テイルズ オブ ワンピース   作:チリラーメン

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海へ

そこはマリンフォードにある海軍本部。そこを一人の海兵が慌てて走っていた。

 

「元帥!大変です!元帥」

 

 海兵はノックせずに元帥室に飛び込む。

 

「落ち着かんか」

 

 冷静になるように促すのが海軍本部元帥のセンゴクだ。しかし、海兵は落ち着くこともできず話し出す。

 

「大変なんです!サウスブルーに天竜人護衛任務に就いていた大将を初めほとんどが重症!天竜人は殺害されました!」

「な、なに!!」

 

 センゴクはあまりの報告に怒鳴ってしまう。確かに任務内容はいいものではなかったが、十分な戦力は送っていた。それがほぼ全滅と言う結果は予想だにしていなかった。

 さらに別の海兵が元帥室に飛び込んできた。

 

「大変です元帥」

「今は忙しいから後にしてくれ」

「サウスブルーの海軍支部が次々と襲われています。至急応援を」

「アパー!!」

 

 自身の処理能力を超えた事態に今まで出したことのない声が出てしまった、

 

 

 

 

 後日、海軍本部の将校たちが集まり今回の件について話し合っていた。

 

「今回の天竜人殺害事件の主犯はアイフリード海賊団!しかし、今まで確認されていない船員も居たそうです」

 

 司会のブランニュー少佐が状況をまとめていく。

 

「今回死者は少なく、海兵たちからの話によれば島に住んでいた住民の犯行であると推察されます。戦闘に参加した全員が、現在アイフリード海賊団に乗っていることも確認されています」

「まあ、自分の島が破壊されると知って無抵抗はありえないか」

「それで報復はどうなっておるんじゃ」

 

 報復の件にブランニューは言葉に詰まってしまう。

 

「それがアイフリード海賊団はその後海軍支部を次々に破壊。それにより支援も受けられず報復は現状不可能です。数年あればわかりませんが」

「そんなに遅くなれば世間の目もあるか」

「はい。幸いアイフリード海賊団は支部を破壊しながらリバースマウンテンに向っているもよう。決着はグランドラインで行うのがいいでしょう」

 

 センゴクは頭が痛くなった。ここで報告すつもりはないが、上からこの島に報復することは固く禁じられていた。その理由付けになりそうだが、今後の復興と治安の回復には相応の時間が必要だろう。

 

「アイフリード海賊団は覇気も使い、能力者も多数乗っています。懸賞金の見直しが必要でしょう」

 

 その日の会議はなかなか終わることはなかった。

 

 

 

 

 

 サウスブルーの海上で一隻の船が航海していた。その甲板には一通りの作戦を終え、宴を開いている一味の姿があった。

 サウスブルーにある海軍基地を強襲し、手に入れたあぶく銭や食料をふんだんに使った宴はかなりの豪華さであった。

 

「いやー怒涛の数日じゃったの」

「ああ。今世で一番だったな」

「ロクロウ。オスカーとテレサは軍艦に残してよかったの?」

「ん?あの剣士なら問題ねえさ。悪いようにならんさ」

「ダイル!それモアナの肉」

「モアナ!はしたないですよ」

「かかかうめえな」

「うむ。この酒もいい」

「クソー、俺も戦いたかったな」

 

 各々が楽しく食事をしていた。そこに怒鳴り込む人が一人。

 

「あんた達!食べるだけじゃなくて手伝いなさいよ!ラフィーしか手伝わないじゃない」

 

 ベルベットはコックとしてこの船に乗せてもらっている。そのため料理をすることに異議はない。ただ食べるだけのバカたちに一言ものおおす。

 

「ごめん。ベルベット」

 

 その中で謝るのはフィーしかいない。

 

「いいのよ、あんたは。航海士として船の行き先はちゃんと見てくれているんだから。文句があるのはそこの戦うだけの馬鹿どもよ」

「災禍の顕主が現れたぞー食べられるぞーにげろー」

「「「ワー!!」」」

 

 蜘蛛の子のように逃げる様子にこのままこの船に乗っていいのか真剣に悩んでしまう。明確な目的が世界を見ながらアイゼンの妹を探すことしかないため、気楽な旅である。そのため、前世の旅に比べ緩くなるのは仕方がない。退屈はしないため最終的には許すところが、ベルベットも甘くなったものだった。

 

「ガハハハッ楽しいじゃねえか」

「アイフリード」

 

 笑いながらベルベットに話しかけるアイフリード。本気で怒っていないことは全員が分かっているため、気後れせずに話し掛けてくる。

 

「大丈夫なの」

「締めるときはしっかりするから問題ないさ。……てめえら!今日懸賞金が上がっていたぞ!」

 

 そう言いながら今日の新聞を掲げるアイフリード。いつの間にか行儀よく集まっている船員に頭が痛くなってくるベルベットであった。

 

アイフリード海賊団船長

“業魔”バン・アイフリード

懸賞金:3億2000万ベリー

「いきなり3億か」

 

アイフリード海賊団副船長

“死神”アイゼン

懸賞金:2億3000万ベリー

「ふん」

 

アイフリード海賊団コック

“災禍の顕主”ベルベット・クラウ

懸賞金:2億ベリー

「なんで災禍の顕主が知られているのよ」

「あ、それ儂」

「マギルゥー!!」

 

アイフリード海賊団

“二太刀”ロクロウ・ランゲツ

懸賞金:1億8000万ベリー

「まあまあだな」

 

アイフリード海賊団

“白竜”フィー

懸賞金:1億6000万ベリー

「名前が愛称?!」

 

アイフリード海賊団

“魔法使い”ラフィー

懸賞金:1億5000万ベリー

「なんでフィーに負けているんですか」

 

アイフリード海賊団

“樹魔”モアナ

懸賞金:1億4000万ベリー

「やったー!」

 

アイフリード海賊団

“光槍”エレノア・ヒューム

懸賞金:1億2000万ベリー

「懸賞金なんてなくてもいいですが、モアナよりも下ですか。そうですか」

 

アイフリード海賊団

“魔女”マギルゥ・メーヴィン

懸賞金:1億ベリー

「トホホ、あの戦いに参加できんかったからか。海軍基地襲撃だけでは足りんかのー」

 

アイフリード海賊団

“大鎧”クロガネ

懸賞金:6000万ベリー

「かかか」

 

アイフリード海賊団

“トカゲ男”ダイル

懸賞金;5000万ベリー

「なんで新参のクロガネに負けてんだよ」

 

アイフリード海賊団

“小鳥使い” ベンウィック

懸賞金:800万ベリー

「対して上がってねー」

 

 

 

 

「あれ、マギルゥ姉さんボクは」

「ぬし、何にもしておらんじゃろ」

「ソーバットー」




これにて完結
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