俺、衛宮士郎とマスターである藤丸立香が祖父と孫の関係であるという衝撃から回復した一同は俺と立香を問い詰めていた。
というか、俺も立香に問い詰められている。
「藤丸、あなた士郎さんの孫だったの!?」
「それはそうなんですけど、おじいちゃんってそんなにすごい人なんですか?」
オルガマリー・アニムスフィアと名乗った少女に立香がそう聞かれると不思議そうに俺のことを知っている理由を聞き返す。
正直、心当たり自体はあるが、自分で話すと自画自賛しているようであまり気分の良いものではない。
なので、誰かが代わりに説明して欲しかったのだが、それは通信越しに叶えられた。
『君のおじいさんの士郎さんは様々な魔術師が至ろうとしている最高クラスの魔術の使い手として有名なんだ。彼とその妻が提出した彼の魔術の論文は今でも魔術師の総本山である時計塔で多用されているほどだよ』
「まあ、論文に関しては、俺の功績は実験に協力した程度でしかないがな」
ロマニ・アーキマンと名乗った男の説明の通り、俺は生前時計塔にいくつか論文を提出していた。
そうでもしないと俺の命や周囲の生活に悪影響を及ぼしかねなかったので仕方なかった部分もあるのだが、これに関しては時計塔のロードの一人や名門魔術師の知り合いが口利きをしてくれたため、それほど大事には至らなかった。
「それだけじゃないわ。私の父がカルデアを創設する際の資金援助や英霊の召喚システムの確立にも大きく貢献して下さったのよ」
「アニムスフィアってどっかで聞いたと思ったら、あんたマリスビリーの娘か?」
「ええ、その通りです」
俺は生前カルデアの創設に際して、妻と共に召喚システムの確立などに対して手助けを行ったのだ。
まあ、資金援助に関しては妻が若い頃苦労していたことも関係していたりするのたが。
「なるほど、先輩のおじいさまはかなり有名な魔術師だったのですね!おや?では何故先輩は魔術について何も知らなかったのでしょうか?」
マシュ・キリエライトと言う少女がそう疑問を口にする。
「それは、あれだ。俺の子供の内立香の母親は魔術の才能を持っていなかったからだ。幸い兄の方が魔術師を継げたからそっちの血縁が今のところ魔術師を継いでるんだよ。娘にはうちの家系が魔術師だって言うのは伝えているけどな」
「なるほど・・・」
「それは私も魔術を知らない訳だね。それはそうとして、おじいちゃんどうして旧姓を名乗ってるの?」
そう、俺が衛宮士郎だったのは数十年ほど前までのこと。
「俺は衛宮士郎として英雄的な活躍をしたってことだ。姓が変わってからは『正義の味方』の方向性を結構変えたからな」
「でもおばあちゃん怒らない?結構そういうところ気にするよ?『なんで衛宮を名乗ってるのよ!』とか言いそうじゃない?」
「・・・確かに。じゃあ、一応死んだときの姓で名乗るかね、遠坂ってな」
俺、衛宮士郎は27歳の時より遠坂士郎となっていたのだった。
圧倒的説明回。
というか、作者が説明大好きなのです。
Aチーム助ける?
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全員助ける!
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全員助ける!ただしベリル、テメーは駄目だ
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全員死ぬ、慈悲はない。