沈んだら 帰って来れた 我が故郷   作:∩(´∀`∩) ワッショーイ

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最近暑過ぎてゲンナリしちゃいますよね…もう扇風機にクーラー、アイスが手放せません(›´ω`‹ )
以上書くことが無くて中身スッカラカンな前書きでした(›´ω`‹ )



四話

軽く身だしなみを整えてから呼ばれた通りに階段を降りて、先に洗面所に立ち寄って顔を洗ってからリビングに向かうと、今まさにお母さんが作った朝餉━━━じゃなくて朝ご飯を前に皆が揃って座っていた。

 

「おはよう」

「おはよう、よく眠れた?」

 

降りて来た私に気づいたお父さんとお母さんがおはようの挨拶をしてくれたので私も癖でつい敬礼しそうになったのを抑えながら合わせておはようを言う。

それにしても、今更だけどお父さんと元帥閣下って何処か雰囲気似てるとこあるんだよね……威圧感満載なところとか特に。

 

「おはよう。うん、おかげでぐっすりとね」

 

そして家族全員で食卓を囲んでいた時に座っていた懐かしい椅子に座ると、お父さんが手を合わせいただきますを言って食べ始め、私達も合わせて食べ出した。

 

「寝ちゃってて手伝えなくてごめんね、お昼ご飯の時は手伝うから」

「あらまぁ……なら手伝ってもらうわ」

 

私はバツの悪そうに切り出した言葉を聞いたお母さんが少し悩んでから頷いてくれたのを見てつい頬が緩むのを感じた。

 

「……美味しい」

 

……それにしても、やっぱり懐かしいなぁ。お母さんの味って感じがするから落ち着くのかな……あ、そういえば鳳翔さんの作る味噌汁も━━━ってこの話はやめようか……早くもなんか悲しくなって来るし……とまぁ、またしても目元が熱くなり視界が滲んで来たので、慌ててお椀を傾けて味噌汁を飲み顔を隠した。

流石に昨日から泣きすぎなんだよねぇ……こんなに泣いては五航戦の名に響く━━━━ことは無いけど私のプライドがズタボロになっちゃう……

 

はぁ。とため息を吐いたまさにその瞬間、まるで耐えきれなくなったかのように冬馬が大声で叫んだ。

 

「え、兄貴料理できるようになったの!?」

「朝っぱらから大声出すんじゃねぇ!」

「それを言うならアンタもよ!」

 

すぐさまお父さんが冬馬を叱りつけたが、お父さんも十分大声を出していたからお母さんに怒られていた。

私的にはお母さんの声も少し大きかったように感じたけど、まぁこれくらいなら大丈夫なんだろう。

 

ただ流石にさっきの冬馬の発言は看過できないので皿を置き、この女心を欠片もわかってないアホ(冬馬)を見る。

……女心を元男の私が語っても変な感じかもしれないがそこはノーカンとしておこう。

 

「とりあえず、冬馬は一度女心というのをネットか辞書で調べて来なさい」

「秋一、冬馬には女心調べさせるよりも先にデリカシーを覚えさせるべきだと思うわ」

 

とりあえず有難いアドバイスをしようとしたら、お母さんが補足的にデリカシーの方が先だと言って来て、私はそれほどなのかとつい冬馬に可哀想なものを見る目を向けてしまった。

 

「お袋……」

 

冬馬が心外というか、俺そんな風に思われてたの?って言いたそうな顔をしているのを見て可哀想なものを見る目から残念なものを見る目に進化したのを感じた。

 

「冬馬、気にするな。アイツらは女で俺らは男、女心なんてもん分からなくても当然だろうさ」

「親父…!」

 

すかさず冬馬のフォローに入ったお父さんの発言を聞いて一つ思った。あれ?これ冬馬が残念になってる原因にお父さん一枚噛んじゃってない?と。

まぁ昨日も言ってた通り親が子を可愛がるのは当然かもしれないけどね……

 

「アンタ、そうやって甘やかし過ぎるのは冬馬に良くないって前も言ったでしょ?あれからちょっと丸くなり過ぎよ」

 

あ、やっぱりお母さんもそう思う?前までのお父さんなら絶対ここまで丸く無かったし、なんか変な感じだったんだよね。何時も怖いお父さんを見てきたからかもしれないけど。

 

「確かに……言われてみれば親父って兄貴が死んでから結構優しくなった気がする」

「え」

 

とここでまさかの私のせいだったことが発覚。えぇ〜

 

「……関係ねぇだろ。それに前つってもまだコイツらがガキのころの話だしよ」

 

ガキ……子供……子供の時かぁ……そういえば死ぬちょっと前の頃からから連絡取れてないけどアイツらって今何やってるんだろ?ブラック企業のJīku(社畜)してた私と違って夢を叶えて幸せに暮らしてたらいいな……

うんうん唸って思考の海に沈んでいると、何時の間にか痴話喧嘩になっていたらしいので、それをBGMにしながら次々朝食を片付けていた時にふと思った。

 

「……そういえば、仕事どうしよ…」

「仕事って……働くの?それ(瑞鶴)で?」

 

私の呟きに対しめちゃくちゃ的確に突いてきた冬馬の言葉についうぐという声を出してしまう。

……そうなんだよね、働こうにもこの体まんま瑞鶴のそれだから艦これやってる人ならすぐ気づいちゃいそうな気がする……いやでも改二になって色々と黒多めになったから行ける?

 

「うーん、でもまだ帰って来たばっかりだしもう少ししてからでもいいのよ?」

「ごめんお母さん、でもなんか働かないと落ち着かなくてさ」

「社畜……」

 

うるさい冬馬。という言葉は胸に呑み込み横目で睨むだけに留めておく。

 

「働き口、か」

 

読んでいた新聞を手元に置きながらお父さんが私を見て来たので、お父さんに目を向けた。

 

「別に俺からは何も言わんし、お前の好きなように生きればいいとは思うが、まず戸籍とかあるのか?」

「あ……」

 

ついしまったという表情になったが悪くないと思う。それにしても戸籍か……すっかり忘れてた。そういえばこの体での戸籍ってないんだよね……

一応お母さんと冬馬にも視線を向けてみると、二人とも額の辺りを抑えて何かを考えていた。

 

「はぁ……ったく、しゃあねぇな。そんなに働きたいんならもうウチで働け」

「え、いいの?」

「細かいことはいいんだよ。それに、”働かざる者食うべからず"とも言うしな」

「あ、ありがとう」

 

思わぬところから救いの手が差し伸べられた。でも確かにお父さんの営むあの中華料理店なら雰囲気的に私が居ても問題無さそう。熟練の技とかは無いから調理はお父さんとお母さんに任せることになりそうだけど。

 

「そうね、いざという時はお母さんもいるしそれでいいかも」

「うん、親父のとこなら大丈夫だろうしな」

 

見た感じお母さんも冬馬も反対では無さそうだしこれで決定かな。

 

「決まりだな。それじゃ服が出来上がったら早速研修に入るからそのつもりでな。ごちそうさまでした」

「じゃ、俺も仕事があるから。ごちそうさん、お袋今日も美味かったよ」

 

お父さんと冬馬はそれぞれそう言って皿を流し台に持って行きそのまま出て行ったので、私も少し急ぎ目に食べ進めた。




(›´ω`‹ )ではまた次回でお会いしましょう!
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