そのため、読み飛ばしていただいても結構です。
また、コメディ風味の会話劇という体をとっておりますので、本編の雰囲気や流れを損なう恐れがあることをご了承ください。
メカニック
「さて……。物語本編も終わり、この登場機体解説も今回が最後となりますね。今回、解説するのはもちろんプルス・ガンダム。ということは、ゲストも────」
リン
「残念! アランさんではなく、わたしです。あの人が乗ったガンダムのこと、色々と知りたかったので。なので、プルス・ガンダムのこと、教えてくださいね」
メカニック
「……まさか、こんなことになろうとは。ま、まぁとにかくプルス・ガンダムの解説を続けましょうか。型式番号はRMS―100Xで、プルス・ディアスはコイツの機動性テストのために作られた機体なんですよ。まぁ、顔以外はそんなにガンダムっぽくないんですが、その辺りはガンダム性の違いってことで」
リン
「ガンダム性の違い……。なんだか、すごく便利な言葉ですね」
メカニック
「宇宙世紀のガンダムを語る上では、そういう
リン
「けれど、
メカニック
「えぇ、プルス・ディアスのものを最適化、そして発展させた
リン
「意識が機体を動かす……?」
メカニック
「より正確にいうと、サイコフレームによって強化、拡張されたパイロットの感応波や感覚、空間把握能力などを利用して機体操作を行うシステムです。特殊なAIによるモビルスーツの制御は、色々と失敗例がありますからね。なら、人の意識や思考と機械を限りなく一体化させようとしたんです」
メカニック
「旧世紀の言葉で表すなら、人馬一体ですね。自らの肉体と同じか或いはそれ以上に、パイロットの感じたまま、思うがままに機体を操る。つまりは、
リン
「最後には、オーロラのような光を発言させていましたね。アレもプルス・ガンダムの機能ですか?」
メカニック
「あー……、残念ながら違いますね。プルス・ガンダムに搭載されていたシステムは、操縦桿を介さない思考による機体の操作と、それに伴う駆動系やスラスター類の最適化まで。あくまで、
リン
「なら、あのオーロラは……」
メカニック
「プルス・ガンダムとドライベロスに搭載されたサイコフレームの共振、または人の意思の高まりと集中によるオーバーロード……。いずれにしても、理屈だけで説明しきれる光ではないですね、アレは」
リン
「けれど、あのオーロラは本当に綺麗でした。暗い宇宙なのに、すごく暖かくて。ああいう光が人の心から出るのなら、きっと奇跡だって起こせると思わせてくれます」
メカニック
「まぁ、悪いものじゃないとは思いますよ。機械を弄る人間という立場からすると、得体の知れない不確かなものですがね」
リン
「立場って、大変ですね」
メカニック
「まったくです。大人はどうにも、まず立場で考えて、物を言う癖がつく。……アラン隊長がお嬢さんに惹かれたのは、そういう息苦しさがないからかもしれませんね」
リン
「ただ世間知らずなだけです」
メカニック
「知らない方がいい世間、というのもありますよ」
メカニック
「……さて、最後の登場機体解説もこれで終わりです。こういうおまけの回まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。また、何かの機会にお会いするかもしれませんね」
リン
「何かの機会……?」
メカニック
「宇宙世紀っていうのは、争いが絶えない時代なんですよ。まぁ、今まで争いのない時代などありませんでしたがね。それでは、皆さんさようなら」