今週も投稿していくぞー!
カルデアの一行は砂漠をダヴィンチ製の
「オジマンディアス王、戦った後にご飯食べさせてくれるとは思わなかったねえ」
「はい、カルデアの食堂でも見たことのない料理ばかりでしたが、とても美味しかったですね!」
「確か『我らは砂漠の旅路の辛さを知るものであるが故に、旅人を邪険に扱うことはない』だったか。僕自身、体験したからこそわかるよ。時計塔で魔術を勉強していただけじゃ気がつけなかったことだ」
一行はオジマンディアスとの戦いの後、丁重にもてなされ、一時的にお互い不戦を誓い、もう一つの都である聖都へと向かっていた。
アナスタシアは暑いので霊体化していた。
「そろそろ砂漠を抜けるよ!一際大きい砂丘を越えるから捕まっていて!」
ダヴィンチがそう言うとバギーに乗る一行は各々車体に捕まり、衝撃に備える。
そして、数秒の後衝撃が伝わり一瞬浮いた感覚がする。
無事に砂漠を抜けたらしくバギーは一時停車した。
「こいつは酷いな・・・」
「気温48度、湿度0%。とてもじゃないが人間の生きられる環境じゃないな、これは」
砂漠を抜けた一行の目の前に広がるのは真っ黒な大地の荒野。
所々、火のついた木々や焦げた匂いがすることからも、この土地が元々荒野ではなかった事がわかった。
そして、周囲の環境の酷さに言葉を失っていると岩影からボロボロのマントや服に身を包んだ人々が現れる。
「へっへっへ、食糧に水だ・・・」
「うまそうな女もいるぞ」
「きっと太陽王の化物から逃げてきたんだなあ」
「先輩!囲まれています!」
「マシュ、おじいちゃん戦闘準備!できる限り峰打ちでお願い」
「立香、お前ってやつは・・・。まあいい、アナスタシア、動けなくなる程度に凍らせてやれ」
「しょうがないわね。暑いので早く終わらせましょう」
戦闘は一瞬だった。
元より英霊と人間。普通に戦って勝てる相手ではなく、その上飢えて力がでない人間では勝ち目はなかった。
「痛みで逃げ出したのが大半で、それでも襲って来たのが一割ぐらいか」
「クソ!何で大人しく殺されねえんだ!」
「・・・」
地に伏せる人々。このまま放置すれば間違いなく死んでしまうであろう彼らを『正義の味方』の背中を見て育った彼女が見捨てられるはずもなかった。
「おい、立香行くぞ。聖都に何があるかわからない。早く行っておいた方が良いだろ」
「カドック、ダヴィンチちゃん。食糧と水ってどれくらい残ってる?」
「余裕で一週間は持つと思うけど?」
「この人たちに分けてあげられないかな」
「お前ってやつは本当に士郎さんの孫というかなんと言うか・・・」
クリプターのカドックであれば間違いなく却下していたであろう。
しかし、このカドックにとって立香は手のかかる友人で、その上憧れの人であれば間違いなく同じ選択をしていたであろうことが彼の考えを他者を思いやる方向へと導いていた。
「しょうがない、僕が食べる量を減らせばもっと持つだろう。渡すなら最低限だけだぞ」
「ありがとう、カドック!愛してる!」
「か、軽々しくそういうこと言うな!」
「なんだ、照れてるのかカドック?お前になら立香をやっても良いんだが」
「士郎さんまで!」
ちなみに、カドックは反応が面白いので、カルデアの弄られ役になっていたりするとかしないとか。
「よし、これだけあれば大丈夫だろ。聖都に向かうぞ立香」
「うん、行こうか、おじいちゃん」
そんなこんなで食糧と水を下ろして、聖都に向かおうとしたその時だった。
地面に倒れた男がこちらに話しかけてきたのだ。
「・・・あんたら、聖都に行くのか?」
「うん、まあね。君は聖都に行ったことが?」
「あるぜ。この地を焼き付くそうとした十字軍を倒した偉大な獅子王が治めるあそこには何でもある。正に楽園だ」
(また、獅子王。すると、ますますこんがらがってくるなあ)
「・・・気を付けな。綺麗なものほど恐ろしい」
「それはどういう意味だ?」
「とにかく、悪いことは言わねえ、壁には近づくんじゃねえ」
「ご忠告痛み入ります。では、行きましょうか」
この後、ロマニとの通信が回復して一悶着あったりするのだが、それは語るまでもないだろう。
カドックは書きやすいことこの上ないけど、アナスタシア難しすぎる・・・
弊カルデアではロマニは不眠不休ではないので、普通に忙しいオルガマリーの代わりに管制室にいたりします。