ホロと幻の美形   作:ただのRyo

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5話目です。

作品を書き始めて早3日。

色々な人に読んでいただき感謝です。


学園生活開始

「皇ライです、キョウトから来ました。よろしくお願いします。」

 

僕は2-Bのクラスのみんなの前で自己紹介をした。

 

この時期に転入生が来ることはかなり珍しいのか、クラスのみんなは大盛り上がりをしていた。

 

「キョウトからだってよ、すげぇな。」

 

「キャー!銀髪イケメンよ!!」

 

「顔だけじゃなくて名前も素敵…ライ様って呼んでいいかなぁ…」

 

クラスのみんなは拍手をして迎え入れてくれた。

クラスの中には昨日既に自己紹介を済ませた猫の獣人のおかゆもいて、手をヒラヒラと降ってくれていた。

 

「皇の席は…「せんせー、僕の隣の席が空いてまーす。」おっ、そうだったか。では猫又の隣の席に行ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

おかゆが先生に自分の近くの席が空いていることを伝えてくれた。近くになるようにしてくれたのだろうか?知り合いが近くにいると安心するな。

 

そのまま先生の指示に従い、おかゆの隣の席に着席した。

着席したとたんおかゆが横を向き、僕に声を掛けた。

 

「やっほーライ君、自己紹介ばっちりだったね。」

 

「そうかな?それより近くの席に誘導してくれてありがとう。」

 

「いいのいいのー、僕ライ君と仲良くしてみたいって思ってたのー。」

 

「おかゆお前…いつの間にこんなイケメンな知り合い作ってたんだ…?」

 

おかゆの前に座っているボーイッシュな女の子が、僕とおかゆが話しているのを見て驚愕していた。

 

「えへへ、昨日ころさんの補修を待っている間にすいちゃんに紹介されたんだー。」

 

「へーすいちゃんとも知り合いなのか、あのすいちゃんが心を開くなんて珍しい。」

 

ボーイッシュの女の子は僕に向かって自己紹介をしてくれた。

 

「ちわっす!大空スバーゥ!これからよろしく!スバルのことはスバルって呼んでよ!」

 

「改めて皇ライだ。よろしくスバル、僕のこともライと呼んでくれ。」

 

スバルは見た目どおり明るい女の子という印象で、おかゆはのんびり屋さん?という印象を受けた。

性格が真反対そうだが、それが功を奏して仲がいいのかもしれないな。

 

「よーし、それでは朝のHRを始めるぞー。」

 

先生からの号令がかかり、僕の学園生活初日がスタートした。

 

 

 

 

 

 

「や、やっと昼休み…めちゃくちゃ疲れた…」

 

「ふぁ~。よく寝たぁ~僕お腹すいちゃったよ。」

 

「ふぅ…授業についていくのに問題がなくてよかったな。」

 

4限目の授業が終わり、昼休みが始まった。

授業内容は先生の教え方も丁寧なこともあり、ついていくのは全く問題がなかった。

 

ただ、スバルは数学の授業中に頭から湯気が出ていたし、おかゆは授業のほとんどを寝て過ごしていた。

 

数学の内容も理解できたので今度スバルに教えてあげよう。おかゆは…何とかして起こそう。

 

「ねぇーお腹空いたし、早く食堂に行こうよー。」

 

「そうだな、ライも行くでしょ?」

 

「え?僕も行っていいのか?」

 

「もちろんだよー、ほら早くいかないと昼休み終わっちゃうよー。」

 

「あっ!待てよおかゆー!」

 

2人が食堂に向かって走り出したので、僕もそれに付いて行った。

 

 

 

昼休みということもあり食堂はかなり賑わっていた。

 

僕達3人はそれぞれの料理を受け取って席に着いた。

 

おかゆはおにぎり、スバルはサンドイッチ、僕はカルボナーラにした。

 

「ふぅ…沁みわたりますなぁ…」

 

「…お前は授業中ずっと寝てただろ…」

 

「確かによく先生にバレずに済んでたな、おっ、このカルボナーラ美味しい。」

 

3人で食事をしていると、スバルが僕に質問をしてきた。

 

「そういえばライってなんでこの学園に転入してきたの?」

 

「確かに僕も気になるかもー。」

 

「転入をした理由か…」

 

「あっ、ごめん、答えづらい質問しちゃった?」

 

「いや、あまり人にこの話をしたことがないからどこから説明しようかと思ってさ。」

 

僕は2人にこの学園に転入した理由、いきさつを話した。

 

「なるほどね…確かに一般の人からするとライの見た目は目立つからなぁ…」

 

「見てる人は興味本位で見てるだけかもしれないけど、見られる側はあまりいい気はしない時はあるよね…」

 

2人は僕の話を聞いてくれて、共感してくれた。

 

「スバルも小さい頃からこんな声だったから、よく周りの子にからかわれてたりしたもんなぁ。」

 

「僕も猫人間だから、普通の子からしたら物珍しいだろうし視線は感じてたねー。」

 

「2人とも話を聞いてくれてありがとう。何だか話してみたら気持ちがラクになったよ。」

 

2人にも過去に似たような体験をしたらしいが、スバルの声は元気があるからこっちも元気になれる気がする。おかゆは髪も耳も尻尾も綺麗に紫がかっているから素敵に見える。

 

僕が2人に感じたように自分では気に入っていなかったり、コンプレックスの部分も他人からすると長所として捉えてもらえることがある。

 

(僕もいつか自分のこの見た目を他人に誇ったり、好きになったりできればいいな…)

 

 

そんなことを考えているとふと、おかゆとスバルを呼ぶ声が聞こえた。

 

「あれ?おかゆとスバル?」

 

「今日はここでご飯なんだ余?」

 

「ん?おー、ミオしゃとあやめじゃん!」

 

「やっほー、ミオちゃん、あやめちゃん。」

 

スバルとおかゆの友人だろうか…?

 

1人は黒髪と尖った黒い大きな耳に大きな尻尾が特徴な犬…いや狼の獣人。

 

もう1人は白い綺麗な長い髪と赤い目、そして額の角が特徴な人間…この子は何の人種だろうか…

 

そういえば以前理事長が珍しい人種がこの学園にいると転入時に言っていたが…あっ!

 

「悪魔だ!」

 

「鬼だ余!!」

 

…どうやら間違えてしまったようだ…

 

 

 

 




新たにメンバーを3人登場させたところで一旦区切ります。

なんか作品を見直すとコンビで出演させる傾向にありますね…

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