ホロと幻の美形   作:ただのRyo

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14話目

UA4000突破&50お気に入り突破ありがとうございます!

これからもどんどん活動を続けていくのでよろしくお願いします!!



最近ピーマンの肉詰めがマイブームです。


生徒会室2

 

生徒会室にミオさんと書類を届けに来たらあやめから生徒会に興味がないか、と声を掛けられた。

 

「生徒会に興味か…全くないわけではないが…どうしてだい?」

 

単純に何故そのような質問をあやめがしてきたことに疑問を持った。

 

「ふっふっふ…実はライ君を生徒会に入れたいとずっと思ってたんだ余!!」

 

あやめは僕の目の前までやってきて、僕の方に指をビシッと刺して質問に答えた。

なるほど、質問の意図は理解した。だが何故僕を生徒会に…?

 

「あー、そういえば初めてライ君に会ったときそんなこと話してたねぇ。でも確かにライ君みたいな優秀な生徒が生徒会にいてくれたら助かるね。」

 

ミオさんは思い出したようにあやめに同調した。

あやめはうんうん、と首を縦に振っていた。

 

「先生からの授業の評価も高いし、体育の授業でも運動抜群!おまけに階段から落ちそうになった生徒を受け止めていたっていう報告も生徒たちから上がっているんだ余!そんな優秀な生徒は是非、我が生徒会に入ってほしいんだ余!」

 

…どうやら僕の行動は思っていたよりも色んな人に見られているみたいだ。

奇異な目ではなく、ただの評価として見てもらえていることはありがたいことではあるが。

 

ただ生徒会は学園の象徴とも呼べる組織ということである。

そんな組織の一員に転入してきたばかりの僕は本当に相応しいのかが不安には残る部分である…

 

「ウチから見てもライ君は生徒の模範になれるような生徒だと思うから、転入したばばかりの部分は気にしなくてもいいと思うよ?」

 

「…少し考えてもいいかい?」

 

「えっ…?」

 

さっきまでウキウキしていたあやめが固まってしまった。

 

「ら、ライ君…生徒会に入ってくれないの…?」

 

よく見るとあやめの目が少し潤んでいる気がする…ま、まずい…

 

「余、余がこの間食堂で意地悪なことしたから…?ライ君、余のこと嫌いになっちゃった…?」

 

あやめは僕の手を取りながら今にも泣き出しそうになってしまっていた。

 

「ち、違う!そんな重要な役目をすぐ了承するわけにもいかないと思って、考える時間がほしいと思っただけなんだ!」

 

必死で弁明をしたが、あやめが泣き止む気配はない…どうすれば…

…やはりあれしかないのか…

 

「…分かった、僕を生徒会に入れてくれ…」

 

「えっ!!ほんと!?」

 

僕が生徒会に加入する意思を伝えた途端、あやめが泣き止みパッと明るい笑顔になった。

 

「やったぁ!!ライ君が生徒会に入ってくれた余!!」

 

…なんだかあやめの策にはまってしまった気がするな…

ミオさんが僕の隣に苦笑いをしながらやってきた。

 

「あはは…ライ君もやられちゃったか。他の生徒会メンバーの子の中にも同じ流れで入った子もいるよ。」

 

「…流石は生徒会長だと思ったよ…あやめのあの交渉力は上に立つ者には必要なのかもしれないね…」

 

あのあやめの泣きそうな顔を見た途端断れる気がしなかった。恐らく今までの交渉においても有利に動いていたに違いない。

ただミオさん曰く、あのあやめの泣き顔は狙ってやっていないらしい。

あやめは将来社長の座に就く方が成功するかもしれないな…

 

 

 

 

 

 

 

「さてさて、無事ライ君が生徒会に入ってくれたことだし、役職はどうしようかな?」

 

「そうだねぇ、副会長の席は空いているけど、まだちょっと流石に副会長は早すぎるかもねー。」

 

「僕も流石に副会長はちょっと…」

 

「むむむ…今はどの役職が空いているんだっけ?」

 

「今はさっき言った副会長と、書記長、風紀委員長、あと美化委員長の席があいているよ。」

 

ミオさんはすぐさま資料を確認し、どの役職が空いているかを教えてくれた。

 

「あ、でもそれぞれの委員会ではもうすでに、長がいるんだけど、男女で合わせて長を2名まで任命されることになってるんだ。生徒会長だけは1人しか任命されないけどね。」

 

副会長はまだ早すぎる気も僕もしていたから一旦副会長は除外しよう。

そうすると候補に上がってくるのが書記長、風紀委員長、美化委員長だ。

 

「まあ、任命式が行われないとまだ役職を決定することができないし、もうすぐ何人かの生徒会メンバーがやってくると思うから、任命式前に気になった委員会の体験をしてもいいよ?」

 

ミオさんから役職の体験の提案をしてもらった。

どの委員会の体験をしようかと思っていると、生徒会室の扉が開かれる音がした。扉の向こうに振り返ると、2名の生徒がいた。

 

「あやめ先輩、ミオ先輩お疲れ様です!」

 

「こんやっぴー。」

 

1人はグレーのショートヘアの子で、頭に大きな星の形をした髪飾りをしており、背中から天使のような羽が生えている。

もう1人の子は紫のツインテールで、八重歯と腰から生えている鋭い尻尾が特徴的な子だ。

 

「かなたちゃん、トワちお疲れ様だ余~。」

 

「あれ?男の子?」

 

「ほんとだ、でもどこかで見たことがあるような顔のような…?」

 

入室してきた2人が僕に気づいたようだ。この子達も生徒会のメンバーなのだろうか?

 

「2人に紹介するね!今日から生徒会に入ることになった2年生のライ君だ余!仲良くしてあげてね!」

 

「ええっ!!新メンバーだったんですか!?」

 

「これはまたいきなり…あやめちゃんが決めたんでしょ?」

 

「えへへ、ライ君は生徒会に必要な人材だと思ったんだ余~。」

 

2人はそれぞれの反応をしていたが、とりあえず自己紹介をすることにした。

 

「改めて生徒会に加入することになった2-Bの皇ライです。この学園に転入してまだ2ヶ月ほどですがよろしくお願いします。」

 

「あ、初めまして!僕は1-A、天使の天音かなたです!生徒会では美化委員長を担当しています!」

 

「トワも初めましてですね。同じく1-A、悪魔の常闇トワです。トワは風紀委員長を務めてます。」

 

2人ともポルカと同じ1年生のようだ。1年生で生徒会に努めているのは驚いたが、この2人もとても優秀なんだろうな。

そんなことを考えていると常闇さんから声を掛けられた。

 

「あの皇先輩、先輩ってすいちゃんと仲良かったりします?」

 

「すいちゃん…すいせいのことかい?すいせいは確かに友人だが…」

 

「ああやっぱり、じゃあすいちゃんが言っていたのは先輩のことだったんですね。」

 

「すいせいが僕のことを話していたのか?」

 

「はい、よくトワはすいちゃんとよくゲームで一緒に遊んだり、カラオケに行ったりするんですけど、最近転入してきた子と仲良くなれた、ってよく話してくれるんですよ。優しくていい人だから機会があったらトワにも紹介したいって。」

 

すいせいがそんなことを…僕がいないときにそんなことを話してくれるのは嬉しいが何だか恥ずかしいな。

 

「でも確かにすいちゃんが言ってたとおりで優しそうな人で安心しました!是非生徒会で一緒に頑張りましょ!」

 

にしし、と白い歯を見せながら常闇さんが笑った。

…なんだろう、自己紹介の時に悪魔と言っていたからもしかしたら悪い子なのかもしれない、と少しでも思ってしまった自分が情けない…すごくいい子じゃないか…

見た目は確かに悪魔かもしれないが本当は天使なのかもしれない。

 

「お、2人とも仲良さそうだねぇ、ライ君とりあえずトワの風紀委員から体験してみる?」

 

「そうだね、お願いしてもいいかな常闇さん?」

 

「勿論です!トワのことはトワって呼んでください!」

 

「わかったよトワ、僕もライで構わないよ。」

 

「よろしくお願いしますライ先輩!」

 

「ちぇー、僕の美化委員にも来てほしかったなぁ。」

 

「もちろん天音さんの委員にも興味があるから、風紀委員の次にお願いしてもいいかな?」

 

「本当ですか?やったぁ!」

 

こうして僕は生徒会に加入することとなった。

 

慌ただしい日々が始まりそうな気がするが、それもそれで楽しみにしておこう…

 

 

 

 

 

 

 

 




執筆していて作者も少し思いましたが、ホロメンの学年に違和感を感じている方もいるかもしれません…

ただご都合主義のため悪しからず…


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