無為転変とアニメ知識合わせたら 作:ウォーキング担々麺
「少し予定変更と行きましょうか」
翌朝。映画館での調査を終えたナナミン率いる高専から派遣された呪術師はミーティングを行っていた。
「昨日我々が調査した件の特級呪霊が起こした事件。その事件唯一の生存者と言える吉野順平の調査を虎杖君と庵君で行ってください。
私は窓の方々が視認した残穢から、排水路の方を調べます」
映画館で起きた特級呪霊が起こした事件、その事件唯一の生存者と言える少年 吉野順平の調査を悠仁と真於の2人で行って欲しいとの事だ。大人である七海が吉野順平に接触するより、未成年で同世代である悠仁と真於が接触した方が吉野順平も警戒しないという事である。
「俺達が吉野順平と歳が近いからね!!成るほど成るほど!!」
「それも有ります。虎杖君の為は勿論、庵君の為にも説明します。
この少年 吉野順平は御存知映画館での事件唯一の生存者です。彼の立ち振舞い、衣類等から呪詛師としての線は無いと判断してました。しかし、彼は犠牲者3名と同じ学校に通っています。犠牲者と面識が有るなら話は別です。彼と接触してください」
「はい!!任せてください!!」
「それと、虎杖君。夏油さんの代わりに庵君の手綱を握ってください…この子、本当にやり過ぎるので」
七海はそう思い、過去を思い浮かべる。10年前から真於はやりたい放題だった。七海が学生の頃から我が道を往くオタクボーイであり、アニメという文化が加速する度に実力がインフレしていくチートボーイを停める術が普通の呪術師にある筈がない。五条先生は10年前からチャランポランだし、誰にも停められない…ダメージを与えることが出来ない。
中学に進学し、任務に出るようになると北海道のアイヌ呪術連さえも巻き込んで大暴れ。北海道に出没した特級呪霊(ヒグマ)を討伐する時は飛天御劔流奥義 天翔龍閃とグラグラの実の振動パワー+覇王色の覇気を組み合わせて大地を切り裂いたり。
「デスビーム!!」
って指先からビームを出して一級呪霊を消し飛ばしたり。
「かめはめ波!!」
両手から世界で最も有名な必殺技を解き放ち、天の特級呪霊を倒したり。
「バオウ・ザケルガァァア!!」
五条先生の実家で読んだ金色のガッシュベルからバオウ・ザケルガを早速再現するし。
「シン・バベルガ・グラビトン!!」
と思い出せばキリがない。真於と共に行動している夏油先生ならもっと知っているやり過ぎエピソードが存在していることだろう。
「出来るだけ庵君は全快全力加減無しで戦わせないように。町が滅びますよ」
「マジですか!?」
余談だが真於の加減が何処かで間違っていれば町一つ滅んでいた可能性が何度も有ったとか。
ナナミンと別れた真於と悠仁は補助監督官である我等が伊地知さんと共に車に乗り込み、吉野順平の尾行を行っていた。今日は平日の筈だが、町を出歩く順平の服装は何処から見ても年相応の衣類でありTシャツにジーパンという出で立ちであった。今は学校がある平日であり時間だが、吉野順平はずいぶん前から学校に通ってないようである。
「歌ねえよりファッションセンス無いな。せめて上に何か羽織ろうよ」
「歌ねえ?」
「真於君の育てのお姉さんです、もう1人のお母さんと言うべきでしょうか。庵歌姫さん、五条さんの先輩で今は京都校の教師をしておられます。虎杖君もその内会えますよ」
吉野順平の尾行を行いながら歌姫の事を悠仁に教えてくれる伊地知さん。
とは言え、真於の言葉通り歌姫お姉さんはファッションセンスが何とも言えないのが実情である。東京に遊びに来たさいはオーバーオールと帽子と言ったリアルマリオですか?と言いたげなファッションをしており、これが彼女の一張羅である。
「へー、そういや真於の本当のお母さんって?」
「産まれたばかりの俺に対して化物って言ったり、お姉ちゃん達に対して産まなかったら良かったって言うような奴。2度と会いたくは無いな。実の親父達の術式を奪って元実家を制圧した時は来ないで化物!!なんて言われるしね」
歌姫お姉さんが育ての親で真於が此の世でトップクラスに懐いている女性だとする。それに対し、真於の本当の母親は実の娘である真希と真依に対して「産まなかったら良かった」「1度ぐらい産んで良かったと言わせてよ」と言うぐらい無関心であり真於に対しては産まれたばっかりの時に肉体が欠損していた為か「化物」と呼び、真於が禪院家を制圧した時は「来ないで化物!!」と拒絶したのだ。その瞬間から真於は母親に対してなんの感情も沸かなくなってしまったのだ。
もし、母親が真於を拒絶しなかったら真於は禪院家の次期当主として京都校の方に通いながら歌姫や真依に甘えていたであろう。
「ごめん。言いたくなかったよな」
「大丈夫!大丈夫!!あの毒親に2度と会うことは無いしね!!」
「実の親はともかく、庵さんは物凄く良い人です。真於君は勿論、京都校の学生さんと真希さんは庵さんが大好きですからね」
庵歌姫お姉さん。五条先生と違って弱いが人望と人気は測定不能と言える程に高いのであった。
「ごほん。それでは切り替えて行きますよ、概要は既に説明していますが…念のために確認しますよ」
伊地知さんが咳払いを行いながら概要を再度説明する。
現在、車の中には呪符が貼られたプレステ3のコントローラーと夏油先生から借りた四級呪霊がスタンバイしてある。この四級呪霊は夏油先生が既に取り込んでいる物なので、人を襲う心配は皆無だ。だが、この場に夏油先生が居ないので普通ならば動かす事は出来ないが、自由に動かすために夏油先生お手製の呪符が貼られたプレステ3のコントローラーがある。このコントローラーを使うことで四級呪霊を自由に動かすのだ。
先ずこの四級呪霊をコントローラーで動かし吉野順平に近付かせる。吉野順平が呪いを視認できない場合、呪詛師及び関係者では無いとして放置する。
次に吉野順平が呪いを視認出来て呪いに対する防衛手段を持たない場合。虎杖君が四級呪霊を破壊し、吉野順平に訳を説明して解放する。
最後に吉野順平が自力で呪いを払った場合、即時拘束する。その上、吉野順平が二級呪術師相応の実力があると判断した場合は虎杖君が下がり、真於君が単独で吉野順平と交戦する。
「という感じでお願いします」
「了解!!」
「オーケー!!」
いざ、作戦概要の確認が終れば任務スタートである。悠仁は四級呪霊を抱えあげ、真於はコントローラーを持って車から飛び出した。
そして…悠仁が呪霊を放し、真於がコントローラーの電源を入れたことで呪霊はコントローラーからの信号を受信して動き出す。
なのだが…
「取り敢えずムーンウォークで行きま~す」
「なんでムーンウォーク!?」
コントローラーを持っているのは我等がお馬鹿である。その結果、お馬鹿は悪巫山戯がしたくなったのだろう。四級呪霊はムーンウォークで吉野順平の前まで移動する。
「えっ?」
順平だって目の前に四級呪霊がムーンウォークでやって来るなんて思わなかった…思いもしなかった。目の前にムーンウォークでやって来た呪霊に対して唖然としてしまい、その呪霊はマイケルジャクソンのようにキレッキレなダンスを踊り始めたのだ。
「なんでマイケルジャクソン!?なんでマイケル!?」
「マイケルはファンの心の中で生きているんだよ…」
「お前、本当に俺と同い年!?」
間違いなく吉野順平は呪いを視認できている。その証拠に彼は苦笑いを浮かべてきている。
と言うかプレステ3のコントローラーでマイケルのダンスを入力できる真於の操縦テクニックも明らかに異常である。
「庵家でガンダムVSシリーズやり込んでて良かった。νガンダムは伊達じゃない!!まあ、俺使い込んでるのバンシィとダブルオーだけど」
「ガンダムのゲームで其処まで出来るの!?」
そして…
「鳴らない言葉をもう1度描いて~」
「マフティーダンスはしなくて良いから!!ほら、順平だって唖然としてるから!!もう見えてるから!!」
真於が呪霊にマフティーダンスを踊らせた段階で悠仁はコントローラーを取り上げ、吉野順平に接触した。
その頃の夏油先生。
「過去の有力な大名、加茂憲倫等の人物に悠仁のお母さんと同じ縫い目が?」
「間違いないの」
夏油先生は倭助お爺ちゃんと共に過去の資料を読み漁り、大蛇丸の正体を探ろうとしていた。そして過去に大蛇丸や悠仁の母親と同じく額に縫い目のある人物が居ており、その人物は同じタイミングで存在していない。
そして七海はジョンドゥと邂逅していた。
「Bonjour!日本のエクソシストさん。此処では呪術師だったか?」
ジョンドゥが無意識に煽られるまで10分。
次回!!ジョンドゥ…煽られる(笑)
ヒロインどうする?因みに美々子は確定、夏油先生は将来の義兄である
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美々子1択
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五条先生の妹も
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真人と同じく他作品キャラ受肉