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@tadanoRyo628
「ここが僕の家だよ~。」
「おお、これは風情があるな。」
「おかゆ家に来るの久々だなぁ。」
今日は以前から約束をしていたおかゆの家に遊び行くことになっていた。
おかゆの家は和風建築の家で、僕の実家も和風建築になっているから少し懐かしい雰囲気を感じた。
「さぁさぁ、入って~。」
「お邪魔します。」
「おっじゃましまーす!」
おかゆの家に入り、おかゆの部屋まで案内してもらった。
「あらあら、おかゆお帰り。」
「あ、婆ちゃんただいまー。」
部屋をおかゆに案内してもらう途中でおかゆのお婆さんに出くわした。
おかゆのお婆さんはおかゆのように猫の獣人ではなく、普通の人間のようだった。
「おかゆの婆ちゃんこんちわー!」
「スバルちゃんいらっしゃい。久しぶりに来てくれて嬉しいよ。あら、男の子?」
「初めまして、皇ライといいます。おかゆさんとは学園でのクラスメイトで仲良くさせていただいています。」
「あなたがライ君ね?おかゆから話は聞いてるよ。」
「そうだったんですか?」
「学園に転入生が来て、仲良くなれたーって嬉しそうにしてるのよ?」
「もーう、婆ちゃん恥ずかしいからやめてよー。」
お婆さんの報告におかゆが若干照れているようだった。
「あ、そうだ、これつまらないものですが受け取ってください。」
「あら、ご丁寧にどうも~。まぁどら焼き!」
おかゆの家に遊びに行くことが決まったときに、おかゆのお婆さんに手土産が必要だと思い、おかゆからお婆さんの好物を聞いてキョウトから取り寄せておいたものだ。
「ありがとうねぇ、後で部屋におにぎり持って行くからゆっくりしていってね。」
「ありがとうございます。」
「やったぁ!おにぎりおにぎり~!」
「おかゆの婆ちゃんのおにぎり美味いんだよなぁ…」
おかゆのお婆さんに挨拶を終え、おかゆの部屋に向かった。
「ようこそ僕の部屋へ~。」
「特に前に来た時と変わってないな。」
「お邪魔します。」
おかゆの部屋は女の子らしい部屋であるが、本棚には多くの漫画、机にはPC、家庭用ゲーム機が多く置かれており、ゲームが好きなおかゆらしい部屋になっていた。
「…ん?」
おかゆの部屋を見渡しベッドに目をやっていると、布団の中が少し動いているのが見えた。
しばらく観察していると布団の中からもぞもぞと猫が現れた。
「にゃぁ~。」
「てまにゃんただいまー。」
「おおてまにゃん、久々だなぁ。」
「てまにゃん?猫の名前かい?」
「そうそう、本当は手毬っていうんだけどかわいいでしょー?」
おかゆがてまにゃんを抱きかかえ僕に差し出してきた。
僕はそのまま受け取り、てまにゃんを胸に抱えた。
てまにゃんは僕の顔をじっと見つめていたので、僕も思わず見つめ返してしまった。
その様子を見ていた2人は可笑しかったのか噴き出していた。
「あっはっは、ライ君見つめすぎだよぉ~。」
「ら、ライ…そんな真面目な顔で見つめ合わなくてもっ…」
2人の反応はあまり気にせずに、てまにゃんの柔らかい毛並みの頭を撫でた。
「猫ってかわいいな…」
「ライ君てまにゃん気に入った?」
「ああ、僕もちょっと猫を飼いたいなって気持ちになったよ。」
僕が撫でるのを続けているとてまにゃんも気持ちがいいのか嬉しそうに喉を鳴らしていた。
「むー、てまにゃんいいなぁ…ねえライ君僕も撫でてみて?」
「おかゆを?」
「てまにゃんを見てるとすっごい気持ちよさそうにしてるから、頭撫でてみてほしいなぁって。」
「まぁ構わないが…」
おかゆの要望でおかゆの頭を撫でた。
おかゆの頭はてまにゃんのように柔らかく、手触りとしてはおかゆの方が心地がいい。
「んっ…」
おかゆはくすぐったいのか声を我慢しているようだった。
「ふわぁ…あっ…気持ちいい…」
…頭を撫でているだけのはずだがおかゆの様子がおかしい気がする…
しかし、おかゆの頭の感触をもう少し楽しみたいと思う自分がいて手が止まらない…
「あん…ライ君…だめぇ…」
「はいストーップ!!」
我を失いかけていると、スバルが僕とおかゆの間に入り止めてくれた。
「ああん、スバルちゃん何で止めるのー?」
「バカかお前は!?友達同士の変なところなんか見たくねぇわ!ライも何やってんだよ!!」
「すまない…おかゆの頭の感触がよくてつい夢中に…」
「全く…2人の変な様子見せられるスバルの気持ちにもなってよ!」
スバルに初めて怒られてしまった…
確かにスバルからしたら置いてけぼりになってしまっている状況だった。
「てか今日はライにゲーム教えるんだろ?早く遊ぼうよ。」
「それもそうだったねぇ、ライ君今度ゲーム機買いに行くんでしょ?」
「ああ、トワに教えてもらいながら買いに行く予定なんだ。」
「オッケー、じゃあ僕たちがよく遊んでいるゲームは基本的にみんなやってるやつだからそれで遊んでいこう~。」
「ありがとう、僕自身が今までゲームをやってこなかったから色々教えてもらって助かるよ。」
「いいっていいって、スバルたちもライと遊べることが増えると嬉しいからさ。」
おかゆとスバルはクラスメイトの中でも一番仲がいい友人だ。
そんな2人は僕が困った時や分からないことがあった時はすぐに助けてくれる。
こんな2人に見合った友人に僕は慣れているのだろうか…
「ん?どうしたのライ君?」
「なんか神妙な顔つきだな?」
「…2人は僕が困ったらいつも助けてくれているだろ?僕は2人に何かできているのかな、って考えててさ。」
僕は2人に考えていたことを伝えると、2人は顔を見合わせた後、不思議そうな顔をしていた。
「僕たちいつもライ君に助けてもらっているよ?」
「この前も遅い時間までスバルに勉強を教えてくれたし。」
「僕もクラス当番の日に課題持ってもらっちゃったし、授業中寝ちゃってる時も起こしてくれてるし。」
「お菓子とかも作ってくれるしな!」
「2人とも…」
「僕たちだけじゃなくてクラスの皆や生徒会の皆、ライ君が所属してる不知建の皆、きっとライ君に助けてもらってることが多いはずだよ?」
「そうそう、それにライも前言ってたじゃん?友達なら当然、ってさ!!」
「…そうだったな、ありがとう2人とも。」
この2人には頭が上がらない…
僕の抱えていた悩みもあっという間に解消してしまう。
ならば僕は2人が助けを求めれば必ず力になろうと誓った。
「さてさて、じゃあ早速ゲームしようよ~。」
「スバルレースゲームやりたい!」
「レースゲームか、この前すいせいとあくあとゲームセンターで少し遊んだな。」
「ライ、あくあと仲良くなれたの!?」
「すいせいから紹介してもらって、そこからゲームについてあくあに教えてもらったんだ。」
「おお、人見知りのあくあとそんなに早く仲良くなれるなんてライ君やるねぇ…」
「…あくあ仕込みってことならライに勝てる気しなくなってきた…」
「じゃあこのレースゲームで最下位の人は罰ゲームにしない?レースで1番になった人の言うことを聞くとかどう?」
「面白そうだな、それでやってみよう。」
「ライ!?そんなゲームに乗るなあああ!」
レースの結果僕とおかゆが1位になったときに、スバルが最下位だったときがそれぞれ1回ずつあり、罰ゲームが決定した。
おかゆはスバルに対して部屋の片付け、漫画の整理を手伝わさせられていた。
僕は今の時点で聞かせる内容がなかったので保留にした。
スバルには何をしてもらおうか…
「おいライ!悪い顔になってんぞ!!」
「気のせいだ。」
スバおかの友情は見ててほっこりします。
仲がいい友達が欲しい…(血涙)
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