更新頻度が落ちて申し訳ない…
最近仮面ライダーオーズを見直しており、プトティラコンボの無の欲望ってライ君にぴったりだなぁって妄想していました。
夕食を終えてそろそろ学園に帰ろうかと思っていた。
「よし、それじゃあ僕はこの辺で…」
「えー、ライ君もう帰っちゃうのー?」
帰ることを伝えるとお姉さんが残念そうな声を出していた。
「一応学園の門限が決まっているので、それまでには戻っておこうかと。」
「そっかぁ…門限なら仕方ないね…でもまた遊びに来てね?」
「ありがとうございます。是非ご迷惑でなければ。」
「あ、ライ君、帰るなら見送るよ。」
「ありがとうすいせい。」
「私も私もー。」
星街姉妹に見送ってもらえることとなり、学園へ戻ることにした。
すいせいside
マンションの下まで降り、ライ君を見送ることにした。
楽しい時間はあっという間で、名残惜しささえ感じている。
「じゃあライ君気を付けてね~。」
「はい、今日は本当にありがとうございました。」
「あっ…」
「ん?すいちゃんどうしたの?」
まただ…ライ君と離れそうになった時と同じことが起きてしまった…
伝えようと思っていない言葉が勝手に漏れてしまう…
「ううん、何でもない…」
「…すいせい、もしよかったら僕と少し歩かないか?」
「え?」
「まだ道を完全に把握してなくて、少しだけ案内をしてもらえるとありがたいんだ。」
「え、でも…」
ライ君に街を案内したときに道を覚えたって言ってたから、この辺りももう覚えたのかと思っていたけど…
「すいちゃん、行っておいでよ?ライ君も困ってるみたいだし。」
お姉ちゃんも微笑みながら言ってきた。
「…うん、分かった。」
ライ君の学園までの帰り道を一緒に歩いていた。この辺りは街灯が多く、暗くはないので安全ではある。
少し歩いているとライ君が話し出した。
「すまないすいせい、僕は1つ嘘をついてしまった。」
「え?嘘?」
「ああ、道をまだ完全にしていないと言ったが、実はもうほとんど覚えているんだ。」
「あー、やっぱり?ちょっとそんな気はしてたんだ。」
やっぱり、あのライ君が複雑でないこの道を覚えられなかったというのは違和感があった。でもそうなると1つおかしなことがある。
「やはりすいせいには気づかれていたか…」
「まぁね、でもどうして嘘ついたの?」
付き合いはまだ短いがライ君に下心とかがないのがよくわかる。ただそれを含めても、ライ君が嘘をつく理由がよくわからなかった。
「…すいせいが何か言いたそうにしていたからかな?」
「え?」
「すいせいを家に送って帰ろうとした時と、さっき見送ってもらおうとした時にすいせいが僕に何か言いたそうに感じたから…お姉さんの前とかでは言いづらい内容なのかと思って。言いたくなければ無理には聞かないけど…」
「…ライ君は何でもお見通しだね。」
流石に私の心の整理もついていない状態なので、この気持ちを伝えるわけにはいかない。でもあのことは話してみてもいいかな…
私はライ君より一歩前に出て、夜空を見上げた。
「ライ君私ね夢があるんだ。子供のころからずっと大好きだった歌で、世界中のみんなを元気にしたり、幸せな気持ちにしてあげたい…そんな歌に関わる仕事とかを将来やってみたいんだ。」
「そうか、でもすいせいの歌には僕や不知建のみんなも元気にしてもらっていたよ。カラオケの時にも言ったけど、本当にすいせいの歌には人の心を動かせる力があると思う。だから僕もすいせいの歌を色んな人に聞いてもらえたらいいなって思っているよ。」
不思議とライ君に掛けられる言葉には自分には本当にそんな力があるのかもしれない、というような自信が湧いてくる。
「じゃあライ君1つお願いしてもいい?」
「?なんだい?」
私は身体を振り返し、ライ君の顔をしっかり見て伝えた。
「もし、私が他の人の前で歌を披露するために、ステージみたいなところに立つことがあったら、一番近くで私の姿をライ君に見ていてほしいんだ。そして、挫けそうになった時は…私のことをそばで支えてほしい…」
気持ちを伝えているときに、言葉を繋げようとして途切れ途切れになってしまったけど、今ライ君に伝えたいことは全て伝えた。
「もちろんだ。僕に力になれることであれば何でもするよ。すいせいの夢を応援させてくれ。」
私の真っすぐな気持ちに、ライ君も真っすぐな気持ちで答えてくれた。
お姉ちゃんや不知建のみんなと同じようにライ君も大事にしていきたい…失いたくないと思ってしまう…
伝えた気持ちと心で考えていた恥ずかしさをごまかすように、ライ君に向かって一歩進み、ライ君に正面からもたれかかるように頭をライ君の肩に預けた。ライ君はしっかりと受け止めてくれて、そのままライ君の顔を直接見ずに言葉を紡いだ。
「約束…破ったら許さないからね。」
「ああ、僕とすいせいの約束…いや、契約だな。」
「契約…いいね、それ。」
「ああ、僕はすいせいに力を。」
「私はライ君に居場所を。」
「契約成立だな。」
ライ君は微笑み、手を差し出してきた。
私も笑みを浮かべてそれに応じ、手を伸ばし握手をした。
夜空の雲が晴れ、星々が2人を照らし出した。
契約成立です。
次回以降は学園生活に戻ります。
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