シロコの第一印象が不思議ちゃんだったので、ストーリー読んでいくうちにちゃんと皆と仲良しなのが分かってホッとしました。
めっちゃいい子じゃないか。これからも皆で銀行襲おうな。
どのくらいの時が過ぎたのだろう。
私が落ち着くまで、先生はじっと待っていてくれた。
「……さっきの話に戻るんだけど」
しばらくの静寂の後、先生は少し恥ずかしそうにはにかんだ。
「その……シロコが遠くに行くのは嫌だけど、でも……それでも俺の知らない場所で新しい友達を作って、いろんな体験をして、たくさんの思い出を作ってくれたらいいなって思うんだ。だから……その、なんだ。……頑張れ」
「……うん」
――そっか。私は先生に、こんなにも想われていたのか。
「ごめんね。心配かけて」
「いや、誤ることじゃないよ。むしろ俺のほうこそ勝手なことを言って申し訳なかった」
「ううん、すごく嬉しかった」
先生は本当に凄い人だ。
私の不安を察して勇気づけてくれる。その上で一緒に悩んでくれて、励ましてくれる。。
そしてこうして背中をそっと押してくれる。
――ああ、そっか。私は、ずっと……。
「先生は、やっぱり私の自慢の先生だよ」
「……はっきり言われると照れるな」
そう言いながら先生は頬を掻く。
「これからもよろしくね、シロコ」
「うん、よろしく」
お互いに笑いあうと、それから先生は立ち上がって伸びをした。
◇◇◇
俺が立ち上がると、ちょうど洗濯が終わったこと知らせるアラーム音が部屋の外から聞こえてきた。
「お、洗濯が終わったみたいだな……。ちょっと取りに行ってく」
「先生、私が取りに行くから。先生は座ってて」
いつの間にか立ち上がってたシロコが俺の肩を掴んでいた。
「シ、シロコさん??」
有無を言わさぬ表情でじっと見つめてくるシロコ。
「それはそれ、これはこれ」
「お、おぉ……。そうか。脱衣所に洗濯機があるから……」
「ん、分かった」
シロコはスタスタと脱衣所に向かっていった。
「?」
俺、何かしたか……??
◇◇◇
ふぅ、危なかった……。
すっかり忘れてたけど、先生に洗濯機の中身を見られる訳にはいかない。
先生ちょっと訝しんでたけど、何とか自分の手で回収できそうでよかった。
脱衣所に無事に到着する。周囲を警戒……。異常なし。
洗濯機を蓋を開くと、ふわりと柔軟剤の香りが鼻孔をくすぐった。
(私の制服も下着も先生と同じ匂い……)
そういえば意識してなかったけど、このシャツもジャージも先生のものだ。
そう思うと、私は無意識にシャツに顔を埋めた。
胸いっぱいに空気を吸い込むと、柔軟剤とほんの少しの私の汗の匂い。
(先生……。好き)
先生の家に来てずっと私はどこか変だったけど。この疼きの正体にようやく私は気づいた。
これは間違いなく恋愛感情。私は先生が好き。
だけど、きっと実らない恋だと思う。他の生徒も先生の事は皆好きだから。
(ちょっとだけ、嫉妬するな……)
叶うのなら、先生の隣で一緒にいるのは私だけでいい。
だけど、先生が他の子と仲良く喋っているのを見て。先生が心から楽しそうな顔を見たら――。
(それでいいって思っちゃうんだよね……)
先生の事を考える度に、どんどん気持ちが大きくなっていく。
今はまだ大丈夫。先生の近くに居られるだけで満足できる。
だからせめて、先生の前ではもっと素直でいようと思う。それが、今の私の精一杯の愛情表現。
「……そろそろ戻らなきゃ」
先生が心配する前に私は手早く着替えることにした。
◇◇◇
シロコが戻ってくるまでの間、俺はのんびりとテーブルの上で待っていた。
そういえば、そろそろ出前が届く頃かなぁなんて思ってたら。
(ピンポ~ン)
「紫関ラーメンの者なのですが。出前をお届けに参りました~」
「お、来た来た! 」
いろいろあったからか腹ペコな俺は、待ちきれずに玄関のドアを開けた。
「こんばんは! 出前をお届けに……って先生っ!?」
「せ、セリカ!?」
俺の家の前に、アビドス対策委員会の一人である黒見セリカが立っていた。
シリアスの後のギャグ回ってどうしたらいいんですかね(白目)
もうノリで書いているので、整合性取れてないかもしれない。
ちょくちょく手直ししたりするので許してくださいm(_ _)m
セリカ登場です。どうなるんやろ。俺にもわからん。
明日の俺がきっと考えてくれる。うん。