには僕が作ったオムライス、お姉さんに作ってもらったサラダとコーンスープが並んでいる。

 

オムライスのソースは一応トマトソースとデミグラスソースの2種類を用意した。

我ながらソースはいい出来なものを作ることができたと思う。

 

「よし、じゃあ食べよっか!いっただきまーす!」

 

お姉さんの掛け声で食事が始まった。

 

僕はトマトソース、すいせいとお姉さんはデミグラスソースを選んでいた。

 

「んー!このオムライス卵がフワフワで、ソースもコクがあって凄く美味しいよ!」

 

「ほんとだ!お店で食べるオムライスみたいで美味しい!」

 

よかった、何とか2人には好評みたいだった。自分でも食べてみたがいつも通りの味だ。

 

お姉さんが作ってくれたコーンスープも飲んでみた。

 

「このコーンスープも美味しいですね。コーンの甘味がしっかりと出ていて優しい味だ。」

 

「えへへ、それは自信作なんだー、気に入ってくれて嬉しいよ。」

 

すいせいはオムライスを気に入ってくれていたようで、もうすぐ食べ終わりそうな勢いだった。

 

「すいせい、まだチキンライスは残っているからオムライスのおかわりいるかい?」

 

「いるー!!」

 

「…?すいせい、サラダは食べないのか?」

 

すいせいのお皿を見るとサラダに手をつけていないようだった。

 

「…え?何のこと?」

 

…すいせいは僕から目線を外し、そっぽを向いていた。なるほど野菜が嫌いのようだ。ただ、僕はそれを見逃すほど甘くはなく、

 

「…サラダも食べないとオムライスは作らないからね。」

 

「そ、そんな!?ライ君私を殺す気!?」

 

すいせいは椅子から立ち上がり僕の肩を揺さぶってきた。

 

「し、しっかり野菜も食べないとだめだ!」

 

「すいちゃんは玉ねぎ以外の野菜は野菜って認めてないのー!」

 

そう叫ぶすいせいは泣き出しそうな顔をしていた。今までに見たことがないすいせいの表情に何故かドキッと感じてしまった。

 

「それに私だけじゃなくてお姉ちゃんにも注意してよ!」

 

「え?」

 

「あっ…」

 

すいせいに言われてお姉さんの方を見てみると確かにサラダが減っていなかった。

まさか姉妹揃って…

 

「い、いやだなぁすいちゃん、一番最後に食べようとしてただけだよ…」

 

「お姉さん。」

 

「な。なぁにライ君?」

 

「本当に食べますか?」

 

「う、うう…」

 

ダウトだ。星街家はみんな野菜が嫌いなのだろうか…

 

「…2人ともせめてそのお皿にあるサラダを半分は食べてください。それまではオムライスは没収です。」

 

「「そ、そんなぁ…」」

 

こうして星街姉妹への食への教育を始めることにした…

 

 

 

 

 

何とか2人はサラダを食べた。すいせいに至っては半泣き状態になっていたが、流石に野菜も食べないとバランスが悪い。

 

「うう…ライ君食べたよ…」

 

「年下の子に怒られたの初めてかも…お姉ちゃん悲しい…」

 

2人は目の光を失い、呻き声を上げながらお皿の上のサラダを完食していた。

 

「2人ともよく頑張りましたね。おかわりのオムライスもうできてますよ。」

 

「「やったぁ!!」」

 

一瞬で2人の目の光りが戻り、笑顔も戻った。

 

「そ、そんなにオムライスが食べたかったのか?」

 

「だって…ライ君のオムライス凄く美味しかったんだもん…」

 

「嫌いな野菜を我慢して食べる価値はあるよ…」

 

「そ、そうか…」

 

ここまで褒めてもらえるとは思っておらず、少し照れてしまった。

 

「ライ君顔赤いけどどうしたの?」

 

「…何でもないよ。」

 

美味しそうにオムライスを食べ、ほっぺにソースがついたすいせいを見ると笑顔になれた。

 

また今度違う料理も作ってあげようか…

 

 

 

 

 

 




確か船長の動画で星街姉妹が野菜嫌いって話があった気がする…

一旦星街ハウス回は次でラストの予定です。

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