すいちゃんの2ndLIVEに現地参加してきました。
色々感情がぐちゃぐちゃになりましたが、最高のLIVEでした。
円盤化が待ち遠しい…
学園祭3日目(最終日)。
僕は今学園の門の前ですいせいの到着を待っている。
今日学園祭を一緒に回る予定であるすいせいだが、道が混んでいるようで10分ほど遅れるとのことだ。
(それにしても…今日は特に人が多いな…)
今日が学園祭最終日ということもあり学園内にはかなりの人がいた。
恐らく道が混んでいるのもこの学園祭が無関係というわけではないらしい。
「あのぉ…」
「ん?」
僕が考え事をしていると、コートを着て手に学園のマップを抱えた女性が話しかけてきた。
その女性はピンクのインナーが入ったロングヘアーで厚底眼鏡をかけており、目元は少し分かりづらいがかなりの美人であることが伺えた。
「僕に何か?」
「実はここに行きたいんですけど道が分かんなくなっちゃって…」
女性は手に持っているマップを指差して僕に行きたい場所を示した。
その場所は僕が知っている場所だった。
「ああ、そこは…」
僕はその女性に目的地までの道を教えた。
「なるほど!結構近くだったんだ!教えてくれてありがとうございます!」
女性は僕に笑顔を向けて頭を下げた。
僕は気にしていないことを伝えるために手を振った。
「じゃあ私はこれで…あっ、そらちゃーん!ここの行き方教えてもらったよー!」
「ほんとあずきち!?どこどこ??」
女性は僕と別れ友人と思われるサングラスをかけた女性と合流していた。
(2人とも高校生に見えないくらい大人びているが…すいせいのお姉さんと同じOGなのかな?)
そんなことを考えていると待ち合わせの相手の姿が見えてきた。
「ごめーんライ君!道が凄い混んじゃってて…ハァハァ…」
すいせいが息を切らしながらやってきた。
「だ、大丈夫かすいせい?」
「うん…ほんと待たせてごめんね?」
すいせいは申し訳なさそうに謝罪してきた。
「…全然気にしていないよ?それより…」
僕は言葉を途中で区切り、すいせいに手を差し伸べた。
「早く一緒に回ろう?早くすいせいと色んなところに回りたいんだ。」
「!!…うん!行こう!」
笑顔が戻ったすいせいは差し伸べた僕の手を取り、学園の門を2人で潜り抜けた…
「そういえばライ君はどこを回りたいかとか決めてるの?」
屋台などが多い中庭辺りにやってくるとすいせいから質問をされた。
「実は…ここに行ってみたいんだ。」
僕はポケットから学園祭用のマップを取り出してすいせいに目的地の場所を差し示した。
「ここは…体育館?」
「ああ、おかゆとスバルから教えてもらったんだが、体育館で演劇があるみたいでそれを見てみたいと思ってたんだが…どうかな?」
「へぇー、いいじゃん!行ってみよ!」
すいせいも乗り気なようでよかった。以前の勉強会でフレアからアドバイスをもらっていたが事前に行きたいところを決めておいて正解だった。
「すいせいは行きたいところは決まっているかい?」
「うーん…実は決めていなくてさ…ライ君が行きたいところに行ってみたいなぁ、って思ってたんだ。」
「僕の?」
「ライ君生徒会でも忙しそうだったし、不知建の出し物の準備もあったでしょ?一生懸命皆の為に準備してきてくれたから、最終日の今日くらいはライ君の思い出に残る為にも好きなところを選んでほしいんだ。」
「すいせい…」
「まぁ、単純にライ君はどこに行きたいのかなって個人的に気になってたのもあるんだけどね。」
そう言いながらすいせいは照れ臭そうに笑った。
…すいせいもフレア同様僕のことを考えてくれていた。
「…ありがとうすいせい。すいせいも楽しめるようにちゃんと決めるよ。」
「うん!今日はリード頼むよ~?」
すいせいは僕の胸を小突きながら悪戯っぽく笑った。
2人で笑い合っていると、
「あれ?ライ君とすいちゃん?」
聞き覚えがある声に呼びかけられた。振り向くとそこには僕と同じ生徒会メンバーのミオさんがいた。
「あっ!ミオちゃんじゃん!」
「お2人は待ち合わせですかなー?」
「うん、すいせいと体育館で演劇を見ようって話をしていたんだ。」
「おおー奇遇だねぇ。ウチもその演劇を見に行こうと思ってたんだぁ。」
「そうなんだ、じゃあミオちゃんも一緒に私たちと見に行く?」
すいせいがミオさんに同行しないか誘ってくれた。
折角の機会だし、ミオさんと一緒に行動するのもありかもしれない。
「あっ、ちょっとだけ待ってくれる?ウチも待ち合わせしている子がいて、その子がもうすぐ来ると思うんだけど「ミオ―!!」…噂をすればなんとやらだよ…」
ミオさんの言葉を遮って明るい声が聞こえてきた。
声がする方に振り返ると白い髪と頭上のふわふわした耳を揺らしながら走ってくる女の子がいた。
「ハァハァ…ミオ…遅れてごめん!!」
「もう、フブキー?ウチずっと待ってたんだよ?」
やってきた女の子はミオさんに手を合わせて謝罪をしていた。
ミオさんはやれやれと窘めていたが、本気で注意をしているわけではないようだった。
「フブちゃんやっほー!」
すいせいもその子と知り合いだったようで手を振りながら声を掛けた。
「おお、すいちゃん!あれれ?すいちゃんもミオと待ち合わせしてたの?」
「ううん、今さっきミオちゃんを体育館の演劇に誘おうとしてたの。ミオちゃんの待ち合わせ相手はフブちゃんだったんだね。」
「あっ、じゃあすいちゃんも待たせちゃってたのか…ごめんよー?…ん?すいちゃんの隣のイケメンの彼は?」
「ああ、この子は皇ライ君。私の後輩で不知建のメンバーなんだー。」
すいせいがフブちゃんなる女の子に僕のことを紹介してくれた。
しかし、僕は別のことを考えていた。
(フブちゃん…どこかで聞き覚えが…それにあの耳もどこかで見たような…?)
恐らく僕は彼女を見るのは初めてではない。
この学園に居る間に見かけたはずなのだが、どうしても思い出せない…
どうにか思い出そうとしていると向こうの方から話しかけてきてくれた。
「こんこんきーつね!初めまして!白上フブキでーす…?」
「?どうも皇ライです、よろしく白上さん。」
明るい挨拶をしてくれた白上さんであったが、何故か途中からトーンダウンしていった。
彼女の様子を見てみると僕の顔を見つめながら首を傾げていた。
「あれあれ?何処かでお会いしたような…?」
「奇遇だね、僕もどこかで白上さんを見かけたことがある気がするんだけど…」
どうやら白上さんも僕を見たことがあるようだ。
お互いに認識があるならおそらく間違いない。
僕は目を閉じてもう一度深く思い出してみた。
彼女の特徴的な白い大きな耳…フワフワとした触り心地が良さそうな耳…
こんな感じの耳を見たことが1度だけある。
(あれは確か礼拝堂に行ったときに…あっ!)
自身の記憶を頼りに礼拝堂で起きた出来事を思い出した。
「神父様…?」
「!?!?」
僕の言葉で驚いた顔を浮かべた白上さんがフワフワした耳を真っすぐに突き立てた。
「えっ?」
「神父??」
すいせいとミオさんはピンと来ておらず不思議な顔をしていた。
「ちょ、ちょっとこっちに来てください!」
「あ、ああ。」
白上さんは焦った様子で僕の手を掴み、人気がない方に僕を連れていった。
「あっ…ライ君…」
すいせいは僕たちの姿を見ながら何か言いたそうにしていたが、僕はそのまま白上さんに連れて行かれてしまった。
一旦区切ります。
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