ホロと幻の美形   作:ただのRyo

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もしもライ君がホロメンバーの家族だったらの妄想話です。

本編と内容と設定が異なっていますが楽しんでいただければ幸いです。


番外編
番外編


星街家の場合

 

「すいちゃんもう朝だよ~。」

 

「うーん…後10分だけ…」

 

平日の朝、お姉ちゃんに起こされる私。

いつもと何も変わらない日常だ。ただ、昨晩は少し夜更かしをしていたため、起きるのが億劫になってしまっている。

 

「もーう、ライ君が朝ごはん準備してるんだから早く行ってあげなよー。」

 

「…わかったよ…」

 

渋々布団から抜け出し、眠い瞼を擦った。

 

リビングからいい匂いが漂ってきていて、徐々に意識が覚醒し始め、リビングに向けて足取りを進めた。

 

リビングに辿り着くと、キッチンで朝ごはんを準備してくれている大事な兄がいたので朝の挨拶をした。

 

「お兄ちゃんおはよ~。」

 

「おはようすいせい、今日はいつもより少し早起きだね。」

 

星街ライ…星街家の長男で、私の兄であり、姉街の弟。

頭がよく、料理も上手で、かっこよくて、そして何より家族を大事にしてくれている…そんなお兄ちゃんが私は大好きだ。

 

友人からよく紹介をしてほしいと頼まれることがあるが、お兄ちゃんを誰かに渡してしまう気分になるのが嫌なので毎回断っているのはお兄ちゃんには内緒にしている。

 

「お姉ちゃんに何回も起こされたから仕方なくね。」

 

「姉さんに僕が頼んだからね。もうすぐ朝ごはんの準備が終わるから先に顔を洗っておいで。」

 

「はぁい。」

 

お兄ちゃんに言われた通りに洗面所に顔を洗いに行くことにした。

冷たい水で顔を洗い、さっぱりした気分になり完全に目が覚めた。

髪も少しボサボサになっていたので櫛で髪をとかし、お気に入りのリボンで髪をサイドアップで結んだ。

 

いつも通りの自分になれたことを確認し、リビングに戻るとテーブルに朝食の準備が終わっていた。

今日の朝食のメニューはトースト、スクランブルエッグ、ベーコン、スープ、デザートに苺が用意されていた。

 

「今日も美味しそうだねぇ、いっただきまーす。」

 

トーストにバターを塗り、噛り付くとトーストとバターの風味が口に広がった。ベーコンはカリカリに焼かれており、スクランブルエッグも中身が半熟になっていて、とても美味しく感じられた。

 

「んー!今日もどれも美味しい!!」

 

「あははっ、すいせいは毎回美味しそうに食べてくれるから嬉しいよ。」

 

お兄ちゃんは既に朝ごはんを食べ終えていたようで、食後のコーヒーを飲んでいた。

 

「ねぇねぇお兄ちゃん、今日夜ご飯ハンバーグ食べたい!」

 

「ハンバーグか、構わないが食材の買い出しに行かないとね。」

 

「やったぁ!じゃあ私も買い物手伝うよ!」

 

お兄ちゃんは私の願いをいつも叶えてくれる。たまにお姉ちゃんからは甘えすぎって言われる時があるが、それでもお兄ちゃんは笑いながら許してくれる。

 

「遅れちゃう遅れちゃう~。すいちゃんライ君行ってきま―す!」

 

「お姉ちゃんいってらっしゃーい。」

 

「あっ姉さん、お弁当忘れてるよ!」

 

お姉ちゃんが慌てて家を出ようとしていたが、お兄ちゃんが作ってくれたお弁当を忘れていたようで、お兄ちゃんが玄関まで追いかけていった。

お弁当はお姉ちゃんとお兄ちゃんが交代で作ってくれており、2人とも凝ったお弁当を作ってくれているので、学校での密かな楽しみになっている。

今日はどんなお弁当かなぁ…

 

 

 

 

 

朝食を食べ終え、学校の制服に着替えてお兄ちゃんと家を出た。

お兄ちゃんと学校が同じなので、ほとんど毎日一緒に登校している。

 

「それじゃあすいせい、ヘルメットは被ったかい?」

 

「OKだよ!いつもすみませんねぇ…」

 

お兄ちゃんはバイクを持っており、学校にはバイクで登校している。

そのため私もバイクの後ろに乗せてもらって一緒に登校するのが毎日の楽しみになっている。

 

お兄ちゃんのバイクの準備ができたようで、まずお兄ちゃんがバイクに跨るのを確認した後に私がバイクの後ろに跨った。

バイクから落ちないようお兄ちゃんの腰をしっかり掴んで出発する準備が完了した。

 

「よ―し!学校に向かって出発進行―!」

 

「…はいはい。」

 

お兄ちゃんは苦笑しながらバイクを発進させた。

 

 

 

 

 

バイクは風を切り、どんどん他の車を追い越していく。

みこちや不知建のみんなとよく一緒に遊ぶゲームでも、車やバイクを運転するゲームで遊んだりしていて、ゲームにおいて速い乗り物はすごく爽快感があって好きだが、やはり現実でのバイクの爽快感は何事にも代えられない。

 

「いやっほう!速い速―い!」

 

「すいせい…落ちないように気を付けてくれよ?」

 

「ねぇ…お兄ちゃん?」

 

「ん?なんだい?」

 

爽快感が出たことによりいつもよりテンションが上がっているためか、お兄ちゃんに自分の気持ちを伝えたくなっていた。

運転中だから声が届きにくいと思うので大きな声で伝えた。

 

「お兄ちゃんいつも優しくしてくれてありがとう…大好きだよ!!」

 

「…ああ、僕もすいせいのこと大好きだ。」

 

お兄ちゃんはフルフェイスのヘルメットをしているので顔がよく見えないが、おそらく顔が赤くなっていると思う。

お兄ちゃんの反応に満足した私はお兄ちゃんの背中に抱き着き、学校に到着するまで大人しくすることにした。

 

いつまでもお兄ちゃんとお姉ちゃんと家族で仲良くやっていけるといいな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初めての番外編でした。

姉街はお姉さん感が強いので妹ではなくお姉さんのままにしました。

すいちゃんは家族にはわがままで甘えん坊なところ凄くかわいいと思ってます(共感してくれる方いてくれぇ…)。

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