【出逢いは必然に】~出逢い vol 1   作:kana.0520.rena

1 / 1
出逢いは必然に

【出逢いは必然に】~出逢いVol1~

 

『七瀬ちゃんにお願いがあるんだけど・・・』

 

仲の良い女性(ゆいなさん)からとあるサークルに誘われて・・・ある場所へ向かう

 

ある店のインターフォンを押して

 

『はい』

『佐倉と申します』

『七瀬ちゃん?』

『はいっ!結菜(ゆいな)お姉ちゃん?』

『今鍵を開けるわね』

 

店のドアを開けて・・・

 

『失礼します』

『七瀬ちゃん急にごめんね、カウンター座って』

 

ある指定された秘密のBARに来ていた・・・何があるとかも知らされず・・・

 

『浬?隣いいよね?』

『どうぞ』

 

ゆいなお姉ちゃんから紹介された男性・・・

 

天堂浬さんと言う・・・

 

『初めまして、佐倉七瀬と申します』

『天堂浬です初めまして』

『七瀬ちゃん何飲む?』

『えっと・・・ジントニック』

『おっけー後で詳しい話するね』

 

天堂さんは私に話しかけて・・

 

『ここに呼ばれた理由はまだ聞かされてないの?』

 

『はい』

『じゃゆいなさんから話聞いてね』

 

不思議でならなかった・・・理由ってなんだろう

 

『七瀬ちゃんどうぞ』

『ありがとうございます』

『七瀬ちゃんに見て欲しいものかあるの!ちょっと待っててね』

 

『はいっ』

 

それは、大きな額に飾られた一枚の絵

 

『これ、綺麗だと思わない?』

『綺麗です...ゆいなさん?』

『そう描いてもらったの。七瀬ちゃん絵のモデルなってみない?』

『私が?ですか?・・・』

『浬がね、絵のモデル探してて・・・七瀬ちゃんをお勧めしたの、七瀬ちゃんさえ興味あればと思って。』

 

『私そういうのした事ないですけど宜しいのでしょうか?』

 

『後は俺から話しますね』

『七瀬ちゃん?後は浬と話してみて』

 

『経験ない女の子を探していて、ゆいなさんから佐倉さんを紹介されてね』

 

天堂さんから・・・経験ない女の子を探していた・・と聞いて、ゆいなさんは私を薦めてくれて。

 

『そんなに緊張しなくて大丈夫』

 

天堂さんは、『趣味で絵を描いているんだ、本業は医者してる。不安なら名刺渡すね』

 

名刺の裏に電話番号を書いて渡された、そしてこうも言葉を重ねた・・・

 

病院の名前も教えてくれて・・・『不安なら病院に一度来てみたらいいよ。急いで返事を出す必要もない』

 

『ありがとうございます』天堂さんはお医者さん・・・

 

『良く俺の事を知ってもらってから、答えを出してくれればいいよ、一度時間取ってアトリエに来てみる?自宅兼アトリエにしてるから』

 

『一度お邪魔してみたいです』

『そうだね。この話はまた後日しよう』

『はいありがとうございます』

 

ゆいなさんが声かけて・・・

 

『話は終わった?』

『そうですね、まずはコミニュケーションからだから』

 

『改めて乾杯しましょうか?』

(乾杯)

 

私・・・佐倉七瀬はとある企業のOLをしている、ゆいなさんも同じ会社で出逢ってとあるチームで一緒に仕事をするきっかけで仲良くなった

 

ゆいなさんは数年して、やりたい事をする為会社を辞めて・・・今に至る。今でも連絡を取り合う仲で時々食事したり、逢ったり仲良くさせて頂いて・・・今回のお誘いがあった

 

 

『浬?七瀬ちゃんとは前の会社で出逢ったのよ』

『そうでしたか、今でも時々逢ったり?』

『そうね・・・ねっ!七瀬ちゃん』

『はいっ、天堂さんは此処には良く来るんですか?』

『たまに来るよ、今度此処で逢おうか?何回か此処で話す事で、コミニュケーション取りましょう』

『はいっ、宜しくお願いします』

『俺こそ宜しくね、何か聞きたい事があれば気軽に聞いて』

 

優しく笑った顔がとても印象的で、柔らかな口調もまたリラックスな、気持ちにさせて下さった・・・

 

『ゆいなさん?スケブある?』

『あるわよ、ちょっと持ってくるわ?』

 

『近づきの記念に・・・佐倉さん手を出してくれる?手を描いてあげる』

『ありがとうございます』

 

『浬、スケブ』

『ゆいなさんありがとう』

 

天堂さんは掌をスケッチ始めた・・・

 

時間は・・・数十分程して描きあげて下さった

 

『描きあげたよ、どうかな?・・・』

 

『き、綺麗です』

『それはありがとう、少しは安心してくれたかな?』

 

『七瀬ちゃん?浬は悪い人じゃないので安心して』

『はいっ』

 

ゆいなさんはサンドイッチを出して下さった

 

『七瀬ちゃんも浬も食べて』

『ゆいなさんのお手製?』

『浬?疑ってるわね?』

『そういうわけではないですが・・・佐倉さんも食べましょう』

『浬?七瀬ちゃん呼びに変えたら?』

『俺、良いんですか?いきなりちゃん呼びは失礼だからさん呼びでも?』

 

『お好きな呼び方で構いません』

『お言葉に甘えて、七瀬さんで』

 

天堂さんは名前さん呼びで呼んで下さる事に・・・

 

『私は天堂さん呼びにさせてください』

『お任せしますよ、慣れたら呼び方変えて欲しいとお願いするかもしれません』

 

『呼び方を変えるって??・・・名前?先生とか?ですか?』

 

『七瀬さんとの距離が近くなれば色々求める事もあると思うんだ。信頼関係ね』

 

『はいっ』

 

『描く側と受ける側は信頼関係が第一条件だから』

 

信頼関係・・・

 

『七瀬ちゃん今日は遅くまで居れるの?』

『明日お仕事だからあんまり・・・』

『そっか、浬今日は車?』

『そうです、七瀬さん送りますよ』

『七瀬ちゃん送って貰ったら?』

『でも・・・』

『甘えなさいね』

 

『安心してください、送りますよ』

 

佐倉は少しお話出来るきっかけが作れるかもしれないと・・・聞いてみたい事が聞けるといいけど

 

『浬の思い描けるものが出来ると良いわね』

『少し話しただけですが、七瀬さん素直だし俺からの無理を、少し受け入れてくれそうな気がします』

 

『天堂さんが作り出す世界の、お手伝いが出来ますか?』

 

『それは俺の努力と、七瀬さんの受け入れ次第、のような気がします。医者の仕事も絵を描く事も同じなんですよね』

 

『同じ?』

『集中する意味で・・・成功させる』

 

天堂さんが、私を見ながら話して下さったその思いは、真剣な眼差しをしていて作る作り上げるその思いは同じものだと・・・

 

天堂さんの目は真剣そのもので、まだ初めて逢った方なのに何故か、お手伝いしたい思いが溢れて行くのだった・・・

 

『ゆいなお姉ちゃん、そろそろ帰ります』

『明日もお仕事だもんね、週末来れるかしら?』

『土曜日なら大丈夫です』

『土曜日待ってるわ、お昼頃連絡してくれる?』

『はいっ』

『浬?送って上げてくれる?』

『わかりました、七瀬さん行きましょうか?』

『宜しくお願いします』

 

天堂さんのエスコートで・・・

ゆいなさんのお店を、天堂さんと出る事になった、天堂さんが送って下さると言うので甘えさせて貰う事に・・・

 

エレベーターの前で天堂さんは『七瀬さんどうぞ』

 

エスコートする姿は、ほんと紳士な男性と言う印象を受けた。

 

『天堂さんはエスコートがとてもお上手です』

『そんな事ありませんよ、やはり女性をエスコートして、安心して欲しいので』

 

『ありがとうございます』

 

『七瀬さん土曜日の夜来るの?』

『ゆいなお姉ちゃんから誘われたので夜に来ようかと思います。』

『俺も行っていいかな?』

『天堂さん来られますか?楽しみです』

『時間作って色々話そうね』

『はいっ、楽しみにしてます。天堂さん?好きなものとかありますか?差し入れ持って行きます』

 

『七瀬さん?笑わないかな?』

『はいっ、笑いません』

『シュークリームが好きなんだ。男が甘いもの好きって変でしょ?』

 

『天堂さん意外です、甘いものは女性だけのものではありませんから。甘いもの差し入れに持って行きます』

 

私は・・・想像した、それは天堂さんが美味しそうに食べてる姿を。人は意外な姿があればある程、魅力的に見えると聞いた事がある・・・

 

『ありがとう。七瀬さんは優しいね、ゆいなさんの言っていた通りだ』

 

『ゆいなお姉ちゃんが?』

 

『そう、七瀬さんはどんな事でも受け入れてくれるから癒されるよ!浬って・・・』

 

『伝えた言葉を受け入れる事から、人と人は興味を示すと思うんです。理解をする事から始まると・・・』

 

『七瀬さんは素敵な女性だ』

『え?・・・』

 

『七瀬さん?車はこのパーキングに止めてあるんだ、一番奥の白の車』

 

『はいっ』

 

『どうぞ、(助手席のドアを開けて)』

『ありがとうございます。失礼します』

『家はどこらへん?』

『〇〇です』

『俺の家より割と近いね』

『そうなんですか?』

『〇〇知ってる?』

『はいっ知ってます。』

『その近くなんだ・・・』

『互いに近いって事ですねっ』

 

『そろそろ、車出すね』

『はいっ、宜しくお願いします』

 

天堂さんの車で家まで送って下さる事になった・・・聞くと互いの家の距離も、そんなに離れてはいない事が、解って何故か初めて逢った気がしなかった・・・

 

『天堂さんは明日お早いんですか?』

『いや、明日は夜勤なのでゆっくりだけどする事もあるからゆっくり出来るわけではないんだ』

『病院の先生って大変なお仕事ですよね?』

『だからリフレッシュは必要で趣味の絵を描いてる』

『息抜きは大切ですもの』

『解ってくれる?』

『はいっ』

『七瀬さんの趣味って聞いてもいい?』

『小物作りとお料理で小物作りの材料のお店にお休みに出向いて選ぶのも楽しくて』

『集中出来るのは良いね』

『ホントに気分転換になります』

 

天堂さんの車で家まで送って貰い家に到着

 

『天堂さんここです』

『了解』

 

『送って下さりありがとうございます』

『こちらこそよく考えて返事待ってるね』

 

『おやすみなさい』

『七瀬さんおやすみ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。