ホロと幻の美形   作:ただのRyo

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3話目

一応ロスカラのライ君を知らない人がいると思われるため、この作品での簡単な設定を記載しておきます。

皇(すめらぎ)ライ 17歳

母と歳の離れた妹と3人でキョウトで暮らしていた。母が日本の皇族の血を引いており、ライの中にも血が流れているが、公表しようとは思っていない。通っていた学校でライは自分の銀髪を珍しがられたり、奇異な目で見られることに疲れたため、多種多様な生徒がいるアッシュフォード学園で自身が自由な姿で居られる生活を希望し転入を決意。
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、料理が得意。たまに天然発言あり。

こんな感じです。ロスカラのライ君のように記憶はなくしておらず、家族も父親以外は存命の設定にしています。


学園探索

すいせいに学園を案内してもらえることになったため一緒に廊下を歩いている。

 

「ちなみにどこを案内してくれるんだ?」

 

「んーそうだなぁ、一応教室と食堂、あと寮を案内するつもりだけど、歩いてて気になるところがあったら言ってよ。案内してあげるから。」

 

「ありがとう。ここの学園凄く広いから、必要な場所だけでも案内してもらえるのは助かるよ。」

 

「いいっていいって、転入生じゃなくてずっとこの学園にいる生徒でもまだ全部の場所を把握していない人もいるくらいだからね。」

 

すいせいの話を聞いていると、この学園で迷子にならないか不安になってきた…

僕は記憶力がいい方だと思うが、忘れないようにしっかり案内を聞いておこう。

 

 

そんなことを考えていると最初の目的地、教室についた。

 

「ここが教室だよ。ライ君は2年生だからフロアはこの2階だね。」

 

「なるほど、学年によってフロアが違うのか。」

 

「そうそう、私やみこちは3年生だからこの上のフロアだね。階段上がるとすぐだから今度遊びに来てよ。」

 

「分かった。お邪魔することにするよ。」

 

「うんうん、せっかくだし教室の中も入ってみようか。」

 

すいせいの提案で教室の中も入ってみることにした。

教室のドアの前のスキャナーにIDカードをかざすとドアが開かれた。

 

今の時刻は夕方で、既に放課後の時間となっており、街に繰り出していたり、クラブ活動をしていたりする生徒が大半のため、教室に残っている生徒は少なかった。

 

「まぁ、今は放課後だから生徒は少ないかぁ…ん?あれって…」

 

「どうしたんだ?」

 

すいせいが何かに気づいたようで教室の中を歩きだした。

すると机の上に突っ伏している生徒の前で歩きを止めた。

その生徒の髪は紫がかっていて、よく見ると頭に耳が生えており、腰からは尻尾が生えているのが見えたので、おそらく獣人の生徒だろうか?

 

「あー!やっぱりおかゆちゃんじゃん!」

 

「うーん…なぁにぃ…?あれれ?すいちゃん?どうして2年生の教室にいるのー?」

 

すいせいにおかゆと呼ばれていた生徒は大きなあくびをしながらむくりと体を起こした。

 

「今日この学園に転入してきた子がいてさ、ちょうど教室を案内してたんだよ。」

 

「なるほどね~すいちゃんは優しいなぁ。あっ、君がその転入生?」

 

「ああ、皇ライだ。」

 

「わーお凄いイケメンだねぇ。初めまして2-Bの猫又おかゆでーす。よろしくねライ君。僕のことはおかゆって呼んでねー。」

 

「僕も2-Bだ。こちらこそ明日からよろしく頼む。」

 

明日からの学園生活でクラス内に友人が作れるか不安だったが凄く安心できた。

 

「ところでおかゆちゃんは何で教室に残って寝てたの?」

 

「ころさんが補修で残ってさー、それを待ってたら寝ちゃってたんだよ。」

 

「ころねちゃんもか…私もみこちが補修で教室に残って暇だったから彼を案内してたんだよね、みこちはもうすぐ終わると思うけど…」

 

「ころさんは2教科の補修だからねー、もうちょっとかかると思うから僕は教室で残ってるよ。」

 

「オッケー、じゃあまた彼の学園内の案内を続けてくるよ。」

 

「気を付けてねー、ライ君もまた明日教室でねー。」

 

「ああ、寝ているところを起こしてすまなかった。」

 

新しくできた友人おかゆと別れ、学園探索の続きが始まった。

 

 

 

 

食堂はかなり大きく、学園の生徒が全員入れるのではないかと思えてしまった。

メニューもかなり豊富で、これを無料で提供してもらえるのは本当にありがたい話だ。

すいせいの話ではメニューに載っていないものでも、リクエストを出せば提供してもらえることもあるらしい。改めて規格外の学校だと感じた。

 

 

 

ちょうど食堂の案内が終わった直後に、朝に出会ったピンク髪の少女が合流してきた。

 

「うう…、死ぬかと思ったにぇ…」

 

「みこち遅いよ!どんだけ時間かかってるのさー。」

 

「だってぇ…にぇ?朝の銀髪イケメン君だにぇ?」

 

「どうも。さくら先輩。」

 

「!先輩…!いい響きだにぇ…まぁにぇ!みこはエリートだからにぇ!」

 

「ああーライ君みこちにも先輩はつけなくていいよ。つけると調子に乗ると思うから。」

 

「そうだったのか、よろしくみこ。」

 

「なんでだよ!!っていうかライ君も切り替えが早すぎるにぇ!!!」

 

さくら先p…みこの絶叫が学園内に響き渡った。

 

 

 

 

 

 




学園探索は次話まで続く予定です。

ちなみに作者はおにぎりゃーです。

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