無為転変とアニメ知識合わせたら   作:ウォーキング担々麺

6 / 21
始まり始まり


呪術高専…ギャグマシマシ
呪術廻戦(ギャグと胃痛マシマシ)の始まり


「虎杖悠仁くん。君の入学を心から歓迎するよ、ようこそ呪術高専東京校へ」

 

6月。人形を抱えて微笑む美々子、腰に手を当てて笑みを浮かべる真於に挟まれて夏油先生は笑みを浮かべて目の前の少年に手を差し向ける。

 

「おう!!夏油先生、4年間宜しく!!」

 

その少年は見方によってはピンク色に見える髪色をしたツーブロックの髪型をしたmuscleな程に鍛えられた肉体を誇る。彼は虎杖悠仁、先日に起きた仙台での事件が切っ掛けで呪霊や呪術の事を知り…祖父の言葉を受けて「誰かを助ける」為に呪術高専への門を叩いた少年だ。

 

「共に…この胃痛を乗り切ろう」

「はい」

 

そして夏油班のツッコミ担当でもある。そして数少ない、夏油先生の胃のお仲間でも有るのだ。

 

『介せぬ……』

 

そして…遥か宇宙で生物と鉱物との中間の生命体と成ったネズミのような姿をした宿儺の器が嘆いた。

 

『ひでぶ!?』

 

そしてその宿儺の器は月の隣を通過した瞬間に爆発した。

 

 

 

 

それから数時間前。

 

 

虎杖悠仁は仙台出身の少年だ。他の人より物凄く身体能力が異常に高すぎる事はアレだが、至って普通の男子生徒だ。非公認とは言え陸上競技での世界記録を連発したり、砲丸投げに関してはピッチャー投げで30メートル以上を記録すると言う天然フィジカルゴリラである。

とは言え呪術師の中には悠仁のような真似事を出来る人員は沢山居る。しかし、彼等は誰もが呪力による身体能力のブーストを行っている。だが、悠仁は素での身体能力が人間離れしているのだ。つまり、仮にも悠仁が呪力を練れてブースト出来ればもっと身体能力は高まると言うことである。

 

「悠仁…お前の両親の話をしよう」

「興味ないって。なにカッコつけてるの?」

 

そんな悠仁は両親が既に居ない。物心がうっすらとつく前に父親は既になく、母親に関してはそれ以前から側に居らず写真すらも残されていない。

そんな悠仁は両親の代わりに空手道を嗜んでいた祖父である虎杖倭助に育てられた。だが、そんな倭助も病には勝てず末期の肺がんによって寝た切りになってしまい…何時その時が来ても可笑しくない。

 

「最期ぐらいカッコつけさせろ!!男はな…カッコつけて死にたいんじゃ!!」

「爺ちゃん!?」

 

悠仁の学校は全校生徒強制部活せいであり、悠仁も何処かに入部しなくては成らない。しかし悠仁はたった1人の家族である祖父の見舞いに行きたいが為に、オカルト研究部の幽霊部員と成って祖父の見舞いに来てるのだ。

 

「悠仁…お前は強い。だから人を助けろ、助けを求められてなくても助けろ、感謝されなくても良い…人を助けるんだ」

 

だが、倭助はその時を悟ったのだろう。横向きに寝転がり、瞼を閉じた。

 

「爺ちゃん?」

「良いか?俺のようになるな。お前は死ぬときは大勢に囲まれて死ね…」

 

そして倭助は眠るように亡くなった。

 

「爺ちゃん……」

 

祖父が死んだ…たった1人の祖父が死んだ。その為か、悠仁は祖父の事を看護師に伝えるためにナースコールのボタンに手をかざす。その時だった…

 

「ふぁ!?なんで俺は生きているんだ!?」

「爺ちゃん!?」

 

だが、肺がんで死んだ筈の倭助が突如として復活したのだ。しかもがんに犯される前と同じく超健康体と成っており、倭助は何事もなく立ち上がったのだ。

 

「爺ちゃん!?えっ?えっ!?どうなってるの!?えっ!?」

「俺にも分からん!?だが、すこぶる身体の調子が良いことは間違いない!!」

 

まるで全身に転移してた肺がんが根刮ぎ無くなり、生まれ変わったかのように身体が軽くなった倭助。そしてそんな倭助を見て驚きを隠せない悠仁。だが、悠仁は有ることに気付いた…それは病室にさっきまでは居なかった3人組が立っていたのだ。

 

1人は自分より歳上で20代後半だと思われる長身の男性…まあ、夏油先生なのだが。

 

「どっどうも」

 

もう1人は何処かの学生服を着ており、デザインはセーラー服に近い。そしてその手には人形が握られていた。まあ、美々子なのだが。

 

そして…最後の1人は悠仁より少し身長が低く白色の上着を羽織った少年であった。勿論、彼は…

 

「どーも!!通りすがりの魔法使いでーす!!」

 

呪術高専が誇る歴代トップの問題児 庵真於である。

 

「魔法使い!?マジっすか!?」

「ふふふ…俺に不可能は無いんだよ」

「嘘じゃないのが余計に質が悪い…」

 

夏油先生は真於がこれまでやって来た功績及び問題行動を思い浮かべて、胃がキリキリと痛くなってきた。

五条悟でも消し飛ばせない宿儺の指の滅ぼし方を考案し、既に8本もの指が真於の手で消し飛ばされていること。ポケモンとデジモンが現実の存在と成ってしまい、東京校がリアルマサラタウンと成ってしまったこと。取り敢えずキリがない。

 

「そこのお爺ちゃんの病気は全て俺が治しました!!なので、俺達の話を聞いてね?」

「真於、君が話すと話がややこしくなるから…私が話すね」

 

夏油先生は話す。自分達が呪術高専と呼ばれる所から派遣されたこと。呪いや呪霊が存在すること、学校や病院には人々の思い出が蓄積されるためか呪いが発生しやすいこと、その為か学校等には魔除けとして強力な呪物を置いていること。

 

「魔除けだったら良いんじゃないっすか?」

「普通はね。だけど幾年劣化って言葉が有るだろう?呪物の封印もそれでね、君の学校にある魔除けの呪物も数百年で封印が弱くなって逆に呪いを呼び込むように成ったんだ」

 

だがそんな魔除けとしての呪物の封印は幾年劣化で弱くなり、逆に呪いを呼び込むように成ってしまう。そうなっては本末転倒なので回収しに来たのだ。

 

「君…それを持ってないかい?」

「もしかしてこれ?中身は先輩達に渡したけど」

 

夏油先生達が悠仁に近付いた訳は、悠仁のポケットからその呪物の気配がした為だ。だが、悠仁が差し出したのはその呪物が入っていた空き箱であり…呪物その物は無かった。

 

「私達が感じたのは残穢だったのか」

「ほら、夏油先生…写輪眼使おうって言ったじゃん」

「ねえ、中身は?」

 

美々子が悠仁に聞くと悠仁はすんなに教えてくれた。

 

「ああ、昨日先輩に渡した。今晩開けるって……」

「所で…君はどうして百葉箱から出したの?」

「百葉箱?いや、俺は拾ったんだけど。なんか、校庭に落ちてたし…」

 

(拾った?つまり、彼は百葉箱から呪物を出していない。だとすると、百葉箱から出して誰かに拾われるように仕向けた奴が居るのか?)

 

と夏油先生は考える。だが、事態は刻々と進行する。

 

「よし、学校まで最短距離で行くよ!!乗りな!!」

 

真於は腰に提げたモンスターボールの1つを手に取り、病室の窓を開ける。そして、ボールの中に入っている存在を外に出した。

 

「グゥォオオオオ!!」

 

その存在はポケモン化された影響か…全長10メートル程にサイズダウンしている。だが、それでも力は全く衰えていない。

 

究極体のドラゴン型デジモン、インペリアルドラモンである。

 

真於は窓から華麗に飛び降りてインペリアルドラモンの背中に跨がる。

 

「美々子カモーン!!」

「うん」

 

美々子もインペリアルドラモンの背中に飛び乗って、2人は悠仁を見る。

 

「さあ、悠仁くーん!!乗るんだ!!君の先輩達を助けに行くぞ!!」

「デジモンが現実の存在に成ってる!?てか、なんでモンスターボールに入ってるの!?」

 

悠仁はツッコミ、胃を抑える夏油と共にインペリアルドラモンの背中に乗り移り…インペリアルドラモンは物凄い速度で学校まで飛んでいった。

 

「……凄いの」

 

唖然とする倭助爺ちゃんを置き去りにして。




次回!!悠仁…原作とは異なるパワーアップ!?

ヒロインどうする?因みに美々子は確定、夏油先生は将来の義兄である

  • 美々子1択
  • 五条先生の妹も
  • 真人と同じく他作品キャラ受肉
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。