そのため、読み飛ばしていただいても結構です。
また、コメディ風味の会話劇という体をとっておりますので、本編の雰囲気や流れを損なう恐れがあることをご了承ください。
メカニック
「さて、登場機体解説も三回目。そして、いよいよ解説する機体は。アラン・ダレン隊長の新たな乗機として、ハルパー部隊のザク・トーテンコップと戦ったプルス・ディアスですよ」
ジャン
「けど、ゲストは一番メカのことが分かんないジャン・ミンウェイでお送りするッス。とりあえず、アラン隊長が乗ってる最新型のモビルスーツってことでいいッスか?」
メカニック
「……明らかなキャストミスですが、まぁジャンにも分かるように解説しますかね」
メカニック
「頭頂高はおよそ19メートル。全高は背部に取り付けられた大型バインダーの影響で、頭頂高より少し伸びて約24メートル。本体重量は約32トンで、型式番号はRⅯS-101となってます」
ジャン
「型式番号だけ見ると、グリプス戦役のときにエゥーゴが使ってたリック・ディアスの発展型っぽいッスね」
メカニック
「
ジャン
「あのー、自分はその継ぎ足し機体に乗ってるんスけど……」
メカニック
「ジャンの腕なら十分やれますよ。さて、プルス・ディアスの特徴ですが、まずは何といっても全体的なフォルムやモビルスーツの基礎であるフレームが改良されたことです。悔しいですが、地球の反連邦組織であるカラバで作られたディジェを、かなり意識しましたよ」
ジャン
「自分は脚部とバインダーがかっこいいと思うッス。推進剤量の増加とスラスターの噴射をさせることに特化させた背部のバインダー、リック・ディアスのものよりもスラッとしてて、何となくアラン隊長が好きそうだなとか思ったッスよ」
メカニック
「アラン隊長は、一番最初に乗ったザクⅡのF型がお気に入りの機体ですからね。色々と得体のしれない装備や仕掛けをゴテゴテつけた試作機にテストパイロットとして乗せられすぎて、シンプルな設計の機体が好きになったというのもあると思いますがね……」
メカニック
「そういうアラン隊長の好みに合わせた、というワケでもないんですが。プルス・ディアスは機体性能や装備、想定された運用方法自体はかなり単純な機体です。主な武装はクレイ・バズーカとビーム・マシンガン、補助的な武装に頭部のバルカン砲や腕部のグレネードランチャーもありますが、これも別に癖のあるものじゃない。デミ・ドーガから引き継いだ、ワイヤー式のウミヘビが唯一のトリッキーな武装ですかね」
メカニック
「要は、シャープになったフォルム、それからスラスターの増設と高性能化でより洗練された高機動で敵に接近し、豊富な手数と機体そのものが持つ高い運動性能で仕留めるって機体です。ジャン風に言うと、
ジャン
「これ、単なるアラン隊長の好みもあるッスよね」
メカニック
「他の武装と違って、何処に当たっても一時的とはいえモビルスーツの動きを完全に止めることができるのが良いんでしょうな。生け捕りにしろ、殺害にしろ、動きを止めれば後は自由にできますから」
ジャン
「確かに、相手しててやりづらい武装ではあるッスね。モビルスーツの指の先にでも当たれば即アウト、ッスから」
メカニック
「このように、基本的にはシンプルな高性能試作機体、って認識で合ってはいるんですよ。……ただ、問題はコイツが作られた理由の方でして」
メカニック
「本編でも既に明かされていますが、こいつはある新素材を使ったとんでもない機体、その機動性テストのために作られた機体なんです。なぜZ系やガンダムⅯkⅡ系ではなく、γガンダムの系譜なのかということに関してですが。可変機特有の複雑な機構を持つZ系や、些か基礎設計が古いガンダムⅯkⅡ系に対して、ディジェという分かりやすい発展形があるγガンダムの系譜が色々と弄り回す試作機としては適任だったと考えてください」
ジャン
「ハルパー部隊のガザCと戦ってたとき、アラン隊長がやった超スピードもそれが関係してんスか?」
メカニック
「えぇ。あれは、この後に登場するプルス・ガンダムにも搭載されているシステムが働いた結果ですね。……ですが、この辺りはまぁ色々とネタばらしになってしまうので、プルス・ガンダムを語るまでとっておきましょう」
ジャン
「……やっぱ、アナハイムって怖い企業ッスね」
メカニック
「陰謀と策略が渦巻く宇宙世紀の伏魔殿ですよ、アナハイムは。まぁ、過酷な宇宙世紀でモビルスーツのシェアを独占しようと思ったら、これくらいやらないといけないのかもしれませんがね」
メカニック
「というわけで、今回はこの辺で。次に紹介する機体はザク・トーテンコップです。この機体は、本当に分かりやすい機体ですよ」