真剣で海兵に恋しなさい。   作:北方守護

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第7話

京と友達になってから数日経ったある日の事だった……

 

「ほう、お前が川神百代を倒した奴か」

「えっと……鉄心さん、この人は誰ですか?」

武昭が家でトレーニングをしてると鉄心が金髪のスーツを着た男性を連れて来た。

 

 

「ふむ、急に来てすまなかったのう、此奴は九鬼に勤めておる……」

「ヒューム・ヘルシングだ……ほう、貴様が……ふんっ!」

「おっと、いきなり何をするんですか?」

ヒュームが急に殴りかかって来たが武昭はかわして軽く距離を取った。

 

 

「まさか、ヒュームの不意打ちをかわせるとは……」

「鉄心から孫娘に勝ったと聞いていたが、かなりの腕前の様だな!」

「よっ、はっ、おっと……あの、鉄心さん、コレは俺は手を出しても良いんでしょうか?」

「武昭君がやりたい様にして構わんぞ」

「そうですか、じゃあ……行きます……かっ!」ガン!

接近した武昭はヒュームに殴りかかったがすぐに受け止められた。

 

 

「ふむ、赤子にしてはかなりの威力だな……だが、その程度ではなかろう!!」

「うわっ!そっちこそ、こんな子供にそこまでしなくても良いでしょう!!」

 

 

 

「ほう……あのヒュームとあそこまで、やりあえるとはのう……」

離れた所で武昭とヒュームの戦いを見ていた鉄心は感心していた。

 

 

その後……

「だぁーっ!疲れたぁー!!」

「ヒュームとやり合って無事だったとは……やはり武昭君はかなりの実力者じゃのう……どうじゃ?ヒューム」

「ふむ、この者ならば帝(・)様(・)に(・)会(・)わ(・)せ(・)て(・)も(・)良(・)い(・)だ(・)ろ(・)う(・)」

「ん?えっと2人に聞きたい事があるんですけど……良いですか?」

武昭が疑問に思った事を尋ねると2人は了承した。

 

 

その結果……

「なるほど、ヒュームさんは九鬼のトップの九鬼帝(くきみかど)さんに仕えてて、その人が百代に勝った俺に興味を持ったって事で良いんですか?」

「うむ、それを言う為に儂が一緒に来たのじゃ。まさか、いきなり手を出すとは思わなかったがな」

「まぁ、それは俺も感じましたけど……それで俺は、そのお偉いさんにいつ会いに行けば良いんですか?」

「それに関しては、こちらから連絡を入れる事としよう、それで構わないか?」

「はい、ヒュームさんがそれで良いなら俺は構いません……よっ」

武昭が話を終えたので、その場から離れようとした時にヒュームが殴りかかってきたので寸前で避けた。

 

「ほう、今のも躱すのか」

「まぁ、なんと無く変な感じがしたんですよ(とは言え見聞色の先読みで感じたんだけどな)」

「それでは儂らはこれで失礼しよう」

「あぁ、そうだな。そうだ、これを渡しておこう」

ヒュームがポケットから何かを出したので受け取るとヒュームの名刺だった。

 

「何か頼み事がある時はそこに書かれている番号に連絡してこい」

「えぇ、ありがたく受け取っておきます」

武昭が名刺を受け取ったのを見た2人は、それぞれの所に戻った。

 

 

帰り道……

 

「所で鉄心、あの小僧の事に気付いているか?」

「うむ、気付いておったわい……あれだけお主の相手をしていたが本(・)気(・)を(・)出(・)し(・)て(・)お(・)ら(・)ん(・)か(・)っ(・)た(・)事(・)に(・)の(・)」

「そうだな……だがあの小僧はお前の所の赤子とは違うみたいだがな」

「そうじゃのう……武昭君は自分の力を使うべき時をちゃんとわかっておるのじゃ」

鉄心がそう言うと百代との模擬戦の時の事をヒュームに話して、それを聞いたヒュームは納得していた。

 




それから日数が経った日の夜……

 「た、頼む……こ、殺さ……」 
「それは無理だぜ……何故なら、それが俺のしたい事だからな!!」
「ギャアアー!!」
街の裏路地で1人の男性が何者かに、その命を奪われていた。

「ヒャッヒャッヒャッ!最初、なんでこんな世界に来たか分からなかったが、ここなら俺は!!」
その人物は邪悪な笑みを浮かべていたが、その顔には蛇の様な鱗が浮かんでいた。
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