ドレアム様の暇潰し!!異世界に我は征く! 作:プロトタイプ・ゼロ
ようこそ魔王様!はじめまして異世界よ!
「……暇だ」
常闇の世界にある古い城の中で、一人の王がそう呟いた。それを聞いた配下の一人が「え!?」と声をあげる。
「暇だ。暇すぎるぞ!」
「お、落ち着いてください!!」
配下が必死に暴れそうになっている王を宥める。
「これが落ち着いていられるか! デスタムーアを討伐してからもう百年が経つが、あれから新しい魔王や勇者が現れたという話を聞かん! これでは、いつか来るかもしれぬ強者達が来なくなるではないか!!」
「そ、そんなことを仰られても、今の時代はだいぶ平和になり、今の所勇者の存在が必要ないんです!」
「では、魔王が現れてから出てくるのか勇者というのかっ!? 違うだろう? 魔王が現れてからでは遅い! そんなのだからいとも容易く世界が征服されかけるのだぞこの世界は!」
王の言いたいことは配下にも理解できる。できるが、だからと言って自分に愚痴られても困る。配下はそう思った。
「だからこそ! 我は旅に出るぞ! この暇すぎる世界で暇を潰す為にもな!」
「いやいやいや!? 落ち着いてくださいよ! ドレアム様が旅に出たら世界が混乱しますよ!?」
「んなもの分かっておる。だから我は人の姿となり旅に出るぞ!」
「あーもう!好きにしてください」
一度言い出したら何も聞かない我儘な王に呆れ返った配下がやけくそになる。王は素早く準備に飛び掛った。
数日後……
十六歳ぐらいの少年の姿となった破壊と殺戮の神ダークドレアム(以下ドレアム)は、自らが住む常闇の世界を出ると、煌々と輝く太陽の光が彼をの体を照らす。
あれから配下達に「おやめ下さい!!」と何度も何度も止められていたドレアムは、それらを簡単にふりきって人間の住む世界へ暇潰しの旅に出かける。
「さて、まずは何処へ向かえばよいのか? あいにくと百年間ずっと城に篭もっておったからな……人間がどこに住んでおるのか全く検討もつかん」
ドレアムが発したこのセリフ、リアルで聞いたらただのニートである。まぁ、魔王様なので許されるのかもしれないが……。
とにかく魔王の感を信じて適当な方向へ旅を進めることに決めたドレアムは、自由気ままに歩き出した。
適当に歩き初めてもう一ヶ月も経った。一向に村どころか人間ひとりも見つけられないことにイライラし始める。
ドレアムは暇を嫌う。何百、何千年も生きるドレアムからすればスリルのない生活というのは退屈なのだろう。何しろ彼は破壊と殺戮の神だからだ。
だがこの時代の人間も魔物も勇気が無さすぎる。そしてミルドラースを葬り、勇者を殺し、そして人類に求められたために地獄の帝王エスタークをも仕留めた。
人々は彼を賞賛したが、彼の表情に浮かんだのは哀れみと怒りだった。勇者のいない今の人間達に自分を殺すことなど出来ないと理解している。だが、それでもやはり受け入れられないものがあった。
(何故人間達は自分達の力で解決しようとしない?)
破壊と殺戮の神と言っても、ドレアムは一人の武人だ。当然自分に媚びを打ってまでエスターク討伐を依頼した時には本気で滅ぼそうかと考えたことがあった。
まぁ、なんだかんだで優しすぎるところがあるからこそ、勇者を殺したいミルドラースを葬り去り、人間が恐れた勇者を殺し、地獄から這い上がってこようとしたエスタークを滅ぼしたのだが……ちなみに本人曰くエスタークとの戦いは最高に心躍る戦いだったらしい。
そんなドレアムだからこそ、彼の配下達はダークドレアムと言う悪夢の化身であり武人であり、破壊と殺戮の神である魔王ダークドレアムについて行こうと忠誠を誓った訳だが。
「む?なんだこれは?」
流石に腹の音が鳴るお昼頃だった。ドレアムは空間に小さなヒビ割れがあるのに気づく。
「何かの魔法か?いやでも魔力を感じない……どういうことだ?この先に何がある?」
警戒しながらも空間のヒビ割れに向かって手を伸ばす。もしかしたらなにか危険な魔法なのかもしれない。ドレアムでも感じないほどの魔力で作られたものなのかもそれない。でも、それでも生活にスリルが欲しい魔王ダークドレアムは警戒しながらも躊躇い無くヒビ割れを触れる。
その瞬間、ヒビ割れが酷く荒れ、パリンッと音を立てて空間に穴を開ける。そしてドレアムでさえも立ち止まるのに苦痛の顔をうかべるほどの吸引力のある風によって吸い込まれていく。
「な、なんだこれは!?やはり何かの罠だったのか?」
周りを見ればその辺に転がっている石や木などが空間の中に吸い込まれていく。立っているのがやっとなほど強い吸引力に抵抗していたドレアムは、後ろから飛んできた岩石に衝突されられしまい、ほぼ強制的に穴の中に吸い込まれていく。
「うわあああああああああああああああああぁぁぁァァァァァァァァッ!!??」
ドレアムを吸い込んだ穴は、辺りに誰もいなくなると突然吸い込むのをやめ閉じていく。穴の閉じた空間は先程のようなヒビ割れは全くなかった。
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空間に吸い込まれたドレアムが見たものは、自分のいる世界の滅びによって赤く染った大地や空ではなく、綺麗で見惚れるほどの美しさを持つ空と大きな湖だった。
穴から追い出されたドレアムは、自由落下の法則に乗っ取り、綺麗に真下に向かって落ちていく。
「む?まさか穴の先がこうなっ「「「うわあああああああああ」」」……子供が三人に、猫が一匹?」
そう、空から地面(湖です)に向かって落ちているのはドレアムだけではなく、少年一人、少女二人、そしておまけ猫一匹と言うなんとも奇妙な光景だった。
(助けてやる道理もないが、一応助けてやるか。あのような子供ではたとえ湖に落ちても死ぬことになるだろう……ここは低級風魔法のバギを……)
気づいた頃には湖はもう目の前だった。それを見たドレアムは、
(あっ、無理だこれ)
もう既に助けられないほど落ちていることを察したのだった。
自分をこの世界に誘い込んだ人物を必ず見つけ出しそれ相応の痛い目に遭わせてやる!!
そんなちょっとしたイラつきを心の中で叫びながら湖の中に落ちていった。
どうだったでしょうか?所々変わっている場所もありますよ。では、またお会いしましょう
魔王軍に参加させるキャラ
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ベムラー(ULTRAMAN)
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ギルドナ(アナザーエデン)
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ゴクウブラック(ドラゴンボール超)
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魔勇者アンルシア(ドラゴンクエストX)
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ブラックマジシャンガール(遊戯王)
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魔人ブウ御飯吸収(ドラゴンボール)
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サイラス(アナザーエデン)
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ダークザギ(ウルトラマン)