今回はおかゆん目線のお話です。
内容はヤンデレ系のお話となっております。
苦手な方はブラウザバックを…
「…うっ…」
「あっ、ライ君目覚めた?」
「…おかゆ?…これは!?」
僕の愛しい人がベッドの上で目を覚ました。
彼は今の状況にとても驚いている。
何故なら彼はベッドの上で両手と両足を錠で拘束されているからだ。
そして服は囚人服のようなものを身に着けている。
…まぁ僕が全部やったんだけど♡
「うふふ、ライ君凄く似合っているよ?」
「おかゆ…これは何の遊びだい?」
「これはね、遊びなんかじゃないんだよ?」
「何?」
「あのねライ君、驚かないで聞いてほしいんだけど…」
僕はそう言いながらライ君の目を見つめた。
ライ君は僕の顔を不安そうに見つめている。
普段はかっこいいけど、無表情の方が多い彼がこんな顔を僕だけに向けているという事実に僕は全身がゾクゾクするような感覚に襲われた。
「ライ君はこれから僕と一緒に暮らすことになるんだよ!」
「……は?」
まただ。ポカンとしている彼の表情。
普段見せない表情を僕だけに見せているという状況に、興奮に近いものを感じた。
「どういうことだい…?」
「えっとね、ライ君はこれから僕以外の人とは誰も会わなくていいんだよ。僕がライ君の身の回りの面倒を全部見てあげるから。」
「…?」
ライ君はまだ理解ができていないようだった。
まぁ無理もないかな?僕が勝手にこの部屋に連れてきちゃったわけだし。
ライ君はキョロキョロ周りを見渡していた。
多分自分がどこにいるかを分析しているんだろうなぁ。
僕はライ君の様子を見ながら、ベッドの横のテーブルの椅子に腰を掛けた。
「おかゆ、ここはいったいどこなんだ?僕は確かおかゆの家に遊びに来ていたはずなんだが…」
「ここは僕の家の秘密の部屋だよ~。友達のシオンの魔法で作ってもらった特注品でね、僕の許可が無いと誰も入れないし、見つけられない仕組みになってるんだぁ。あっ、婆ちゃんもこの部屋のことは知らないんだよ。」
以前シオンを口説いてこの部屋を作らせたのは正解だった。
おかげで好きな人を手に入れることができたのだから。
…最近ライ君の周りに可愛い女の子が増えてしまった。
すいちゃん…フレア…あやめちゃん…数えだしたらきりがない。
皆のことはもちろん大好きだし、友達だと思っている。
でも…ライ君のことは皆のこと以上に好きになってしまった。
学園での授業中。
ライ君とスバルちゃんの3人で租界に遊びに行っているとき。
お互いの家で遊んでいるとき。
どんな時でも彼の姿を目に追ってしまう。
最初はライ君と一緒にいることができればそれでいいと思っていた…
でも最近はそれだけでは満たされず、彼の私物にも手を出してしまっていた。
ライ君の飲みかけのペットボトル…普段使っているハンカチ…
頭ではダメだと分かっていても、もう理性を抑えることができなくなってきていた。
(アア…ライクンガホシクナッチャッタナァ…)
そう思ってしまった時には行動に移してしまっていて、今の状況に至っている。
ライ君に視線を移すと、鎖を外そうともがいていた。
「ライ君?どうして鎖を外そうとしているの?」
「…僕はここから出たい。」
「なんで?僕とずーっと一緒にここいるのは嫌なの?」
「おかゆと一緒にいるのが嫌なわけではないけど、ここにずっといるのは無理だ。生徒会の仕事や、不知建の皆と約束している用事もあるし…」
「……」
ライ君の答えを聞いた僕は無言でベッドで仰向けになっている彼のお腹の上に跨った。
ライ君は僕の動きを観察するようにじっと見ている。
「まぁさっきも言ったようにここからは僕の許可が無いと出れないからねー?それでも皆に会いに行こうとするの?」
「ああ…」
「ふーん…」
ライ君の考えは理解できた。
僕は右手をライ君の胸の上に優しく置いた。
ドクン…ドクン…とライ君の心臓の音が掌に伝わってくる。
「うふふ…ライ君心臓の音早いね?」
「おかゆ…くすぐったい…」
僕はそのまま右手を彼の胸からなぞるように首元、鎖骨に移動させた。
鎖骨の窪みの部分に手が辿り着いてから一瞬動きを止めて、僕は猫特有の鋭い右手の5本の爪を、
「おかゆ?何を…ぐっ!?」
ゆっくりと突き刺した。
突き刺した個所から赤い液体が滲み出てきている。
常人なら叫ばずにはいられないであろう痛みだけど、ライ君は必死に声を上げず、痛みに耐えていた。
このライ君も初めて見た。
痛みに必死に耐えようとしているライ君もかっこいいなぁ。
僕は爪を引き抜き、付着した血を舐めとった。
彼の一部を身体に取り入れたことにより僕の興奮のボルテージが高まってしまった。
「どうライ君?痛い?」
「…おかゆ…どうして…?」
ライ君の目からは恐れや怯え、悲しげな感情が感じられた。
「安心して?ライ君がちゃーんと僕の言うことを守って、ここで暮らしてくれるならもう痛いことや苦しいことはしないから。むしろ良いことしかないからね?」
「僕は…」
「まぁ僕以外の人とは連絡は取れないし、僕と一緒じゃないと外にも出れないけど、ご飯も僕が用意するし、お風呂も入れてあげるし、あっ、僕がいない間はてまにゃんがいるから寂しくないよね?」
僕は微笑みながらライ君に話しかけた。
ライ君から返答がなかったから、僕は何も声に出さずゆっくりとライ君の首元に手を伸ばした。
「やめ…」
首元に少し触れただけだけど、ライ君の身体はびくりと反応していた。
(さっきの痛みを思い出しちゃったのかな?)
人間は怖い出来事などを体験してしまうと、それがトラウマに繋がってしまう時がある。
恐らく反射的に身体が反応してしまったのだろう。
僕はその姿が愛おしくなってしまい、ライ君の身体を優しく抱きしめた。
「大丈夫、怖くないよ。僕がずっと傍にいるからね?」
「おかゆ…」
先程の悲しげな表情から、何かに縋るような表情に変わっていた。
今のライ君は表情がコロコロ変わっていく。
どの表情も今までに見せたことがないけれど、どれも魅力的だ。
僕はライ君を安心させるように、彼の耳元に顔を近づけて優しく囁いた。
「ライ君、大好きだよ?」
まずはライ君にこの生活に慣れてもらわないとね~。
何をしてあげようかな…
僕は部屋の壁に掛けてある鏡に一瞬目を移した。
そこには、目を不死鳥のような紅い色を宿した僕の姿があった…
以前おかゆんがメン限配信で行ったヤンデレ系配信を思い出して書いたお話となります。
一番好きだったのはおかゆんの全力台パンのところです。
文章読みづらい?
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読みやすい
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普通
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読みにくい